札幌駅北口の近くにある「石の蔵ぎゃらりぃ はやし」で、ふたつの展覧会がひらかれています。
下の階は、陶芸の宙工房(札幌)の川口英高さんと、哲学するブルドッグなどで知られる木彫のアトリエ木夢(同)の岩間隆さんによる2人展。
といっても、今回はブルドッグの立体はありません(レリーフならあり)。
目を引くのは、掛け時計のシリーズ。
とくにユニークなのは、冒頭画像の上の作品で、全体のかたちは鯛 . . . 本文を読む
斬新かつバラエティーにとんだシルクスクリーンと染色の作品を生み出している道都大の中島ゼミ。以前は、札幌市民ギャラリーでのゼミ展と、道展などの公募展がおもな発表舞台でしたが、近年は「他流試合」といえばよいのか、学生やOBの2人展、グループ展を頻繁にひらくようになっています。
今回は、いずれも現役学生の石井誠さんと大泉力也さんのふたりが、4プラ7階のアートショップ華AGRAが狸小路2丁目に開設し . . . 本文を読む
4月に入り、出勤時間が、2月以前のように、日によって前後に移る場合が出てきた。
不規則な勤務なのだが、筆者としては、ギャラリーまわりに割く時間ができるのは、とてもたすかる。
3日は、幌平橋で南北線をおり、ジェイアール北海道バスに乗り換えるという高度な技(?)をつかってギャラリー門馬アネックスへ。
2人展「景一刻」については別項のとおり。
4日は、仕事と、職場の飲み会の間の時間に、札幌 . . . 本文を読む
外山さんは函館在住の画家。
道南の画家は、函館や東京では作品を発表しても、札幌では意外と展覧会の機会が少ないのですが、外山さんは毎春かならず札幌時計台ギャラリーで個展を開いています。
4月下旬に札幌市民ギャラリーでひらかれる北海道抽象派作家協会展では、個展で発表した100号の大作を並べ直して展観するのが通例です。
外山さんがモティーフにしているのは、アルファベット。
「A」でシリー . . . 本文を読む
「ぼんち展」は、毎年9月に旧手宮線の跡でひらかれている野外写真展「小樽・鉄路・写真展」の出品者が、毎冬にひらいている写真グループ展。若い女性はみなさん、藤女子大写真部の出身者です。
昨年までは、赤ちゃんの大伸ばしがあったりして、肩の凝らないカジュアルな写真展というおもむきだったのですが、今回は、資料館の2部屋の壁がびっしりとプリントで埋め尽くされ、さまざまなイメージの乱舞する空間は、まるで金村 . . . 本文を読む
まずおわびしなくてはいけないのは、北海道美術ネットや別館の記事で、作者のyamagishiさんのお名前が誤っていました。申し訳ございませんでした。
yamagishiさんは、札幌のフォトグラファー山岸せいじさん。yamaguchiさんは、ウエブデザインなどを手がけるヤマグチさんです。
山岸さんは、本職は写真家ですが、ギャラリーで発表する作品は、写真を用いたアート作品が多いです。ほかにもイン . . . 本文を読む
今週の札幌時計台ギャラリーは、A室以外は、札幌大谷短大の学生たちによる展覧会になっています。
構成は、以下の通りです。
B室 灰色の足音―松田奈那子個展
C室 札幌大谷短期大学部美術専攻研究生美術科研究生終了展 奥平千香・折目桃子
D室 札幌大谷大学短期大学部 佐藤真可展
E・F室 札幌大谷大学短期大学部美術科展
G室 中田絵美・大塲優子作品展(冒頭の画像)
大谷短大の . . . 本文を読む
小樽市春香町の山の中に「隆香窯」をひらいている上田さんの個展です。
会場のクラフトAgerは、ことしに入ってから、会期を短くしてたくさんの作家の個展を実施するようにしています。
道内の陶芸家の多くは、信楽などから陶土を取り寄せていますが、上田さんは道内の土を自ら採取し、ブレンドし、夾雑物を取り除く…といった、手間のかかる作業を自ら行っています。
自宅近くのほか、後志管内蘭越町や上川管内剣 . . . 本文を読む
仕事が多忙で、ギャラリーをあまりまわれなかった3月の反省にたち、4月は時間と体調が許す限りガンガン見ていきたい。
…なんてこと書くと、わたしの仕事がギャラリーまわりだと思っている人がいたりするのだが、違います。(^_^)
また、このブログを見て、いったいいつ仕事をしているんだろうと思っている人もいるだろうけど、いちおうちゃんと仕事してます。
1日は、朝イチでキヤノンギャラリーに行き、 . . . 本文を読む
久守浩司さんの絵画教室で油彩を習っている本宮さん。
昨年、姉妹展はひらいていますが、個展は初めてということです。
本宮さんの絵の特徴を一言でいうと、筆の運びがとても丁寧だということです。
どの絵も、とりたてて個性的だということはありませんが、落ち着いて安心して見ることができます。
冒頭の画像は「初夏の高島漁港」。
この漁港自体は、風景画の題材としてよくとりあげられますが、暗い建物の . . . 本文を読む
これまで「北海道美術ネット」は、まだ見ていない展覧会について評価を下すことを、可能な限り避けてきました。
また、とりあげた展覧会に点数をつけるようなことも、極力しないように努めていました。
評価するのは、なんだかエラソーな感じがして、いやだったのです。
基本的には、いただいた情報を平等にとりあげるようにしてきました。
ただし、実際問題として、いつも会期はじめに展覧会を見られるわけで . . . 本文を読む
札幌とその近郊の美術館・ギャラリーのスケジュールを毎月掲載している「北海道美術ブログ」を更新しました。
ケータイのiモードでもご覧いただけます。
日々の美術鑑賞にご活用ください。
http://bijutsu.exblog.jp/
…と、ここまでは、いつもの月とほぼおなじ文章ですが、今月は新しいお知らせがあります。
同ブログのもとの資料は、筆者がギャラリーをまわってかたっぱしから . . . 本文を読む














