Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

良い本との出会い

2022年09月30日 07時38分30秒 | 介護

母を在宅で看取りたい、という、今まで密かに抱いていた希望を公言できるまでの心境になったのは、ある本との出会いからでした。

『死にゆく人の心に寄りそう』玉置妙憂(たまおきみょうゆう)著

死の間際、人の体と心はどう変わるのか?

看護師、看護教員、ケアマネージャー、僧侶、という、4つの職(すべて現職のようです!)を持つ彼女。

死の3か月前から起こること、1か月前から起こること、死の数日前から起こること、死の24時間前から起こること、から、介護する側の人の心に起こること、そして、在宅で亡くなったあとにすることまで、とても分かりやすく愛のある文章で語られています。

ご主人をご自宅で看取られた後に、出家なさったそうですが、理由は本の後半に『看護師の私が僧侶になったわけ』として書かれています。

しかし、良い本との出会いは人を変えますね。

 

 


30年来の疑問

2022年09月29日 09時50分51秒 | 介護

以前、自宅レッスンに通われていた生徒さん(当時60代)。ある日、遠方(九州)で一人暮らしのお母様(当時90代)が心配で、ご兄弟(たしか5人)で話し合った結果、彼女の住む横浜のご自宅で同居することになった、というお話を聞きました。

その後、数年して、「母が亡くなりました」とご報告をされた時(詳しくは聞きませんでしたがおそらくは老衰だったと思います)、どこかすっきりと晴れやかな表情と物言いだったことに、少々の疑問を覚えたことを記憶しています。

最愛のお母様がお亡くなりになったというのに、なんでこんなにも明るいトーンで報告が出来るのだろうか?と。

それが今になって、ようやく理解しました。

5人ご兄弟がいらっしゃる中、自分がお母様と最期を一緒に過ごせたという幸せと、しっかりとあの世へ送り出すことが出来たという達成感からくる笑顔だったのです。

30年来の疑問がやっと解決しました。


目標に一歩

2022年09月27日 18時24分59秒 | 介護

昨日、紹介状を書いて頂いた内科へ行ってきました。

外来と在宅医療の両方行っているクリニック。

結果として、来月から、月二回の訪問診療を受けることになりました。

これで母には、内科のかかりつけ医がついたことになるので、今後のことを思うと非常に心強いです。

実は数年前から、自宅近くで訪問診療をして頂けるクリニックを探していたのですが、数が少ないことと母があまりにも健康体過ぎて(笑)、アプローチする機会を逃していました。

これで、『母を自宅で極楽往生させてあげたい』、という目標に一歩近づきました。

 

 


どうかスムーズに

2022年09月24日 18時30分55秒 | 介護

母、91歳。認知症以外は健康体でここまできましたが、初めて血液検査で引っかかってしまいました。

医師(脳神経外科)曰く、「腎臓が悪いです。ご年齢なので、内科にかかって、全体的に診てもらった方がいいでしょう。在宅医療を行っているところがいいよね。紹介状を書きますよ。」

紹介して頂いた病院は、いわゆる終末期医療(みとり医療とも)に力を入れているようで、非常に心強い。

週明けにコンタクトをとるつもり。どうかスムーズに事が進みますように。


知恵を持って

2022年09月22日 11時24分59秒 | Weblog

近年では、更年期のことをゆらぎ世代、などということがある。

何それ、ゆらぎって?何がゆらぐわけ?と思っていたけど、

ははーん、と分かってきてしまった自分。

体調のアップダウンが尋常でないスピードでゆらぐ。これかーーー!って感じ。

突然、のぼせの酷いのが襲ってきて、「え?もしかして発熱した?」と、体温計で計っても、平熱。

あー、なんだ、ホットフラッシュか、と、胸をなでおろした数分後、今度は全身に寒気が襲ってくる。

ここでまた、「え?風邪引いた?まさかヤバイやつに罹患?早目の葛根湯飲むか?いや、もうちょっと待ってから・・・」

など、自分の中では大騒ぎ。

そして、数分後、スッと収まりそこでやっと「なんだ、風邪とかじゃないな」、と理解する。

そしてさらに数分後、今度はやたら汗っかきになる。

これも未だかつてないぐらいの汗が出て、全身の衣類を取り換えないといけない位だったりするので、本当にビックリする。

今は、ネットでちょいと調べれば、いくらでも乗り越え方の情報を得る事が出来るので、その辺りは心強い。

20代の頃は、殆ど知識を得られないがために女性疾患で苦しんだ。あの頃にインターネットがあれば、無駄な苦しみを味わずに済んだかも、と思う時がある。

今度は、知恵を持って、しっかり乗り越えていきたい。

 


水曜日が週末

2022年09月21日 18時50分50秒 | Weblog

毎週水曜夕方から2泊、妹が実家に泊まってくれるので、私にとっては水曜日が週末。

妹がいなかったら、私には休日がなく、おそらくはストレスが溜まりまくっておかしくなっていたに違いない。

本当に、感謝、感謝。

今日はゆっくり休みます。


しばらくぶり

2022年09月20日 18時12分37秒 | 介護

しばらく母の話を書いていませんでした。

ここ最近、またひとつ新たな段階に入ってきていて、デイサービスを変更したり、色々バタバタしています。

私としては、可能な限り長く、家で生活させてあげたい、と、切に思います。

その気持ちは、妹、父、も同じで良かったです。

被介護者の周りが、皆同じ方向を向いていることはとても大事だと思いますので。


9月の水

2022年09月18日 15時36分40秒 | Weblog

昨日の夜から、雨戸を閉めたり、蒸れてきて開けたり、半開きにしたり、急などしゃぶり雨で閉めたり、また開けたり、まぁ、忙しい。

世界中で異常気象が起きている近年、9月らしい、とえば、9月らしい天候に、どこかホッとしたりもする。

A.C.Jobim の曲で『3月の水』という曲があるけど、ここでいう『水』は『雨』のことを指すらしい。

ブラジルの3月は、日本の9月同様、台風がよくくるそう。

台風で流れてくる土砂や木々を見て、「夏の終わりを告げる3月の雨。これから迎える冬に向かい、心身の仕切り直しをしよう」というような、歌詞が繰り返される。

台風シーズンが過ぎれば、秋冬が到来する。衣替えから、冷房器具から暖房器具への切り替え、旬の食材も大きく変わるし、やることいっぱい。

9月に気持ちの仕切り直しをする、という感覚は、今まで持っていなかったけど、この歌詞を見て、なるほどな、良い手だな、と思った。

 


これからは真面目に

2022年09月17日 13時55分42秒 | Weblog

↓お騒がせしました。今日は悪くないコンディションです。

なーんだか、最近、自分が自分の身体でないかのように思う時が増えた。

いや、単純に言うと、無理がきかなくなってきた。

多少の無理を若さで乗り越える時代は過ぎ去った感。

これからは、真面目に自分の心身を労わっていかねば。