黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 当局の無線設備の変遷 アンテナ編 其の1

2016年12月10日 18時43分26秒 | アマチュア無線


 以前にも此のブログに書き込んだが私が此の地に家を新築する気持ちに成ったのには二つの大きな理由があった。第一には其の当時は独身時代にアマチュア無線と南国に生まれながら腑とした事からスキーにのめり込み遊び呆けて居た為に貯蓄等は一切無く結婚したのが20代の後半で致し方なく結婚後は徳島市内のアパート住まいをして居たが家賃も馬鹿に成らず此の侭、何年間も払い続けても自分の物には何一つ成らない事を考えた時に少し生活は厳しいが自分の家を持つ事を真剣に考えたし其の延長線上には近い将来に必ずアマチュア無線を再開させる事があった。


 そんな或る時に住宅関係の人と知り合い話が段々と現実的に成った段階で親父に相談したら家の近所の田畑は譲れないが自分が購入した川向の大野の畑なら使えと言う話に成った。此の場所は国道筋から離れ駅からも遠い便の悪い場所ではあったが現地を見た時に回りに余り家は無かったし何せ農家の子供が新宅する以外は家を建てられない制約された場所であった事と土地の格好が三角定規の直角三角形(二等辺三角形で無い方)の形をして居り一番長い辺を利用すれば3.5MHz帯のフルサイズのアンテナも十分張れ、土地も東西に細長かったのでアンテナの方向性も問題が無かったので「此の地で家を建てれば定年退職時でも問題なくアマチュア無線が続けられる」と言う事が気に入った。


 家内は結婚して1年程度で家が持てるとは思って居なかった様で交通の便の悪さに不安は持った様だが子供が出来るとやがて会社勤めは出来無くなるので当座は問題が無かった事と子供を延び延びとした環境の中で育てたかった様で賛成してくれた。家が出来上がったらアパート住まいの間QRTしていた私の無線熱は再発して早速ワイヤーアンテナ(7MHz帯)を張りアマチュア無線を再開した。其の頃はワイヤーアンテナなのでDXとは全く交信する事は出来なかったが2年後位に電力関係の変電所で使用して居た四角のタワーを立ち上げると実家で使用していたモズレーのTA-33(S)を上に上げてアンテナが回せる様に成ると段々とDXとの交信が可能に成り21MHz帯や特に28MHz帯はアクティブに運用しDXの世界に どっぷりとのめり込んで行った。


 此のアンテナは今思い返すとゲインも然程無く際立った性能でもなかったが?とにかく頑丈なアンテナで大きさも手頃で此の頃は10,18,24MHz帯は未だ開放されて居なかったので7MHzから上のハイバンドを此のアンテナひとつ運用出来る手頃なアンテナで非常に重宝し1980年の前半まで使用したが使わなくなって置いて居たら或る方から請われて嫁に出し山奥の僻地で元気な姿を時々見る事は出来ていたが最近退職してからは其の場所を通る機会が無いので解らないが最後に見たのは私が購入してから30年は経過して居たが壊れずに原型を留めて居た。とにかく驚く程に堅牢なアンテナで其の事が強く印象に残って居る。


 U,VHF帯のトランシーバー 其の2

2016年12月10日 18時31分38秒 | アマチュア無線


     



 可成り前に少しサテライト通信に興味を持ち少し運用したが如何しても私の無線感?一寸生意気な事を申し上げるとアマチュア無線に於ける通信の面白さは読み切れないコンディション(電離層の妙味)と言う化け物を相手に予測出来ない偶発的なタイミングで御互い見知らぬ者同士が交信出来る所に一番の魅力が有り、其の意味で刻々と変化する電離層反射を利用したHF帯通信にこそ私は一番の魅力を感じる。其の限られたチャンスに確実に交信が出来る様に無線設備の充実をはかり運用テクニックを磨き其れ以外のありとあらゆる部分の改良と改善を図り其の結果として其れまで交信出来なかった場所やアマチュア局と交信する事が出来たり自分が目標としていた事が達成出来た段階で得る達成感や喜びを感じる事では無いだろうか?


 私がアマチュア無線の運用で如何してもHF帯に拘るのは波長の違いからU、VHF帯より遥かに電波がより遠くに到達する性質に有り此れはアマチュア無線の一番の醍醐味である「如何に寄り遠くの局と交信出来るか?」の可能性が広がる事にある。V,UHF帯もDXと交信する楽しみは有るが其の到達距離には自ずから限界が有り通常の場合交信が可能な距離は精々数百Km程度で特殊な伝播のダクトやスキャッターを使っても国内か近隣の国程度へしか自局の電波が到達しない(稀に例外も発生するが)現実が関門であった。従って先ずはHF帯のDXCCを達成出来てからV,UHF帯を楽しめば良いと思って居た。其の為に開局以来HF帯でのDXingにのめり込んでいた私がDXCCの全カントリーとの交信を達成した段階で次の目標と成ったのはU、VHF帯を利用した(50MHz帯や144MHz帯を利用した)日本国内の全市との交信であった。


 V,UHF帯で遠くの局とのQSOは常にノイズとの戦いで此れは私にとっての一番苦手な問題であった。50MHz帯の方はIC-756PRⅡで運用して居たので余り問題はなかったのだが144MHz帯と430MHz帯と1200MHz帯はSNに問題が有ったので思い切ってTS-790からICOMのIC-970を購入して入替えて運用して居たらSN問題は良化されたのだが周波数の安定度に少し不安を感じて後に高安定水晶(オプション対応)に交換して何とか現在は満足して居るが矢張り性分か?144MHz帯や430MHz帯を運用する事は余程の事でないと無い。


 私は無線機卓には必要以外の無線機は並べない主義なので現在は机の前の正面左側にIC-756PROⅡと左側にIC-970の二台が並ぶだけで其々の予備機は同じ部屋の片隅に置いてある筈だが此処3年間ほどは姿を見た事が無い。開局してから約50年、HF帯やV,UHF帯の無線機をボツボツと買い換えて入れ替えながら使用して来たが其々の無線機の購入代金を合計すると結構な金額と成って居て驚くが一部のトランシーバーを除いて勿体無い(無駄使い)をしたとは全く思って居ないし後悔も無い。



 


 今シーズンは何故か未だに3.5MHzでWとは未交信!

2016年12月10日 08時20分49秒 | アマチュア無線


 今朝は05:30JSTに目覚めた最近は昼間の散歩の距離を1.5倍に増やしたので矢張り疲れるのか?朝起きが段々と遅く成って来て居る。其れでも今の日の出は此れより遅いのでLow Band DXを遣るには調度良い時間帯の様で此れより早く起きても成果としては大差が無い様に思われる。今朝は7MHz帯よりは3.5MHz帯の方がDXの信号は多く聞こえて居たが如何してもバンドの特徴か?QRVする海外の局が少なく(聞こえないだけの事かも知れないが)信号が強く入感して居ても既に交信済みの局もポツポツと有って毎日1~2局の成果に終っている。今朝もバンド全体にノイズレベルが低く聞きやすかったが今朝の7MHz帯でWの局を呼掛け続けても応答が無くショックに陥った。其れと3.5MHz帯のW方面のクラスターにアップされた局が殆ど聞こえない状況が不思議で成らない。最近始めた3.5MHz帯の運用でコンテストを除く通常の運用でW方面とのQSOは未だ無い様なので意識はして居るのだが今日も交信する事は出来なかった。


         今朝の交信


  YT3X(3.5,CW) R3PR(3.5,CW) 6Y5WJ(14,CW)