ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

鉄分補給・18きっぷで紀伊半島一周の旅その2。

2021-08-31 18:00:00 | 鉄分の多い話
「民宿なまはげ」の朝は早く、6:45には朝食だ。

シンプルだが、必要最低限なものは揃っており「これぞ旅館の朝ごはん」だ。

チェックアウトから電車までは2時間以上あったので勝浦の街を散策したのだが、それはまた後日詳しく(笑)。

 2328M 紀伊勝浦1005発→紀伊田辺1212着
旅情はないが、快適な227系1000番台ロングシート。
みんな山側に座り、窓越しに太平洋を観ながら乗っている(笑)。

太地、串本、周参見…
馴染み深い駅名を聞いているうちに、11:52白浜着。
59分の発車までは、7分ある。
駅弁を買うには、充分だ。
首尾よく、駅弁とビール(発泡酒だが)をゲット。

紀伊田辺に着くのは、12:12。
今はロングシートで食事ははばかられるし、乗り換えてから食べよう、と思っていたら…

2356M 紀伊田辺12:19発→御坊13:08着
なんと、コレも227系1000番台のロングシートだった(泣)…
弁当を食べるわけにもいかず、せめてぬるくなる前にビールだけでも…

…この暑さ、3口ほどでロング缶が胃の中に吸い込まれた(笑)。
ビールの余韻で、車窓にグイグイ迫る海を楽しむ。


354M 御坊1310発→和歌山1412着
関空・紀州路快速でおなじみ223系、待望のクロスシート。
満を持して、駅弁開封。

「弁鶏(べんけい)」という、白浜や紀伊田辺で売られている弁当だが鶏ももが炭火で香ばしく焼かれており、大層ウマい。
これでこそ、テツ旅だ…

4582H 和歌山1414発→天王寺1525着
おなじみ紀州路快速で、日根野で関空から来る関空快速と連結。
もうここまで帰ってくるとほぼ日常感覚なのだが、それまでオール各停で紀伊半島を一周してきただけにいざ快速に乗るとものすごく速く感じる。
普段は関空からの帰りに乗っていて
「おっそいな〜、カネかかっても『ラピート』にしといたらよかったか?」
と思ったりもするのだが、贅沢になってしまっていた自分に気付く。

3384K 天王寺1530→奈良1603
これまたいつもの、221系大和路快速。

2634M 奈良1623→城陽1650
221系みやこ路快速。

1648M 城陽1701→(最寄り)

2日間を通じてこれ以上ない好天(というか猛暑)に恵まれ、どの列車も全く遅延しなかった事に感謝を申し上げたい。

自分のブログを繙くと、18きっぷの旅は私自身5年ぶりのようだが今回強く思ったのは
「テツ旅における『旅情』の感じ方を、アップデートせねばならない」
という事だ。
18きっぷで各停に揺られ、車窓を眺めながら昼間っから缶ビール飲んで…という旅を嫌いな鉄道ファンは、ほぼいないだろう。
しかし昨日今日と読んでいただいてお分かりいただけたように、紀勢本線は東は亀山から西は御坊まで、ロングシート車両しか走っていない。
先ほどの旅情を感じるなら特急のロマンスシートや急行・近郊型クロスシートがよいのだが、ロングシート車両はそういった旅情を徹底的に排除し通勤・通学などの「地元の足」としての機能に特化した車両なのだ。
普段行かない土地に乗り込んでロングシートばかり乗らされて「旅情がない」とボヤくのは愚かな事であり、その人達の生活の中に我々がお邪魔しただけの話だ。
国鉄が民営化されて34年経ち、もう日本中のどこを探してもキハ28/58なんて走っていないし、キオスクに冷凍みかんやゆで卵など売っていないのである。

