さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 王家の谷 その2

2018年01月26日 | 海外旅行
最初にラメセス4世の墓を見学しました。ラメセス4世の在位は、B.C.1166~B.C.1160です.

王家の谷の入場券では、開放されている一般王墓のうち三つに入場できます。ただ、人気のあるツタンカーメンの墓は、別料金になっています。



入口の脇には、説明版が置かれており、墓の構造も書かれています。

ラメセス4世の属する第20王朝は、ほとんどの王がラメセスと言う名を持っていることからラムセス王朝と呼ばれることもあります。ラメセス4世は、古代エジプトで大きな権威を持った最後のファラオと言われるラメセス3世が暗殺された後を継ぎましたが、具体的な情報は残されておらず、王権の弱体化が進んでいきました。



入口から入ると、長い廊下が続いています。



ファラオが、太陽神であるラ-に挨拶しています。



天井画。



通路を進んでいきます。



石棺の置かれた埋葬室が見えてきました。



通路脇の壁も絵で埋め尽くされています。



埋葬室へは、階段を少し下ります。



埋葬室に置かれた石棺。



埋葬室の壁画は見事です。





夜の航海をしているラー神にファラオが挨拶をしています。





中央の穴にいる蛇は無限の時間を示しており、その両脇には12時間を示す女神が6人ずつ立っています。





天井に描かれている腕を広げた女神はヌト女神だと思います。



埋葬室の天井には「昼の書」と「夜の書」の場面が描かれています。ヌト女神は夜には太陽を飲み込み、朝には太陽を再び生み出し、ラーと同一視されて死んだファラオに永遠の生命を与えて再生させます。



写真の下段に星が描かれているので夜を、上段が昼を示しているようです。



埋葬室の奥にも付属室が設けられていました。



付属室の廊下の両脇にも小部屋が設けられていました。





付属室の天井にも壁画が描かれていました。



付属室正面の壁。



廊下の壁画を眺めながら戻りました。



このラメセス4世の墓は先回も見学しているのですが、写真撮影もできなかったことから後で思い返すことも難しく、ほとんど忘れていました。
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