太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

限定1個

2024-04-09 08:14:21 | 日記

 沿道の満開の桜を見ながら釣り場までドライブといった良い季節になった。ところが連日雨が降ったり止んだりと残念な天気である。このところ新聞の折り込みに中古のブランド品の売買の宣伝をよく見かける。昔でいう質屋さんのようなものか。驚いたことに腕時計1本が3500万円というのがあった。何店か同じような価格である。年収1000万円の凄腕職人が3年以上かけてコツコツと作ったものか。郊外なら新築一戸建てが買えるではないかなどと呆れるばかりである。絵画なども同類である。買い手さえつけば何億でもその価値がある。河原の石ころだって。しかしモノにはそれ自体が本来備えている価値というものがある。時計なら時間を見るという価値だ。これにあてはまらないのが希少価値というものだ。もし限定1個という商品を作ったら価格は天文学的数字になるかも知れない。

競合商品のない機能を有し、デザインも斬新なものを世に出す時、価格はどのように設定されるか。社長の一言は、お客さんが喜ぶ(許容できる)最大の価格にせよ、だ。「世界に一つだけの花」というヒット曲がある。「NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one そうさ 僕らは世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに一所懸命になればいい」ヒットよりかなり前に「Only one」戦略を掲げた会社があった。まさにNo1でなくてオリジナリティのあるオンリーワンの商品開発をせよと言う意味だ。幾つかのそういう商品はあったが最後は会社自体がロンリーワンになり海外の会社に買収される羽目になった。

4月は新入社員の季節である。あれ、思ったのと違うなと感じ始める人も居るだろう。しかし会社というのは全く同じ仕事をする人を二人は置かない。必ず何処か違う仕事を任される筈である。その意味では全員希少価値だ。ただ忘れてならないのは同じ目的を持った人達が塊りを作ったのが会社と言う場であることだ。自分は違うと思うのはこれから先の話、オリジナリティーは急には発揮できない。まずは、馬には乗ってみよ人には添うてみよ、である。



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