ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

ディープインパクト、旅立つ…

2019-07-30 20:00:00 | 競馬


2005年に無敗の3冠馬に輝くなどG1を7勝した稀代の名馬・ディープインパクトが牧場で骨折、安楽死の措置が取られ還らぬ馬となってしまった。
デビューから引退まで、全てのレースを鮮明に覚えているほどに肩入れした馬だけに、残念でならない。

思い出を語ればキリがないし、またそんな単なる競馬好きのオッサンの自分語りなど誰も興味はないのはわかっているのだが、明けて3歳になったばかり、2005年1月の「若駒ステークス」のまさしく他馬が止まって見えるかのような圧勝ぶりを目撃した時点で、私は3冠を確信していた。

その3冠を達成した菊花賞の京都競馬場に私も居たのだが、その日の入場者数記録は未だに破られていない。
ライブでももちろん感動したが、帰宅後にビデオを見返して関西テレビ・馬場鉄志アナウンサーの
「世界のホースマンよ見てくれ!これが日本近代競馬の結晶だ!ディープインパクト!」
の名文句にも、さらに感動したものである。

翌2006年、古馬になってからも当然のようにG1勝利を積み重ね、秋の凱旋門賞には大きな注目が集まった。
3位入線も禁止薬物使用発覚で失格となったのは残念だが、まるでテニスを全く知らない人も大坂なおみを観たように、競馬を全く知らない人も凱旋門賞を観たものだ。
凱旋門賞という世界最高峰のレースがあるのだ、という事を知らしめただけでもディープの功績は大きかった。

その走りは主戦騎手・武豊をして「空を飛んでいるみたい」と評され、引退レースとなった有馬記念では、フジテレビ・三宅アナウンサーの
「間違いなく飛んだ!間違いなく飛んだ!」
の名文句が聞かれた。

引退し、種牡馬になってからもジェンティルドンナ、キズナ、マカヒキ、ワグネリアンなどあまたのG1馬を世に送り出して来たが、実は私はディープの早世を予感していた。
90年代後半から2000年代前半の中央競馬を席巻した種牡馬・サンデーサイレンスが亡くなった時、どこかの競馬評論家が
「サンデー産駒ばかりになってしまう事を、競馬の神様がよく思わなかったからではないか」
と語っていたが、私はこの意見に大いに共感する。
種牡馬にはディープをはじめフジキセキ、ダンスインザダーク、ステイゴールドなどサンデー系が依然として多いが、繁殖牝馬にもサンデー系が多いと近親交配ばかりになる。その意味で、ディープ産駒が増えすぎるのは競馬のためによくない、と神様がお考えになったと思うしかない。
そうでも思わないと、この哀しみのやり場がないのである…
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なつよ、「なつぞら」の時代考証は大丈夫か?

2019-07-29 20:00:00 | エンタメ
BSプレミアムで再放送中の「おしん」の直後なのでどうしても霞んでしまうが(笑)、連続テレビ小説「なつぞら」も毎朝楽しく視聴している。

しかし、冷静に観ていてこのドラマの時代考証、特に言葉遣いがヒジョーに気になる。

何度も違和感を覚えたシーンはあったが、雪次郎がロールケーキを作り咲太郎が食べたシーン。
咲太郎は
「…普通にウマい!」
と表現した。
今でこそ「お店で売ってるみたいなウマさ」という意味でそのような表現は用いるが、私は強烈に違和感を抱いた。

実は、「NHKみんなのうた」の2006年発表「これってホメことば?」という曲があり、私はそれを覚えていた。
お父さんが小遣いをはたいて娘に寿司をご馳走したら、娘が
「パパ、普通においしいよ」
と言い、お父さんは「これってホメことば?」と悩むという曲だ。
すなわちたった10年ちょっと前、同じNHKで「普通に」という褒め言葉への違和感を唱えているのだから、こんな昭和30年代のドラマのセリフに使われるワケがないのである。

続いて、私の手元の資料によると7/6の放送。
なつが「受け止めれた」と、耳を疑うような「ら抜き言葉」を発したのだ。
もちろん、言葉は時代と共に変化し、ら抜き言葉も可能と受身を使い分けられる便利さがあるため、今後主流になっていくのは避けられない。
ただ、私はその時代を生きていないので何とも言えないのだがその時代にそんなら抜き言葉を使っていたのか、甚だ疑問だ。

さらに、7/19の放送。
「あんたは夕見の事を、知らなさすぎる!」
というセリフがある。
「知らなさすぎる」が100%間違っているという確証はないが、「知らなすぎる」の方がより正解だと信じている。
「ない」という形容詞に強め表現の「~すぎる」なら「なさすぎる」だが、「知らない」は「知る」という動詞の否定形でありそれの強め表現に「さすぎる」は、やはり「さ」は要らないと思ってしまうのだが、皆様はいかがだろうか?

