Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

今日はライヴ

2011年06月30日 09時50分55秒 | Weblog
本日(6月30日木曜日)ライヴです

六本木 ノチェーロ
Sonia (Vo.)
今井亮太郎 (Key.)
大久保はるか (Fl.)



フルートという楽器は、単旋律の楽器なので、ひとりっきりで一日ライヴを行なう、ということはほとんどない。

ですので当然私らは、共演者たちとのアンサンブル能力を磨いてゆく必要性があるわけです。

で、これは、実践、経験あるのみ、なんですよね~

経験を積んで気持にゆとりがでてくれば、その分自分もより楽しめるようになってくる所が面白いかな。行ってきます~














のど

2011年06月29日 09時52分11秒 | Weblog
私は、「のど」が弱い。これまで気管支炎になること数回、風邪を引いた後や、花粉症との合併症状等で、カラ咳だけが数ヶ月残り、大変苦しい思いをしてきた。

一度アレルギー検査をしたことがある。スギ花粉以外は特にめぼしいアレルギーもなかった。医者曰く、

「のどの粘膜が、人より弱い(少ない)。病気ではないが、人よりちょっと目が悪い、足が弱い、というのと同じです。そういうのは、どうしょもありません」

との話。

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*


で、ね、まあ、ここからが本題。

「のど」と言われて、私がイメージするのは、

「ゴックン」と飲み込む動作をするときに動くところ、飲んだり、食べたり、話したりするときに動く、使っている、と思われしところ、のど仏の周辺のあたり一体、

だけ!が「のど」だと思っていた。フツーに。

だって、実際、トラブルを感じるのはその辺りだから。

ところが!

最近、解剖学の本を読んで気がついた。

「のど」は、【喉頭】こうとう、と、【咽頭】いんとう、の2つがある、ということを。



のどの構造

のどには口から食道に向う咽頭(いんとう)と、鼻くうから肺に向う喉頭(こうとう)がある。
嚥下(えんげ)するときには、喉頭蓋(こうとうがい)が閉じて食べ物を食道に送る。
喉頭の内部にある声帯で音声を発する。【ぜんぶわかる人体解剖図より転載】

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それでっ!!(こんなところで終わったら、「なんなの?アンタ?今更医者でも目指す気?とか、笑われてしまふ・・・」)

わたしは、どうやら、いままで、喉頭(こうとう)だけを、「のど」だと思っていた、らしい。

実際には咽頭(いんとう)という部分も含め、「のど」である。

で、ね、この図の中の上部に、耳管開口部、と書かれている穴、があるが、その辺りから咽頭、と呼ぶらしいのだ。

これって、結構、上の方からなので、

マジ、びっくりする。

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それでっ!!Part 2 !!

ああ、やっと、フルート講師らしきことが書ける(笑)

管楽器を演奏する際、当然、息をはいたり、すったり、ということで音を出すわけです。

で、具体的にトラブルを感じている箇所があると、「そこだけ!」もしくは「そこから!」なんとかしよう、と、してしまう。

私の場合は「のど、のチカラを抜こう」とか、「のどが弱いから鍛えるためにたくさん息を吸い込もう」とか、、、、色々、あがく。

実際の「のど」といわれる部分の始まりは、けっこーーーーう、高い位置からある、

自分が考えている「のど仏周辺」だけじゃなく、

鼻の奥、

すなわち鼻の穴の穴、

の空間、【鼻くう】といわれる大きな空間、の存在、を思い出してあげる。

実際、図で見ると、鼻の奥の空間って、広くて、天井も高い。もう、さ、【目】の近くだよね。この位置は。

で、最近、ゆっくりした曲を吹く吹き始めの音、について、曲にあわせてゆっくりと鼻から息を吸ってから、吹きはじめる、という実験をしている。

このときに、鼻の穴、の穴から、あたたかい空気をとりいれる、ようなイメージを持つ・・・

これがまた!効果バッチリなんすよ!!ナニっていうぐらいラクに曲調に合った音が出せたりする。

「ひょえっ!」と思った方は、お試しください。

あ、「ひょえ」ともなんとも思わない方は、試す必要もないですよ、念のため。

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こういうことが、「ボディ・マッピングの応用」ということなのよ~やーーワタクシ、成長してきたわ~ホクホク














