ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

京丹波の山の幸で、焼肉などを。

2018-06-30 21:00:00 | うまいもん
先日、母親の長兄が亡くなった。
90歳の大往生で、ガンだったが最期は眠るようだったとの事。
年齢を全く感じさせない元気さで、とても大事にしてもらったので亡くなったのがとても信じられない。
告別式には参列出来なかったのだが、やっと今日霊前に手を合わせる事が出来た。

舞鶴とんぼ返りで、本当なら日本海で釣りでもして帰りたいのだが喪服で釣りをするわけにもいかぬ(笑)。
せめて何かオモロいものでも買って帰ろうと、いつもの京都縦貫道の道の駅「味夢(あじむ)の里」で、京丹波の野菜などをしこたま買って帰った。

とうもろこしも買ったのだが、買ってすぐにシャトルシェフに入れてしまったので撮るのを忘れた(笑)。

疲れているので、今夜は切って焼くだけの焼肉に。

名物の肉厚なしいたけ、旬を迎える万願寺とうがらし、たった100円でスゴい量のチシャ。

焼けるまでの間、先ほどシャトルシェフで茹でたとうもろこしをかじる。

甘い。
茹でる時の塩以外、何も味付けは要らない。
焼肉のタレなどに漬けたら、もったいないほどだ。

安い肉を、チシャに巻いていただく。

しかし、やはり一番のヒットはしいたけだ。

我が家は息子以外はしいたけが大好きで、しばしば肉厚のを買っては魚焼きグリルであぶって塩だけでいただく。

しかし、トシもトシなので肉より野菜ばっかりですなぁ(笑)…
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「万引き家族」を、観る。

2018-06-29 23:00:00 | エンタメ

第71回カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルム・ドールを獲得した、是枝裕和監督の衝撃の問題作「万引き家族」を、ついに観てきた。

これから観る人も多いと思うのでネタバレは避けるが、とにかく考えさせられた。
血はつながっていても親に愛されない子どもか、血のつながりはない疑似家族でも「万引き」でつながっている集団の子どもか、どちらが幸せか?を真剣に考えさせられる。
決して、是枝監督がその二択を迫っているわけではないのだが。

同時に、世界でこれだけ高い評価をされたという事は海外の方がより引きつけて考えられるからだろうか?
日本は、治安の良さでは世界一と言われる。諸外国の事情は知らないが、家族の秩序も保たれている方ではないかと思う。
しかし海外に目を向ければ、日本の比ではないほどに万引きや窃盗は行われているだろう。
寄り添って暮らす集団も、一見家族のように思えても実はそうではない、まさにあの映画の中の世界のような集団も少なからずあるのかもしれない。
日本から出た事がない私は、周りにいわゆる「複雑な家庭」というのが存在しないのでとても引きつけて考えられない。
衛生的という言葉と最も縁がないような、滅多に見られない雑然の限りで暮らす人達を疑似体験させてもらった。

もう1つの驚きは、ロケ地の大半が東京都足立区である事だ。
ラスト近くのバス停のシーンで「南千住」という地名が出たので検索してみたのだが、あのスーパーや商店街、病院など大半が足立区に実在する光景なのだ。
私は4年前、9ヶ月だけ東京都江東区に住んでいた事があるが、はるかに近代的だった。
古き良き、という言葉を飛び越えた、レトロという言葉はむしろ当てはまらない光景が、23区内にはあれほど現存するらしい。
次に東京に行く用事があったら、巡礼しなければ(笑)…

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10年以上ぶりに、「古潭」でラーメンを。

2018-06-28 20:00:00 | うまいもん
大阪の地下街などには必ずある、大阪の老舗ラーメンチェーンといえば「古潭(こたん)」。

当たり前すぎて、もうかれこれ10年以上足を運んでいなかったので久しぶりに行ってみようと。
今回は、阿倍野の地下街「あべちか」の店。

もうどんなメニュウ構成だったかも忘れてしまっていたが、ランチメニュウはこんなんだった。

シンプルな醤油・味噌・塩で、あとは組み合わせ次第で定食になるのだが、塩が一番高いというのは驚きだ。
さぞ、こだわりの塩を使っているのだろう。

久しぶりに再会した、古潭の醤油ラーメン。

あ〜、こんなんだったような気がする…
民芸調の木杓子と、彩りに添えられた人参の細切りで思い出した。

箸を上げてみる。

中太ストレート麺である。

スープをひと口。
おっ、生姜ではないか。
まったりとコクがあるのが古潭の特徴だが、ひと口めに生姜を意識したのは初めてかもしれない。
鶏ガラ・豚骨、数多くの野菜を煮込んだとHPにあるそのスープは、実にまろやかでウマい。
麺も多加水麺だそうで、モチモチとしている。

