四十九日の法要の際、お坊さんがお経をあげている間、お坊さんの真上にある蛍光灯が、妙な感じでチラチラと点滅していた。最初、電球が切れかかっているのかな、と思ったが、そういう時のちらつき方とは明らかに違う。特に、お坊さんが母の戒名を読み上げた時には大きく反応したように見受けられたので、きっと、これは、母が喜んでくれているのかな、と。
そう思った事は誰にも話さずにいたが、次の日になって、ダーリン大久保が私に向かって同じことを言いだした。
ダーリン大久保「あの時、お坊さんの真上の蛍光灯が変だったんだよ」
私が見た光景と全く同じことを言ったので、思わず笑ってしまった。
こういった事は、目撃者が一人だと信憑性に欠けるが、二人となると、確信に変わるので非常にうれしい。