アレクサンダーテクニーク個人38回目

2011年06月28日 14時37分38秒 | アレクサンダーテクニーク
【足の甲のチカラ】

今日は、楽器の他、ライヴ用ヒールの高いサンダル持参でレッスンに向う。

私「先日の本番のDVDを見たら、私、ハイヒールに慣れてない感じのヒョコヒョコした歩き方をしているのが自分で気にくわなくて、、(笑)あと、演奏中リズムをとる時に、ひざから動いているかんじ、が、どうも見っともなく思いまして。」

・・・そのヒールサンダルをはいて、パラパラと音を出してみる・・・

私「あっ、今、なんですが、右足に重心がかたむくときが、少し恐いんです。そのまま後ろに倒れそうになります。」

先生「(見ていると)足首の関節のところと、股関節、の2箇所、で動きを止めてしまっているようなところがありますね」

私「!!?」

先生「足の表側、いわゆる甲のところ、の下には、足の骨があって、それも、たくさんの骨が集まっていて、からだを支えています。」

私「あー!私、足の甲の意識は、ゼロ!です!ないものと思ってます!はっきりいって。足首の関節のところから下の部分は、オマケでブラブラくっついているモンかと思ってました!(笑)」

・・・もう一回吹いてみる・・・・

私「あっ、今度は全然恐くないです。足の甲全体が、地球の引力に引っ張られているから、やすやすと我々は立っていられるのだな、という気がします」

私「きゃっ!これなら、もっと鋭いピンヒールでもOKかもしれません、私!!」

私「すごいですね。ちょっとした意識、知覚だけで、からだのバランスって大きく変わるんですね~」

今だから

2011年06月27日 11時11分43秒 | Weblog
明日、約1ヶ月ぶりにアレクサンダーテクニークのレッスンに行く。

いつもは2週間に1度の個人レッスン、プラス、時々のグループレッスン、というダブルで受講しているので、

こんなにも期間が空いたのは久しぶりのこと。

しかも新しい先生になってからは初めて。

「次のレッスンは1ヵ月後」ということが決まった時、私はものすごく不安を感じた。

ぎっくり腰もどき?事件が治った直後のことだったし、、本番も数本、続いていて、その間にまた再発したら、どうすんだ?とか・・・

けど、結局のところ、なんということもなく過ごせてきた、今、言えることだが、

「先生やレッスン、に頼ってばかりじゃ、いけないな」

ということ。

先生からの教えをもととした上で、でも、最後に判断して決めるのは、自分なのだ、ということを忘れてはならない。

【私淑】ししゅく、という言葉があることも知った。直接教えを受けたわけではないが、その人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと、を意味する。

今まで買いあさっただけで満足していたアレクサンダー関係の本を改めて読み直したりしているうちに、身も心も落ち着いてきた自分がいたのでした。


「良い姿勢」の神話

2011年06月25日 14時07分15秒 | Weblog
↓いっやー私、すっかりコウカミ氏のファンになりました

ヒトがおもしろすぎる~

彼はアレクサンダーテクニークに精通しているイメージがあったので、

俗に言う、「良い姿勢」を地でいく人、要は、舞台俳優や、バレリーナのように、いつでもどこでも背筋ピンッ!!的な人を勝手に想像していたのだが、

生放送でご登場の彼は

・・・・・なんか、背中が丸まって、なで肩?え?もうちょっと胸はらなくていいの?テレビなのに?