大阪はうどん文化ゆえ、ラーメンの名店というものがなかなか育たなかった。
今でこそ「金久右衛門」や「JUNK STORY」、「弥生」それに塩で展開する「塩元帥」など枚挙にいとまがないが、この古潭は大阪人に昔から愛された老舗ラーメン、のおそらく最右翼に位置するだろう。
優しすぎて、若い時にはパンチのなさゆえあまり印象に残らなかったのだが逆にこのトシになるとこの優しさが嬉しいのである…
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スタレビ4年ぶり39枚目のニューアルバム、「還暦少年」。

2018-06-27 20:00:00 | No Music,No Life.

一生ついて行こうと決めた、私の人生を支えるバンドであるスターダスト・レビューの4年ぶり39枚目のニューアルバム「還暦少年」が、Amazonから届いた。
もちろん、DVD付き初回限定盤である。

スタレビと言えば、先日リードボーカル・ギターの根本要氏が脳血栓で入院、というのがニュウスになり、ファンを驚かせた。
タイトルの通り、根本氏とベースの柿沼氏が還暦を迎えた。レコーディング、プロモーション、ライブとハードスケジュールが続くが、加齢と共に無理が効かなくなる。
退院され、今はすこぶる元気だそうだがどうかご自愛願いたい。

今回はプロデューサーにあのギタリスト・佐橋佳幸氏を迎え、アコギ・エレキ共にさらに冴えを見せるサウンドがズラリと並んだ。
「Windy」はまさにレースのカーテンから太陽が差し込み風が吹いて来るような爽やかなアコギのカッティング。
「Blues In The Rain」は終始まったりさせてくれるのかと思いきや、間奏のボトルネック奏法でドキッ!とさせられる。
そしてホーン・セクションやストリングスは言うに及ばず、フェンダー・ローズと並ぶ打鍵式エレピの名機・ウーリッツァーやホンモノの英国ハモンド社のB-3オルガンを使用するなど、かつてないほどのアコースティック回帰・ホンモノ回帰なのだ。
スタレビの捉え方は人それぞれで、シンセポップだと思っている人やコーラスグループだと思っている人も居るだろうが(私に云わせれば全部だが)、ここまで生楽器の空気振動にこだわったアルバムというのは正直スタレビ史の中でも初めてではなかろうか。

ライブバンドである彼らの事、当然「世界はいつも夜明け前」やタイトルチューンの「還暦少年」など踊れる曲もあるのだが、敢えてミディアムで切ない「海月」から始めているという曲順も興味深い。
オールドタイミーで哀愁を感じる「You're My Love」、初期を思わせるコーラスのシャッフルチューン「恋するTシャツ」と徐々に上げていきながら、人生訓に満ちた「路傍の歌」で座らせられる(笑)。
「石ころのように ひたすらそこにありなさい 穏やかな心と共に」
という一節が沁みる、ミディアムバラードだ。
私だって、辞めてやろうかと思った瞬間は何度もある。
(何を辞めるかは、さておき)
でも私はこの曲のように、穏やかにひたすらそこにあろう、そんな人間がひとりぐらい居てもいいだろう、と密かに思ったのだった。

「還暦少年」は、根本氏が還暦をどう捉えているか、個人的にものすごく興味があった。
諧謔的にいくのか、「道」のように真摯にいくのか?
出された答えは「Goin' Back To 1981」、「Average Yellow Band」に続くマイルストーンソングとなるロックンロールだった。
実に根本氏らしい、力の抜け方であった(笑)。

カントリーな曲調が、いかにも柿沼氏らしい「ジグソーパズル」、ラストは
グッと来るところが秦基博の「アイ」を彷彿とさせる「静かな愛に」に至るまで、失礼を承知で言えば全く捨て曲のない、攻めに攻めたアルバムであった。
前作「Shout」は、これもまた失礼ながらプロデューサーのKANの存在感に負けてしまった部分も否めないが、今作は佐橋氏をスタレビがいい意味で使いこなしている。

この佐橋氏のプレイ、アレンジをライブでどう再現しながら次のツアーを迎えるか?
サポートの岡崎氏、責任重大である(笑)…
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「にわかサッカーファン」は、応援したらアカンのか?

