黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

今金町での移動運用 (2014/07/07~08)

2014年09月11日 18時11分28秒 | アマチュア無線 移動運用



 


 二股温泉を出発し大沼国道(5号線)に出て長万部の町役場まで出て海岸線を南下し国縫漁港を通過し右折して国縫道路(230号線)を山側に進むと今金町に入った直ぐの所に美利河ダムが有る。今金町も北海道内では比較的運用が少ない所、以前にブログに書いたが私の場合は北海道の全町村で町では平取町、様似町、今金町が村では島牧村が最後まで残った。

 

 私の運用する移動地の選定は私が全町村との交信達成に苦労した場所を中心に決定して居る。従って苦労した沙流郡平取町、様似郡様似町、と今回の瀬棚郡今金町は其々2回目の運用と成った。今金町の前回の運用は2009年の美利河ダムの駐車場に車を停めて運用した。今回は前回と違う場所での運用を考え近辺を彼是と回ったが「何処も帯に短し襷に長し」で中途半端な状態で納得できる運用場所は無かったので前回の運用地から200m程離れた 「クアプラザ ピリカキャンプ場」のピリカ温泉の駐車場 北緯42度28分06秒98 東経140度12分11秒83 海抜136mHの地点に車を停めて運用した。運用時間は7日の16:51~21:52JSTと翌朝の07:30~07:59JSTに7MHz帯での運用で総交信数は185局に終わった。前日の温泉へのハシゴ、夜のピリカ温泉と昼の二股ラジュウム温泉の湯疲れが効いたのか?何時に無く朝の起床が遅く起きた時には既に朝のコンディションは終っていた。


  
 
 上段の最後の写真から奥美利河温泉の写真、前回の2009年の移動運用時に地元の人に教えて貰って運用後に訪れた。此の温泉は町営で運用されて居る様だが前回訪れた時に妙齢の大変美しい方が受付をしていて驚いたが其の人気も有ったのか?奥深い山中に有りながら若い人に人気があった。あれから5年が経過したので多分結婚して居ないだろうな?と思いながら訪れたが見事的中し男性の方が受付をしていた。此の露天風呂は広く池状の形をして居て衝立で仕切られているだけの混浴、今回も入浴中に若い男性が後から入って来て私を見るなり慌てて私より先の場所に行ったので「何を慌てて居るんだろう?」と思って居たら奥さんか彼女かは解らないが?衝立の向うには女性が入浴して居る感じ・・・私は露天風呂の一番手前の源泉が流れ込む場所に陣取って居たので万一私が露天風呂の先の方に移動すると女湯側が丸見えに成るので先に進ませない様に陣取った様子であった。此の温泉は自然の中で開放感に浸れるが残念な事に源泉掛け流しだが湯温が37.8℃と少し低め、夏場は長時間入浴してものぼせる事は無いが秋の後半の10月から5月の間は休業状態に成る。



 前回来た時に近辺に駐車場は無いように思ったが手前にも2箇所程、移動運用が出来そうな場所が有ったので此の場所で今金町を運用しても良かったなと思った。次回行くチャンスが有れば面白い運用場所である。



 


黒松内町での移動運用 (2014/07/06~07)

2014年09月11日 08時27分06秒 | アマチュア無線 移動運用


 

 


 喜茂別町の運用の後、230号線で留寿都村に入った。此の村は2009年に洞爺湖町との境界線の洞爺国道(230号線)の山間で運用した。その時の留寿都村の印象は田舎の寂しい所で有ったが今回は村に入ったら直ぐにジェット・コースター、ウォーター・スライダー付きの大型プール、綺麗なホテルなどが建ち並ぶ大型リゾート地の感じ随分イメージが違って見えた。私は此の村が北側に尻別岳(1107.22mH)遠く北西側に羊蹄山(1898mH)を臨むリゾート地である事を知らなかった。此の村から真狩村に向かう過程で蝦夷富士(羊蹄山)の姿を写真に撮ろうと車が停車出来る場所場所でカメラを向けたが生憎この日は山に雲が掛り美しい稜線を表すことは一度も無かった。村内の「道の駅 230ルスツ」で休憩した後、真狩村に向かい「道の駅 真狩フラワーセンター」に立寄り花の写真を撮ったあと村外れにある「まっかり温泉」に入浴した。