「なつぞら」は、神回と呼ばれる第4話で泰樹(草刈正雄)が幼いなつに語りかけた言葉がフレッシュマンに向けられたものだ、と今なお高い評価を得ているが、これらの
「若者が使いそうな、誤用かどうか危うい言葉」
を若者のために敢えて使っているのだろうか?
仮にそうだとしても、NHKは「アクセント辞典」を発行しているような局だけに日本語の変化の一番後ろを進んでほしいものである…

ここまでなら、このブログのタイトルは「言葉遣いは大丈夫か?」にすべきところだが、今朝の放送でいよいよ時代考証そのものが危うく思えてきた。
昭和38年の年賀会のシーンで、茜こと渡辺麻友がウーロン茶を飲んでいるのだ。

ウーロン茶は昭和56年、伊藤園が缶入りを国内で初めて発売し、その後サントリーが追随し大ヒットとなった。
それ以前の時代、私の幼少時はノンアルコールドリンクで甘くないものは存在しなかったと思う。
コーラ、スプライト、オレンジもバヤリースかプラッシーだった(笑)
こんなツッコミを視聴者にされるぐらいなら、オレンジジュースにしておけばよかったのだが…
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ホットドッグにカレーキャベツを挟むのは、関西だけなのか?

2019-07-28 20:00:00 | 男の料理
もう10年ほど前、ケンミンショーで
「大阪のホットドッグには、カレーキャベツがサンドしてある」
というのをやっていて、大層驚いたのを覚えている?
なんで?ホットドッグって、カレーキャベツが挟まってるもんとちゃうん?

結婚後、愛媛出身の妻に驚かれて、カレーキャベツ入りホットドッグが全国区ではなかったと私は初めて気付いたのだった。

そんな話を思い出したわけではないが、昨日スーパーに行くとホットドッグ用の切り込みが入ったコッペパンが安かったので、久しぶりにホットドッグを作る気になった。

まず、材料を揃える。


ソーセージを軽くあぶる。


キャベツを適当に切り、塩コショウとカレー粉で炒める。


挟んで、オーブントースターで焼く。


適当にケチャップとマスタードをかけていただく。


コレコレ、このカレーキャベツがないとホットドッグじゃない。
大学の卒業旅行でニューヨークに行き、現地のホットドッグを食べてカレーキャベツが入っていない事に驚いたのだが、その時はそれが世界標準だとは知らなかった。
まだその時点では、日本標準としてカレーキャベツが挟まっていると信じていた(笑)。
今でこそコストコのイートインに行くとプレーンなホットドッグが関西でも普通に売られており、刻みピクルスをドバドバかけて食べるのだが、関西人の私はやっぱり刻みピクルスよりカレーキャベツやねんなぁ…
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「トクホチューハイ」を、自作する。

2019-07-27 20:00:00 | 人生、飲んでナンボ
梅雨が明けて本格的な暑さが来てしまったのに加え、今日は実家の母のケアで妙に疲れてしまった。
携帯メールの不具合でauショップに行ったのが、余計だった。

今日は何もする気がないので、土用の丑の日のウナギを食って酒を飲んで寝る事にする。
おかげ様で心房細動再発の心配を全くせず普通に飲酒出来るようになったのだが、どうせ飲むなら少しでも身体に良さげなものを飲みたい。

そこで、「トクホチューハイ」を自作してみる事にする。
用意したのはこちら。


食後血糖値と中性脂肪値の上昇を抑える、難消化性デキストリン。
乳酸生成を抑え、疲労を回復するクエン酸。
腸内環境を整え、甘みを加えるオリゴ糖。
風味のために、ポッカレモン。

これらをキンミヤ焼酎に混ぜ、原液としてペットボトルに入れる。


あとは、好きな量を炭酸水で割るだけ。


飲めない事はないが、クエン酸は少量でもクスリっぽい。
今度からはクエン酸をやめて、ポッカレモン多めでやってみるか(笑)…
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天六「揚揚」の、汁なし担々麺に再会。

2019-07-26 20:00:00 | うまいもん
梅雨も明けた。しかしこの蒸し暑さはどうだ?
例によって、暑さをフッ飛ばす辛いもんが食いたくなる。

向かったのは、こちら。


天神橋筋六丁目、いわゆる天六の汁なし担々麺専門店「揚揚(ヤンヤン)」だ。
昔、前のブログで書いた事があるがおそらく5年は来ていないはずだ。

ランチメニュウは、こんなん。


ここは、シンプルなサービス定食700円でいいだろう。

食券を買って中に入ると、壁にこんな文字が。


なるほど、悠長に写真など撮らずすぐによく混ぜなさい、と。

お姉さんが
「辛さはどうしましょう?」
と聞いてくる。
4段階か5段階だか忘れたが、辛さとシビレの度合いをカスタマイズ出来るのだ。
ひとまず「4・4で」と伝える。

麺より先に、このセットが着丼。


ごはん、スープに加え温玉まであるとは、嬉しいではないか。

メインの汁なし担々麺。


撮影するや否や、よ〜く混ぜる。
花椒の香ばしさが、一杯に広がる。

箸を上げてみる。


あぁ、辛い。シビレる。ウマい。シアワセ。
このシビレが後を引き、水で流し込んだあとすぐに次のひと口が欲しくなる。

よきところで、サービスの温玉を投入。


後半を、まろやかにいただく事が出来る。

ごはんは麺と共に半分だけ食べ進め、敢えて残しておく。
残した半分を、残りダレにダイブ。


あぁ…行儀悪い…でもウマい(笑)…
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