風の備忘録~ ~ ~

風は林に色や形や音を運んできます
忘れないうちに 忘れないように
短い言葉でメモ memo   
       

和田義彦氏の絵画盗作疑惑

2006-05-31 | テレビ・新聞から
和田義彦氏とイタリアの画家の作品をTVで見た。

大きさは分からないが 全く同じ絵だ。

「一緒にデッサンをしたこともあるので」と言っていたが
モデルを前にしてデッサンしたら、座る場所(見る場所)が違うので
同じデッサン(作品)にはならない。

絵の中の人物が一人の場合なら 
偶然 同じポーズの絵になってしまうこともありえるだろうが、
群像」の場合は同じ構図になると言うことは絶対ないだろう。

空間」「マチエル」「画材」が違うから専門家が見たら全く違う作品と判断するだろう
というようなことを言っていたが、
絵を描いていて一番、苦労するのは 空間の使い方のように思う。

描きたいテーマをどんなモチーフを使って 平面に描き出すか。
限られた空間(平面)をどう使うかは彫刻や彫塑と違ってとても重要だ。
そこが全く 和田氏の場合 同じなのだ。
人物の配置 ポーズ 表情も全く同じ。
 
ここまで同じだと「マチエル」「画材」が違うと言っても「同じ絵」=盗作だ。
習作ならまだしも、作品として「画家」と名乗る人が出すものではない。

『「マチエル」「画材」は違うけれど 他は貰いました』と認めた方が良い。

~~~~~~~~~~~~~~~
ゴッホ浮世絵の模写を何枚もしているが、どうなのだろう?
ゴッホの場合も「マチエル」「画材」は違うけれど「構図=平面の空間処理」は同じだ。


追記:6月2日朝のテレビを見ていたら、「マチエル」ではなく
                  「ディテール」といってました。
   テレビを見て思い出しながら書いた記事でしたので、他にも
   それこそ細かいところは違っているかもしれません。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TB返しありがとうございます。 (JUNSKY 観劇レビュー)
2006-06-01 10:51:46
トラックバック返していただきましてありがとうございます。

【「一緒にデッサンをしたとこともあるので」と言っていたが、モデルを前にしてデッサンしたら、座る場所(見る場所)が違うので、同じデッサン(作品)にはならない。】

と、私も思います。

別に美術の専門家でなくてもそんなこと解りますよね!

こんな言い訳で素人を騙せると思っている和田氏は確信犯に相違ありません。

日本の恥です。
返信する
あきれました (らぷぽ)
2006-06-02 10:54:18
 こんにちは、この件では、開いた口が塞がりませんでした。通常は画家としてプライドをかなぐり捨てるような行為はしないはずでは?と思っていましたので、その真意が計りかねた訳です。



 いろいろな方がいらっしゃいますね。

返信する
コメントありがとうございます。 (JUNSKY 観劇レビュー)
2006-06-02 18:04:23
私のブログに来て頂いて、長いコメントを頂きありがとうございます。



和田義彦氏の画像を検索していて森村誠一氏の画像に行き着いたのは、森村氏が積極的に和田義彦氏との強い関係を“強調する”ようなページ作りをしていたからなんですね。



しかし、森村誠一氏が盗作の和田義彦氏や自民党の政治家と記念写真を撮っているなんて信じられない。



それも、その記念写真を今も堂々とページに掲載するなんて、恥知らずになってしまったんでしょうか?



二昔ほど前は「悪魔の飽食」など、戦時の人体実験を追及したり、権力の不正にも肉薄した硬派かつ社会派の作家だったのに。



そのうえ和田氏を弁護するとは・・・
返信する
皆様 TBいただき感謝です。 ()
2006-06-06 21:19:11
「和田義彦氏の絵画盗作疑惑」に

TBをいただきありがとうございました。





TBをいただいたブログにはTBをお返しし、

お伺いして記事を読んでそのブログに載ってる

TBやコメントを読んで来るということだけで精一杯で

ここのコメント欄にはお礼を書いていませんでした。



これからも書ける時間があるかどうか判らないので

ここでお礼をいたします。





もう少し丁寧に書かなければとは思うのですが、

沢山の言葉が出てこないので、



「TBいただき ありがとうございました」。

返信する

コメントを投稿