 其の後、230号線から66号線に乗換えニセコ町に向かった。ニセコと言えばスキーヤーの憧れの地、雪の降らない四国の生まれで雪国に憧れていた私は19歳~32歳位まではスキーに狂っていたが流石に北海道のスキーのメッカ、ニセコに来ることは出来なかったがスキー雑誌等では良く写真を見ていたので「真夏のニセコ・アンヌプリ・スキー場を見てもなぁ~」と思いながらも車はニセコ・アンヌプリ国際スキー場に向かっていた。急な坂道を上がる途中でペンションやホテルが建ち並んで居て私が訪れた信州のスキー場とは一味違う雰囲気があった。一番上のニセコ・ノーザンリゾート・アンヌプリ・ホテルの前に車を停めて夏草の生い茂る憧れのゲレンデを暫く見上げながら「若い時にスキーをしに訪れたかった」と思った。



 ニセコを出て羊蹄国道(5号線)を南下し蘭越町に入ると水田が見え始め北海道で初めてグリーンの絨毯を見た。最近は北海道産のお米は評価が高く全国に出荷され非常に人気が有ると言う。「ほしゆめ」や「夢ぴりか」の愛称で呼ばれるお米が此の地で生産されているのだろう。私は思わぬ場所で(奄美大島の瀬戸内町)北海道米で作られた御弁当を坂本さん(JA6GDC)から戴いて食べた事が有るが粒が大きめで確りしていて大変美味しかった。四国も温暖で気候的には米作りに適していると思うが味は信越や東北産には遠く及ばない。理由は良く解らないが多分水質と思われる。長野県や新潟県の農業用水路を流れる雪解け水を見た時、其の信じられない程の透明度に驚かされる。土壌や科学肥料において大きい差は無いと思うので有るとすれば気候と水質しか考えられない。最近の北海道産のお米が評価されるに付け決して気候的に米生産に恵まれて居ると思えない場所で生産されるお米が評価が高いのは矢張り綺麗な雪解け水を利用した米作りだからと私は思って仕舞うのだが・・・・

 


 黒松内町の運用地は蘭越町から一度、長万部町に入り南側から黒松内町に入った直ぐの9号線サイドの駐車場で北緯42度37分55秒76 東経140度18分34秒65の海抜109mHで運用した。釧路の三橋さん(JE8DVU)との交信の中で此の辺は熊が多く生息する地域、十分注意する旨のQSPが有ったので夜と朝方の発電機の始動や停止時に外に出る時は十分注意した。夜の此の場所の車中泊は当然に私一人で有ったが最初の写真に有る様に直ぐ後ろは熊笹が生い茂る今にも熊が出て来そうな場所であった。朝方に掃除をして居るおばさんに会い「此の辺りは熊が居るんですか?」と聞いたら「私は直接、遭遇した事は無いが熊の糞は時々見ますね」と言って居た。無線の運用には抜群の場所では有ったが車中泊は余りお薦め出来ない場所の様だ。



 運用は17:49~22:54JSTと翌朝の04:28~07:18JSTに7MHz帯で運用、総交信数は216局に終わった。交信実績はとても納得の行く数字では無かったが、久し振りの200越え、何より黒松内町は1stQSOと言われる局が多かったので行った甲斐が有った。



 2枚目以降の写真は長万部町に入り二股から右折して842号線を山間に入り8Km程進んだ「二股ラジュウム温泉」の写真、特に2枚目の写真、温泉湯華で出来上がった巨大なドームは世界でも珍しくアメリカの国立公園のイエローストン公園のマンモス温泉郡と此の二股温泉の二箇所しか存在しないと言われ5.47マッヘのラジュウムと稀少な天然炭酸カルシュウムの水溶性と透析性で効能も高く医者に見離された病人の湯治湯として有名な温泉らしい。私も入浴したが浴場や設備は一般の有名な温泉地と比較すると立派な物では無かったが温泉のお湯を見た時「これは間違い無く効きそう」と感じた。お客さんも湯治客風の人が多く20~30分間、湯に浸かると休憩室で休み其れを終日繰り返す方が多く私が1時間半ほど入浴した間に誰一人帰るお客さんは居なかった。最初入浴料を払う時に1000円だったので「北海道内では少し高いなぁ~」と思ったがお客さんに聞くと終日の入浴料で休憩室の利用料も含んで居るので湯治客に喜ばれて居るらしかった。温泉の有る場所が少し僻地で一般の人が絶えず行く温泉地の様には思えなかったが其れだからこそ行って良かったし健康な人には効き過ぎるのjか?温泉から出たら湯疲れしていた。



 過去に全国の温泉に入って此の様に感じたのは秋田県湯沢市に有る「泥湯温泉」、鹿児島県鹿児島郡三島村の「東温泉」と此の「二股ラジュウム温泉」しか無い。どの温泉も数日間、温泉の匂いが消えなかったり指の爪が割れたりした。