Go straight till the end!!

世界一周の旅の思い出を綴っています。
ブログタイトルは、出発前に旅日記の表紙に書いた言葉です。

(79)リュブリャーナ(スロヴェニア)

2010-04-22 23:48:59 | 旧ユーゴの国々
 Ljubljana (リュブリャーナ)の街に着いた頃には日が暮れていた為、すぐに宿を探した。

 ツーリスト・インフォメーションで紹介してもらった宿は森の中にあるペンションだった。
 中心部から5km位離れていて、重いバックパックを背負いながら歩いているうちに疲れてしまった。
 お金を節約しながら旅する者にとって、中心部のいいホテルに泊まるのは夢のまた夢。
 そのお金を節約すればその分旅を長く続けられる。
 そうは言っても、重い荷物を持ちながら、人に道を聞きつつ歩き続けるのは結構大変だと思う。事前の情報収集は大切だ。



 翌日、一日かけてリュブリャーナの街を観光した。スロベニアの首都といいつつも人口27万人の小さな都市なので観光には一日あれば十分かもしれない。

 リュブリャーナはかつて神聖ローマ帝国、その後オーストリア・ハンガリー帝国の支配を経て、第一次世界大戦後にユーゴスラビア連邦に組み込まれた。
 オーストリア・ハンガリー帝国の君主ハプスブルグ家のもとで発展を遂げた街らしく、その街並みはとても洗練されている。
 各時代の様々な建築様式が見られるので、建築に興味がある人には楽しい街かもしれない。



 観光したのは下記の通り。

リュブリャーナ城  1144年に建設された。愛称は Grad (グラード)。旧市街を一望できる丘の上にある。細い小道を上っていったのを覚えている。

リュブリャーナ大聖堂  旧市街中心部にあり、扉に彫刻が施されていた。旅先で教会があると中に入るようにしていた。静寂の中で黙想すると、心をクリアーに出来るからだ。

国立博物館  レオナルド・ダ・ヴィンチ( Leonardo ( di ser Piero ) da Vinci )(1452年~1519年)の展示物があった。ダヴィンチの制作した仕掛け時計の精巧さに驚いた。

国立美術館  スロヴェニア人画家 Ivan Grohar (1867年~1911年)の絵が印象に残っている。彼の絵はスロヴェニアの5セント硬貨にも用いられているらしい( Ivan Grohar のウィキペディア記事(英語版)はこちら)。
近代美術館  スロヴェニア近現代のアートを展示。



 この時は行かなかったが、近郊にはヨーロッパ最大のポストイナ鍾乳洞もあるらしい。



 翌朝、再び Zagreb (ザグレブ)(クロアチア)へと向かった。

※地図はこちら