さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ペトラ遺跡 その11

2014年04月10日 | 海外旅行
ペトラ遺跡の見学を終えてホテルに戻り、シャワーをあびてひと休みして元気を取り戻しました。夕食を終えてから、8時半開始のペトラ・バイ・ナイトに参加しました。

夜になっても良い天気が続いており、ホテルの部屋の前からは、灯りに照らされてペトラの街を眺めることができました。

写真の下に見えるのが、遺跡入り口の広場です。



ホテルの玄関先に下りると、昔の岩窟墓を利用したケーブ・バーがライトアップされていました。

今日の遺跡見物のシメは、このバーでビールを飲むことにして、もうひと頑張りすることにしました。



ペトラ・バイ・ナイトの集合場所は、遺跡入り口の広場でしたが、周囲の土産物屋が開いていたので、参加者はそちらをのぞいていました。



ベドウィンの先導者についてエル・ハズネを目指します。到着後に良い席を得るために、先頭集団に入って、早足で歩きました。シーク入り口までは、道の脇にロウソクの灯りが一列に置かれています。



シーク内に入ると、両脇にロウソクが置かれるようになりましたが、足元もおぼつかない暗さです。懐中電灯で足元を照らしている人もいましたが、このイベントは、ロウソクの灯りしかなかった時代の神秘性を味わおうということなので、暗い中を歩くのが正しい参加方法です。



遺跡入り口からエル・ハズネまでは、2kmほどありますが、暗い中では、それ以上の距離があるように感じます。

ペトラ・バイ・ナイトは週3回の開催のため、ツアーによってはペトラに到着した夜にペトラ・バイ・ナイトに参加する場合もあります。ペトラ・バイ・ナイトでは、シークの中の歩きは、トンネルの中を歩いているような感じで、エル・ハズネが現れる瞬間の感動は昼間とは違ったものになります。一日遺跡内を歩き回った後にペトラ・バイ・ナイトに参加するのは体力的にきついものがありますが、やはり順番としては、昼間見たうえでペトラ・バイ・ナイトに参加するのが良いでしょう。



エル・ハズネの広場は、ローソクの灯りに埋め尽くされていました。ゴザが敷いてあり、一番前の良い場所に座りました。



ミントティーが配られ、これを飲みながらショーを見学しました。

ロウソクの灯りに照らされたエル・ハズネの建物の写真撮影は、難しいものになりました。ロウソクの灯りは、巨大な建物の下部しか届かず、上部は暗闇の中でした。



ベドウィンのショーは、まず民族楽器のウードの演奏が行われました。暗い中での演奏でシルエットしか見えないので、ストロボを使って撮影しました。続けて笛の演奏も行われました。



さらにペトラにまつわる昔語りが行われて、ショーは終了。ショー自体は、さほど面白いものではありませんでした。ペトラ・バイ・ナイトは、遺跡の夜の雰囲気を味わうものです。



ショーの終了後、自由解散になって、思い思いに写真撮影を行うことになりました。



帰りしなにシークの出口から見たエル・ハズネ。昼間とは違った雰囲気です。



シークの中から見上げる星空。



西の空に月とオリオン座が出ていたので、振り返りながらシークを戻りました。





帰りに使うのに、懐中電灯は持っていった方が良いですね。



シークを出ると、頭上に星空が広がりました。



ジン・ブロック近くの岩に、ロウソクが並べられていました。



ロウソクに照らされた岩と星空。



写真を撮りながらホテルへ戻りました。



ホテルに戻ったところで、ケーブ・バーに入ってビールを飲みました。長い一日が終わりました。

ペトラ遺跡は、予想以上に大規模で見学に体力も必要でしたが、ここだけでしか見られない光景が広がっており、遺跡好きには必見です。
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