ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「揚州商人」のスーラータンメンが、家で作れるとは…

2018-07-31 20:00:00 | 男の料理
こんなものを、いただいてしまった。

首都圏でチェーン展開する中華「揚州商人」のスーラータンメンだ。
作っているのは、「流水麺」でおなじみのシマダヤ。

揚州商人は、私の砂を噛むような東京単身赴任時代によくお世話になった。
酸っぱくて辛いスーラータンメンは、当時は関西にほとんどなく感激したものだった(今も関西にはあまりない)。
また冷やし担々麺のウマさは、感涙モノであった。
つくづく、ラーメンの選択肢は東京はケタが違う。
私はコテコテの関西人だが、東京のラーメンの選択肢の多さ、「蕎麦屋で一杯」という粋な食文化には一目置いたものである。
関西の飲み屋では数多いメニュウの中のひとつに過ぎない「どて焼」も、東京では「もつ煮」として専門店がいくつもあり、サラリーマンがもつ煮をアテにこれまた関西ではあまり見かけない「ホッピー」のジョッキを傾けていたのも新鮮だった。
(しかしプリン体を気にしてホッピーを飲むなら、そもそももつ煮がどうかという話もある)

話を戻して、そのスーラータンメンを早速開けてみる。

スープとオイルは、別になっている。
この赤いオイルは、おそらくラー油だろう。見るからに辛そうだ。

湯にスープを溶き、卵を落としてよく混ぜる。

茹でた麺の上にかけ、オイルを回しかけたところがこちら。

このビジュアル、関西では全く馴染みがないが私はコレがウマいのを知っているだけに、心が躍る。

箸を上げてみる。

早速、いただいてみる。
スープは、まさしく東京で食べたあの「酸っぱ辛い」味だ。
暑い時には食欲をそそり、不思議にこのスープが白いごはんに合う。
このスープと白いごはんを口の中でマリアージュさせれば、ラー油の辛さと相まってコレはコレで中華の何かのメニュウにありそうな味になる。
麺はさすがにシマダヤで、コシがあって滑らかでウマい。

ただ残念なのは、私もコレは偶然いただいたものであり店頭ではなかなか見かけないのだ。
真夏の今は「流水麺」が絶好調だが、暑い時こそこんな酢とラー油で弱った胃に喝を入れたいので、もっともっと多くの店で取り扱ってほしいものである…
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台風で、屋根が破損する…

2018-07-29 23:00:00 | 家庭・教育
私も記憶にない「逆走台風」12号は、三重県に上陸した後まるで新幹線のように西日本を横切り、各地に被害をもたらした。

私は爆睡していたので知らなかったのだが、夜中は家が壊れそうなほどに風が強く、妻などは怖くて寝付けなかったそうな。

そして朝、いつものようにTVを観ながらボケーッとしていると、お隣さんがインターホンを押して訪ねてきた。
「多分お宅の屋根ではないかと思うのですが…」
と、家の裏に落ちている金属板とスレート板を指さしてくれた。

家の前に引っ張り出してきた金属板が、こちら。

同じ色の壁に立てかけたのでわかりにくいかもしれないが、170cmぐらいはある板であり、おそらく屋根の上のブリッジであろう。

落ちて粉々になったスレート板も、回収した。

実はお隣さん、数年前にかなりカネをかけて屋根と外壁を直されたのだ。
その際その業者が私の家の屋根を見て、
「結構きてますねぇ…一緒に修理しましょうか?」
と言ったのだが、その時は遠慮したら結局こんな事になった。
まぁ、同じ家に23年も住むとあちこち傷んでくるのは仕方ない。

どこに悪徳業者が潜んでいるかわからないので、お隣さんの屋根を修理したのと同じ地元の業者にすぐ電話をし、火曜夕方に来てもらう事にした。
幸い向こう一週間以上は予報がいいので雨漏りの心配はなさそうだが、出費がかさむのはやむを得ない。

風害は火災保険が適用される場合が多いそうだが、果たしてどうなる事やら…
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豚骨らしい豚骨の代表格、「しぇからしか」。

2018-07-28 20:00:00 | うまいもん
昔は、仁川(にがわ。インチョンではない)の阪神競馬場によく行く用事があった。
終わってからよく行ったのが、阪急仁川駅前の豚骨ラーメン「しぇからしか」だった。
店の前の随分手前から、いわゆるケモノ臭さが漂っているガチンコの豚骨ラーメンだが、味はとにかくウマかったのを覚えている。

その「しぇからしか」が、梅田に出来てから随分行っていなかったのだがふと気になった。

お初天神通りに面しており、間口は狭く目立たないがそのトレードマークであるスープの匂いは健在だ。
以前はこの向かいに、その悪臭では有名だったペットショップがあったためこの店の匂いに気づかなかったが、そのペットショップがなくなり新しいショップが出来た事で、余計にこの店がクローズアップされる事になった(笑)。

食券を買い、麺の固さを「カタ」でオーダーしたところがこちら。

そうそう、本格的でない豚骨ラーメンはもっと色が白く、全く透明感がないのだがここのは少し黒みがあり、反面少し透明感がある。

箸を上げてみる。

ザ・博多ラーメンとでも言うべき、あまり水を加えず練った細ストレート麺だ。

久しぶりに食べた「しぇからしか」は、期待通り、昔仁川で食べた通り、そして博多の現地の人気店で食べた通りだった。
これだけ強い匂いを放っているにもかかわらず、そのスープは色のみならず味わいも澄んでおり、全く脂っぽくない。
スープの作り方の極意はHPにアツく書いてあるので、是非一度ご覧いただきたい。

博多ラーメンといえば、替玉(ここは100円)がデフォルトだ。

標準のラーメン麺は一人前140㌘だが、博多のそれは100㌘が多いらしい。
これは博多・長浜の忙しい港湾労働者がササッと済ませられるように、敢えて少なくしてあるのが起源のひとつらしい(諸説あり)。

そして最初の1杯は何もトッピングせずにいただき、替玉して初めて紅しょうがやら胡麻を足す。

紅しょうがの酸味と胡麻のコク・香りが加わり、全く新しい味わいになるのである。

以前は博多出張がよくあり、その多くはゴルフをするだけで、ゴルフが朝早いため前乗りさせてもらってしこたま飲んだものだが、もうそんな役得もない。
だいいち、ゴルフコンペそのものが私の周りでは完全に下火になってしまった。
ゴルフはともかく、次に現地でコレをいただけるのはいつの日だろうか…?
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山下達郎「Performance2018」@神戸。

2018-07-27 23:56:20 | No Music,No Life.

