Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

血相

2023年07月28日 16時00分49秒 | 介護

朝、実家のテレビがある部屋で父の血圧を測定後、エアコンを28度に設定、部屋の上部にある小窓(欄間)だけ開けた状態で、退室。

 

その後昼頃、自分の家の窓から実家を覗くと、開けておいたはずの欄間がぴっちりと閉っている。

 

その他、台所、食堂がある部屋(この部屋はエアコンなし)の掃き出し窓も、開けておいたはずが、閉っている。

 

こわい。窓をピッチリ閉めて、エアコンも消して、そして熱中症で倒れているのでは?と、慌てて実家に向かった。

 

父は、28度のエアコンが効いたテレビの部屋で、新聞を読んでいた。

 

私「あー、良かった。エアコン消して、窓も閉めて、暑い部屋で熱中症で倒れてるんじゃないかと思って心配したよ!」

 

父「エアコンは消したよ」

 

・・・ガンガンについてますけど・・・

 

父「寒かったから窓を閉めたんだよ」

 

・・・今は夏ですが・・・・

 

私「いつ、認知症の病院いく?」

 

父「ははは。そんな、血相変えて大げさだなあア」


きっと幸せ

2023年07月19日 21時19分06秒 | 介護

今日は、父の病院通い付添日。2ヵ月に一度、血圧の薬をもらいに通っている。

 

家にタクシーを呼び、到着を待ち、さあ出発、と立ち上がったら、部屋の出口とは逆方向に歩き始めた父。

 

私「なに?」

 

父「出口が分からなくなっちゃったんだよ」

 

そういえば、亡き母も、初期の頃、似たようなことがあったっけ。

 

病院受診の後は、駅前ビルで昼食。カキフライ定食を美味しそうにモリモリ食べている父の姿を見て思い出す。

 

そういえば、亡き母も、こんな風に元気に病院に通って、帰りがけに大好物カキフライ定食をモリモリ食べていた時期もあったっけ。

 

終幕が見え始めた親と過ごす時間が多いことは、きっと幸せなことに違いない


意気揚々と

2023年07月18日 18時18分45秒 | 介護

父が熱中症になりかけてしまいました。

 

いくら私が隣に住んでいるとはいえ、父は基本的に独居老人。ひとりきりの時間はどうしても避けられない。

 

そしてこの暑さによって、老人ボケが一層進んだような・・・

 

私が「冷房は28度に設定したままにして!」と言い放ち、私がその部屋からいなくなった瞬間にリモコンをいじってしまったらしく、戻ってみると『暖房28度』に変わっていた。

 

父が意気揚々と言う、

「28度にしたからねー!」


必死に

2023年07月05日 13時22分28秒 | 介護

今朝、実家に行くと、玄関ドアのカギは開いていたものの、何故かチェーンだけがかかっていて、中に入れない。

 

チャイムを鳴らすと、たまたま玄関ドア近くにいた父が出てきて開けてもらってようやく入室。

 

私「ちょっと!なんでチェーンかけるのよ!困るよ!」

 

父「誰がやったんだろう?あっ、大久保さん(ダーリン大久保のこと)が昨日の夜うちに来たよな。さては、大久保さんがやったんじゃないか?」

 

私「へっ?何言っちゃってんの?チェーンは、内側からしかかけれないんだから、お父さんしか出来る人いないでしょ!」

 

父「あっそうか。」

 

あっそうか、の一言があるだけ、まだマシ、と思わなければならないぞ、と、必死に自分に言い聞かせる私でした。


数十倍大変そう

2023年07月03日 15時32分24秒 | 介護

父は、年相応の認知機能の衰えがあるのは、本人も自覚しているようですが、ガンとして検査には行きたがりません。

 

まあ、普通、自ら進んで認知症の病院に行こうとするような人はいないと思うので、そういうところの頭は、しっかりしている、と言えばそうなのですが。

 

ですので、認知症の検査に連れて行くことは、眼科に連れて行くのより数十倍大変そうです。

 


つづきです

2023年07月02日 15時46分09秒 | 介護

つづきです。

 

**

 

父の頭の中は、

 

「病院に行ったら、お医者さんが怒った!困った困った!」

 

だけで、100%埋め尽くされているのかもしれない、と、一抹の不安を感じた私は、念のために聞いてみた。

 

私「ところで、お父さんは、『白内障』と『緑内障』の2つの病を持っているんです。そのことは覚えているよね?そこは大丈夫だよね?」

 

父「えっ?そんなの知らないよ。今初めて聞いた。どうして今まで教えてくれなかったんだ!」

 

やっぱり。

 

このやりとり、トータルで何回目、いや、何十回目であろうか。

 


追記

2023年07月01日 21時09分23秒 | 介護

念のための追記です。

 

私が担当医との会話の中で『医者』という言葉を発したかどうか、私は記憶がありません。

 

ただ、言えるのは、仮に発していたとしても、それは父の眼科通いの経緯を話す流れの中で使った言葉であり、目の前にいらっしゃるお医者さんのお名前を呼ぶ代わりに『医者』と言ってしまうような使い方で使うわけがありません。

 


ナンクセ3

2023年07月01日 20時35分25秒 | 介護

眼科受診から2日経過。この2日間、そのことについては何も語らない父でしたが、今朝、実家に行くと、いきなりの一言。

 

「こないだ病院に行った時、医者が何やら機嫌を損ねただろ。あれは、何故かということを考えてみたんだけど、お姉ちゃんが担当医に向かって『医者』という言葉を2回使った。『医者』なんて言葉は、本人に向かって使うべき言葉ではないんだ。その言葉遣いの悪さに対して、彼は腹を立てたんじゃないのかと思うんだ。」

 

ひっぇ~!!担当医が自分に分かるような説明をしてくれなかったのは、私の言葉遣いが悪かったせい?

 

あの日、私と医師との話し合いが終了し、さようなら、と、診察室を出ようとした瞬間、父が初めて口を開き「あの、すみません。質問があるのですが」と、言い出し始めたものの、たどたどしい物言いの上、質問にならないようなトンチンカンな内容だったため、担当医曰く「すみませんが、質問の意味が分かりません。話があっちこっちに飛んでしまっていますし。娘さんの方がよく分かっていらっしやる・・etc…」という場面がありました。

 

父「診察室を出た後、看護師が何やら話に来ただろ?あれは何だったんだ?」

 

私「!まさか、お父さん、看護師は『娘さんの言葉遣いが悪くて、医師が腹を立ててます』とでも、言いに来たと思ってるとか?(悪いけど大爆笑!)」

 

父「いや、分からんよ。」と、神妙な面持ち。

 

看護師は、『今後も定期的な検診を受けた方が良い』、ということを言いに来ただけなんですけど。