さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
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さすらいの風景 タリン その8

2015年08月03日 | 海外旅行
ラエコヤ広場から北に向かうことにしましたが、まず聖霊教会を見学しました。

聖霊教会は、市庁舎及び聖霊教団救貧院の礼拝堂として、14世紀に現在の姿がほぼ整った古い教会です。



壁に掛けられた大時計は、1684年にタリンではじめて取り付けられた公衆時計です。



堂内は、天井も低く、薄暗い感じでした。

タリンの他の教会が裕福な貿易商人のためであったのに対し、聖霊教会は下層の人々のためのものでした。



年期の入った説教台。



堂内には、宗教革命の破壊を免れた貴重な文物が保管されていますが、特に有名なのは主祭壇です。



主祭壇は、ベルント・ノトケによって15世紀に造られたものです。木彫で「聖霊の降誕」の場面が描かれています。



この主祭壇も階層状に装飾されています。教会の売店で買った印刷物からの画像を載せておきます。

まず扉絵。



第一面。



展示されていた第二面。



堂内は、二階建になっており、桟敷の壁には、旧・新約聖書の場面が描かれていました。



全体では57枚の聖書の場面が描かれており、これらは字の読めない人々の教化に使われました。

これはエデンの園と楽園追放の場面ですね。



受胎告知とキリストの誕生。



十字架を担うキリスト。

絵が黒ずんでいたり、表面に光が反射したりして、全部を見分けることはできませんでした。



美しいステンドグラスも飾られていました。









ステンドグラスは、細かい模様が描かれているので、比較的新しいもののようです。



聖霊教会の前にある大グルドの会館は、1410年に建てられた大ギルドの集会やパーティー、結婚式に使われてきた建物です。1920年にギルドは解散し、現在ではエストニア歴史博物館として使われています。



通りを進むと、ブラックヘッドの会館が現れました。守護聖人にエチオピア生まれの聖人マリティウスを戴いた友愛会の会館です。ブラックヘッドの友愛会は1399年に組織され、外国人や未婚の若い商人が大ギルドに加わるための準備期として、席をおきました。



16世紀にオランダル・ネッサンス様式に改装された建物の外壁は、さまざまなレリーフで飾られ、守護聖人が飾られたカラフルナなドアは17世紀のものです。



通りを進んでいくと、道が二手に分かれました。左のピック通りへ。



ピック通りは、港から旧市街の中心まで通じる通りです。



横道のヴァイル通りへ。

ヴァイムとは幽霊のことで、オランダ商人が妻を惨殺し、その幽霊が出るようになったといいます。17世紀から正式に幽霊通りと呼ばれてきています。

枯れ枝に覆われて荒れた家があったりして、暗い雰囲気の小路でした。



ヴァイム通りを抜けると、ピック通りと平行に走るライ通りにでます。



ライ通りは、広い通りの意味です。ピック通りが商人たちの通りであったのに対し、ライ通りは職人のための通りでした。



古い家が並んでいます。



リガと同じくタリンでも三人兄弟と呼ばれる建物がありましたが、少々荒れた感じです。

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