我が尊敬してやまない「歌う人間国宝」山下達郎の2018年ツアーが、ついに始まった。
全49公演のうち、今日の神戸が13本目。
今ツアーでは、コレが関西初公演となる。

もちろんネタバレは避けるが、今回のセットリストは特に私の好みだった。
今回のコンセプトは
「今のメンバーと本格的にツアーを再開して、まる10年。このメンバーと仕上げたなかで、特に気にいっている曲を演ります。言わば、自分へのご褒美」
だそうだが、もちろんそれはファンへのご褒美でもある。

シュガーベイブの元メンバー・寺尾次郎氏の逝去に寄せて久しぶりに演るシュガーベイブのナンバーがあったり、誰もが知るアッと驚く洋楽のカバーがあったり、後半の「お賑やかし」に久しく演っていなかった超定番が復帰したり。
今回は各公演3時間ちょうどと、前回までより15分ほど短くなっているがそれを全く感じさせない、密度の濃いステージだった。

もちろんア・カペラも披露したのだが、もう40年近く前に多重録音したコーラスの音が恐ろしく良くなっているのにも驚いた。
今回は過去の多重録音コーラスの再生メディアをCD-RからHDDに変え、ProTools(音楽制作ソフト)で鳴らしたそうなのだが、ProTools上でかなりヒスノイズがカットされている。
そのためテープが走った瞬間の「サーッ」という音が全くない。
25歳ぐらいの時に録ったコーラスに、65歳のボーカルを乗せてライブで演れるのは世間広しと言えど達郎ぐらいだろう(笑)。

また今回は、以前にも増してプロジェクションマッピングが冴えている。
昔の達郎と言えばスモークも目くらましのバックライトもバリライトもなく、純粋に歌と演奏と造り込んだステージセットでねじ伏せてきたのだが、そのうちスモークやバリライトも使うようになり、前回あたりから「クリスマス・イブ」などでプロジェクションマッピングを使うようになった。
しかしのべつ幕なし使うわけでもなく、同期音源を使い演奏の面白みが比較的薄い曲に限定しているのも、ストイックな達郎らしい。

「このトシになると先祖返りというか、若い時のように段々自分の欲求に素直になるんです」
と、ますますトンガる宣言をした達郎。
私も達郎のように自分に正直になり、カッコ良くトシを取りたいものである…
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果たして、チャーミングか?「チャーミングチャーハン」。

2018-07-26 20:00:00 | うまいもん
ここも、ほとんど10年ぶりぐらいになるだろうか。
京都・堀川丸太町東の中華「チャーミングチャーハン」。

昔は、烏丸通りに面した相国寺の少し北ぐらいにあった。当時はこんな落ち着いた看板ではなく、ショッキングピンクで
「人の心を惹き付ける炒飯」
などと大書してあったのだが、1回ぐらいしか行った覚えがない。

その後、現在の場所に移転したのだが移転後も1回ぐらいしか行っていない。
味も、正直覚えていない。

久しぶりに行ってみると、メニュウはこんなん。

ここは何を頼んでも問答無用で炒飯が付いてくるシステムで、もちろん炒飯を頼んだらセットで炒飯が付いてきて2皿同時に炒飯が食えたのだが、メニュウには

この書き方なら、セットの炒飯なしの単品炒飯が450円で頼めるという事だ。
面白みはないが、親切でわかりやすい。

すっかり味を忘れていたので、最も基本のラーメン炒飯セット・750円にしてみる。
炭水化物オン炭水化物になってしまうので、食前に「ぬか玄」を飲んで食物繊維を補給(笑)。

まず、炒飯が着丼。

そうそう、こんな感じ。

早速いただいてみるのだが、正直ガッカリしてしまった。
パラパラというよりもボソボソした口当たりで、油が少なすぎる。
私が炒飯に求めるものは鼻に突き抜ける卵の香りであり、それを味わうために中国では
「炒飯は、金(卵)で銀(米)を包め」
という格言もあるほどだ。

その卵の香りもなく、油のまろやかさもないので結果的に塩辛いだけのボソボソした炒飯になってしまっている。
この店の人やこの店のファンには申し訳ないが、この炒飯なら私は勝てる。

続いて、ラーメンが着丼。

ごくごくオーソドックスな、いかにも街の中華のラーメンだ。

箸を上げてみる。

ストレート麺だ。

スープはあっさりとコクがあり、実にウマい。
ウマいのだが、先に塩辛い炒飯を食べてしまっただけにこのウマいスープの奥がわかりにくくなってしまった。
大阪の中華でこのセットを頼むと、炒飯はラーメンを邪魔しないようたいがい薄味に仕上げてある。
味が足りない、という人はウスターソースを躊躇なくかけて食べておられる。
この店がどちらの炒飯を選択するかは、実に悩ましいところだがそれは店主に任せるしかない。

結局、久しぶりに訪れて
「しばらく来ていなかった理由」
がわかってしまったのであった…
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