私は本当に旅が好きで、カネもないのに年に何度も小旅行に出るのだがクルマの旅でも「道の駅」の地元野菜には旅情を感じるし、飛行機の旅においても出発ロビーに響き渡るアナウンスやチャイムを耳にするたびテンションが上がる。
極言すれば、私のような昭和のオッチャンは国鉄の非効率な商売が好きだっただけで、令和の今はとにかくデータに次ぐデータ、効率に次ぐ効率の世の中だ。
令和の鉄道事情の中での旅情に、私は早く気付かねばならないのだがあいにく私は水戸岡鋭治の作品を全く好きになれないのである…
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鉄分補給・18きっぷで紀伊半島一周の旅その1。

2021-08-30 19:48:00 | 鉄分の多い話
てなわけで、なかなか売ってなかった時刻表を片手にしばしの鉄分補給である。

615M 最寄り→木津921着
コレはいつもの221系。6両なのでガラガラで快適!

322K 木津926発→加茂932着
これもごく普通の大和路快速221系8両。
夢の「車両独占」(笑)。

230D 加茂936→亀山1103
やっと雰囲気が出てきた。キハ120の2両編成。

やはりテツ旅となると、1本はディーゼルに乗らねば。
車内はロングシートとクロスシートが半々で、運良くクロスシートに座れたがまるでクッションがない。
伊賀上野までは木津川沿いに走るが、なかなかの渓谷美。
しかし、およそ「本線」とは思えない線路(笑)…

923C 亀山1116→多気1218
JR東お得意の、オールロングシートによるディーゼル、キハ25。

18きっぷで東海道本線を走られた方は、熱海〜豊橋間がロングシート車両しかない事に面喰らわれた経験がおありだと思うが、まさしくアレである(笑)。
一身田で地元の女子高生がドカーンと乗ってきて焦ったが、次の津で大半が降りた(笑)。

多気に降り立ってちょうどお昼時となったが、駅弁などあるはずもなく駅前にはこんな食堂がポツンと1軒。

腰の曲がった老女が切り盛りしており、お昼はほぼ日替わり定食以外頼まないでほしいような圧を受けたため(笑)、日替わり定食650円に。

いいではないか。
このヘルシーでストイックな感じ、細部に至るまでの手作り感が嬉しい。

331C 多気1322→新宮1704
こちらも噂には聞いていた、旅情のカケラもないキハ25のロングシート。

紀伊長島あたりまでは山間部を走るが、それを過ぎると待望の海が。

しかし尾鷲で20分止まったり…
鉄分の多い人でなければ耐えられないだろう。
そりゃ、みんなクルマで動くよね(笑)


2340M 新宮17:10発→紀伊勝浦17:37着
新宮まではJR東海、新宮から西はJR西日本。
ここからは電車特急くろしおが走っているように電化されており、同じロングシート2両でも227系1000番台だ。



宿は紀伊勝浦駅の北側なのだが、駅前もなぁんもない(笑)。

今宵お世話になるのは、「民宿はげやま」。

完全に食堂がメインで、その意味ではオーベルジュだ(笑)。

名物のまぐろをフィーチャーした、夕定食。

素晴らしい。
民宿の食事は、こうでなくてはいけない。
まぐろがメインだがそれだけだと物足りないので、ボリウムを補完するトンカツ。
この「民宿はげやま」は、例によって後日特集にさせていただく事にする(笑)。

中の風呂はショボいらしいので、歩いてすぐのこちらで500円を払って日帰り温泉。

塩辛い、天然温泉だ。

これまた歩いてすぐのローソンに寄り、炭酸水と氷を買って帰り、持ち込んだウイスキーをハイボールにしてチビチビと…

カネは全くかかっていないが、この夏一番の贅沢な夜である…
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ガーリックライスが「塩を先に投入」でコレほどウマくなるとは…

2021-08-29 19:20:17 | 男の料理
先日、妻が「キユーピー3分クッキング」を観ていて、副菜のガーリックライスの作り方に大層興味を持った。
私もそれを聞き、やってみたのだがコレがとんでもない大当たりだったのだ。