2018-06-26 20:00:00 | 思うこと

FIFAワールドカップ・ロシア大会で、日本代表が下馬評を大きく覆す躍進ぶりを見せている。
ランキングで45位も違うコロンビアを、序盤の相手の反則退場という幸運もあって2-1で撃破。続くセネガル戦も先行されながら乾と本田の胸のすくようなゴール、華麗に決まったオフサイドトラップもあって2-2のドローに持ち込んだ。
2戦して、未だ負けていないなんてスゴいではないか。

もちろん私も眠い目をこすりながら熱い声援を送っているのだが、こんな時に決まって聞かれるのは
「にわかサッカーファンに、うんざり…」
という、普段から熱心に応援しているファンだ。
実際、東京でも大阪でもにわかサポーターが繁華街を占拠し、大騒ぎしているのがニュウスになっている。

私は、この現象を決して悪いとは思わない。
私はもう22年以上、中央競馬を熱心に観ているがにわか競馬ファンなんてどこにもいない(笑)。羨ましい限りだ。

にわかファンになれる、という事は、それだけサッカーというスポーツがシンプルでグローバルだからではないのか。
比較の対象としてプロ野球が挙げられるが、プロ野球は80年の歴史があるので「にわかファン」というのはそもそもあまり存在しない。
最近では、広島カープの事をよく知らない女子が「カープ女子」になったりするぐらいだろうか。

そこへ行くとサッカーは、ここまでにわカファンが出てきたというのはJリーグ発足~W杯出場という四半世紀の取り組みの成果ではないか。
その昔、明石家さんまが
「お願いですから、元日の天皇杯を満員の国立競技場でやらせてあげて下さい!」
とTVで発言していたが、隔世の感がある。

Jリーグが発足した年、あの「ドーハの悲劇」があって日本全国が悔し涙にくれた。そして4年後、野人・岡野の決勝ゴール、いわゆる「ジョホールバルの歓喜」で日本はフランスで行われたW杯に初出場。
が、そのフランスで日本は3戦全敗。あたらめて世界の壁の高さを思い知らされた。

その後の2002年トルシエジャパン・日韓開催の熱狂があり、2006年ジーコジャパンの惨敗もあった。
歴史に汚点を残したクロアチア戦・柳沢のQBK、その大会を最後に引退した中田英寿は「自分探しの旅に出る」と言ったまま未だに自分が見つかっていない。
2010年は大方の予想を裏切る1次リーグ突破で「岡ちゃんごめんね」が流行語になったと思えば、2014年はザックジャパンが何もさせてもらえず…

野球少年だった私は、ここまで全世界が熱狂するサッカーというシンプルかつグローバルなスポーツを、W杯のたびに羨ましく思うのである。
五輪も盛り上がるが、たった1つの競技でここまで盛り上がれるのは本当にスゴい事ではないか。

「そう。全てが今につながっている…」
(『半分、青い。』秋風羽織の言葉)

五輪でも冬季フィギュアスケートの羽生結弦のにわかファンもいるかもしれないが、そもそもフィギュアというスポーツは難しい。
採点の仕組みも難しいし、競技そのものが誰でも出来るものではない。
ボール1個で出来るサッカーのようにはいかない。

バカ騒ぎがイヤだ、という意見もある。
しかしサッカーファンというのは、フーリガンという言葉があるように騒ぎたくなるものだろう。
バレーボールやテニス、バドミントン、卓球などコートに分かれたものではなく敵味方が絶えず身体をぶつけ合い格闘する競技なので、ファンがエキサイトするのは当然だ。
騒ぐな、と言う方が無理というものだろう。

私ら中年は、事あるごとに
「近頃の若いモンは、クルマにも乗らんしデートもしない。元気がない」
と口走ってしまいがちだが、サッカーに大騒ぎするのを見ると若者は元気ではないか。良い事だ。

にわかファン、にわかサポーターになれるという事は、それだけサッカーが開かれた競技であるという証だ。
普段から熱心にサッカーを応援し、にわかファンの出没を鬱陶しく思う人もどうか競技同様グローバルに、温かい目で見守ってやれないだろうか。
無関心よりは、はるかにバカ騒ぎの方が良いように思うのだが…
コメント (2)
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