自然の摂理は諸行無常です。
人にも国にも四季があり
避けられない運命があります。
善悪を抜きにして言うならば
１９４５年に失ったものは
その当時まで世界の主流だった
植民地政策主義です。
残ったものは、復興しようという精神です。
今では信じられないですが
７０年前は東京は廃墟だったのです。
１９５５年の経済白書に
「もはや戦後ではない」と発表され
１９６０年からは所得倍増計画というスローガンで
高度経済成長が始まりました。
物質的な貧しさからの復興は
復興しようという精神から始まるのです。
現在に話は移ります。
不景気と言いながらも
また今年（昨年）の個人金融資産は過去最高を更新しました。
オレオレ詐欺も過去最高を更新しました。
空き家問題や相続問題も目白押しです。
２０１５年現在、失ったものは
心の貧しさではないでしょうか？！
「死活」という変な言葉も流行っているようですが
ようは財産の整理や死を受け入れる事ではないでしょうか。
もちろん大切なことですが
もう一歩進んで
心豊かに生きることを始めてはいかがでしょうか。
貧しさとは奪い合いであり
豊かさとは分かち合いです。
いつの時代も残るものは、精神や魂です。
２１世紀の復興は
心を豊かにして生きようという精神から始まるのではないでしょうか。
運も良くなります。