まず、「業務スーパー」で買ったニンニクスライスを水でもどし、中華鍋でオリーブオイルと共にじっくり加熱。

程よく揚がったら、器によける。

残ったオリーブオイルに、塩を投入。
目安は、ごはん3合なら小さじ1。

ごはんを投入、よく混ぜる。

混ざったら、先程よけておいた揚げニンニクを加えてさらに混ぜる。

コレだけで、信じられないほどウマいガーリックライスになる。

夕食を豪華に見せつつ洗い物を減らしたいので、昨日と今日はガーリックライスのワンプレート晩ごはんにした。
昨夜は「王将」の餃子、オリジナル回鍋肉にガーリックライス。

今夜は、和風ハンバーグ。

最高だ。
極端な話、おかずなどなくてもこのやり方ならガーリックライスだけでナンボでもいけてしまうほどにウマいのである(笑)…

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川釣り・石窯ピザ・温泉…「森の京都」を満喫。

2021-08-28 17:28:06 | 旅行・レジャー
今日から、私の今年の夏休み。
と言っても平日に休みを取れるのは今年は月・火だけだ。

初日の今日は、時ならぬ長雨が終わりようやく真夏の暑さが戻ったなか京都市北部の上桂川へ釣りに。

このあたりが京都市右京区だというのには、私は激しく違和感がある。
周山(しゅうざん)と言えば、私の中では未だに北桑田郡京北町だ(笑)。
ただ、緊急事態宣言下なのでBBQ客の締め出しのため河原は開放されておらず、仕方なしにこのあたりで釣る。

いつもの4.5㍍の竿に道糸0.8号、玉ウキ、袖針4号にサシ虫。
釣れるのは、小さなカワムツばかり。

先日来の大雨続きで魚が流されてしまったのか、本当に小さなのしかいない。
30分で5匹ほど釣り上げたが、釣りごたえがないうえにクソ暑いので早々に退散。

ここから15分ほど北上すると、一昨年やってきたカフェがある。



シャレた店で、ここは石窯ピザが名物だ。

私は、「彩り夏野菜ピザ」を。

さすがに石窯でパリッと焼き上げたピザはウマいのだが、具材が夏野菜というだけで少々決め手に欠けるような…
ソーセージなりベーコンなりアンチョビなり、塩味のしっかりした何かがほしいところだ。

さて釣りをして汗だくになったので、流して帰る。
ここから離合も難しい府道365号線などを20分少々走ると、「道の駅スプリングスひよし」に着く。
2年半前に一度来た事があるが、ここの温泉は山の中なのに食塩泉でしょっぱいのだ。

さすがに中は撮れないので、この写真はHPより引用(笑)。

少しだが自然と遊んでログハウスでウマいピザをつまんで、温泉に入って「森の京都」を満喫したのだった…
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肉じゃがの残り汁で、最高の玉子丼。

2021-08-27 19:21:59 | 男の料理
ある日の夕食は、肉じゃがであった。
夜に煮込み、ひと晩寝かせる間にじゃがいに味が滲み、また具材からダシに味が移るので大層ウマい。

皆さんは、この肉じゃがの煮汁をどうされているだろうか?
まさか、そのまま捨てるなんてもったいない!

小鍋に取り、小口切りにしたネギを煮て卵を落とす。

コレだけで、最高にウマい「ネギたま丼」になるのだ。

貧乏くさい、と笑いたい人は笑えばいい。
関西人は、始末の心。
すなわち、素材に敬意を払い最後まで味わい尽くすのだ。
いわゆるケチとは、全く異なる。
甘辛く似たダシに、肉や野菜の旨味が滲み出したのがウマくないはずがない。
コレを卵とネギで、余すところなくいただく。
お盆の長雨で涼しさに慣れた身体に、このところの暑さは妙に堪え、食欲も落ちるのだがそんな時にこそ試していただきたいウマさなのである…
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