・・・・・なんか、見た目がネコっぽいし(笑)で、どっちかというと、ドラ猫タイプ?(失敬)・・・いや、バカボンのパパにも似てるな・・とか(大失敬)

で、歯に衣着せずトントン拍子でたたみかけるように話す様子が、超おもしろい。

で、よーく見てみると、

あれはあれで、ラクそう、な動きに見えてくる。上手く言えないけれど、【彼にとっては】とても上手く機能しているからだの使い方、という感じ。

テレビ放送の後、あらためて、アレクサンダー教師小野ひとみ氏との対談の記述(よく見たら12年も前の対談だった)を拝見したら、

劇団に入団する人の中で困るのは「背中に鉄板が入っているような人」。結構現代人は多いんですよね。

というような発言があった。

まあ、たしかに。

さすがに、今は学校などで「背中に定規を入れてまっすぐに伸ばす」ような訓練などは行なわれる事は少ないと思うが、

背筋ピンっ!こそが良い姿勢、という幻想(もはや神話?)は、結構根深く残っているのかも。

現に私は、そういう人、を想像していたのだから。

今日は

2011年06月24日 10時33分06秒 | Weblog
↓NHK BS1で生放送中の「エル・ムンド」http://www.nhk.or.jp/elmundo/

ですが、今日のゲストは劇作家・演出家のコウカミショウジさん!(漢字がすごくむずかしいので・・)

彼はロンドンの演劇学校に留学した際、学校の授業にアレクサンダーテクニークがあり、ハマりまくったそう。日本に帰国してからも小野ひとみ氏に習ったり、と、

超アレクサンダーテクニーク・フリークなのだ。

アレクサンダーテクニークの話、出るかなあ~たのしみ!!

あと、ノダさんのバンドのミニライヴもあるみたいです。

もう、今日は23時からテレビの前にかじりつきだね(笑)

ブルネイ?

2011年06月23日 10時45分38秒 | Weblog
↓今週は、ブルネイ王国の特集もやっている。

ブルネイって?ドコよ?

マレーシアに囲まれている、海に面したすごーく小さなイスラム系の国。アジアで一番豊かな国といわれているんだそう。公共料金や教育費などはほとんどすべて国がまかなっているので、国民はとても生活しやすい、ということらしい。

個人的には、7つ星ホテル!!のエンパイアホテルにとっても興味アリ。

あとは市場の人々の様子がとてものんびりしているかんじで、いいな、いいな。

番組を見ているだけでちょっとした旅行気分が味わえマス


El Mundo

2011年06月22日 12時24分58秒 | Weblog
NHK BS1で月曜~金曜 23時から、生放送で放映されている エル・ムンド という番組を見ている。

よくライヴにいらっしゃってくださるお客様の紹介で見はじめたのだが、

これが、おもしろくて

世界の旬な情報を届ける、といった趣旨なのだが、昨日はNYで先日行なわれたレゲエの大御所たちによるチャリティイベント(日本の被災地に全額寄付されるそう)の様子に涙した。

今日も見ようっと。

ご紹介者の方には、「オープニングで演奏されているバンドが、自分のお師匠さん、なので、よかったら、見てみてください」

といわれ、拝見しはじめたのだが、バンドの演奏はもとより番組自体、よく作られていて見ていてとても楽しい。

フルート奏者なら

2011年06月21日 09時52分02秒 | Weblog
『フルート奏者ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』
リー・ピアソン 著
棚橋和子(監訳者)
天野奈緒美(訳者)

という本が、とてもおもしろい。

リー・ピアソン氏は、アメリカ人フルーティストで、アンドーヴァー・エデュケーターズの認定指導者の資格を収得しています。

本は、フルート指導者向けに書かれていて、随所に

指導のヒント

エクササイズ

がちりばめられている所がとても良い。

ボディ・マッピング関連の本は、「へー、そうなんだ。」と思うことが多く、目からウロコであることは間違いないのだが、

「・・・・で、だから?」

「・・・・で、それを知って、どうなる?」

「・・・実際の(自分の)フルート演奏とは、どう関連があんの?」

という疑問が、すぐ浮かんでしまうことが多い。

この本は、フルート演奏、という動きに的をしぼっているので、

それはもうドンピシャ!!にツボにはまる


あ、ボディ・マッピング( body mapping / からだの地図作り)は、元々アレクサンダーテクニークの一部なんですよ。