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有島武郎と木田金次郎の初のパネル展、チ・カ・ホで(2017年3月24~26日)

2017年03月24日 22時22分22秒 | 情報・おしらせ
(タイトルを手直ししました)

 出勤前に札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)を歩いていたら、北2条と北1条の間あたりで、パネル展が開かれているのが目に入りました。
 しかも、その前で立ち話をしているのが、木田金次郎美術館(後志管内岩内町)や有島記念館(同ニセコ町)の学芸員さんたち。
 パネルは「有島武郎と木田金次郎」と題されています。

 実は、2018年に『生れいづる悩み』が発表100周年を迎えることもあって、両館が中心となり、有島と木田の知名度アッププロジェクトが昨年から始まっています。
 全国の千人を対象としたインターネット調査では、有島は35.4%、木田は6.3%が知っていると答えた―という結果も出ました。木田は、道内の若者には意外と知られているようです。
 長篇『或る女』、童話集『一房の葡萄』、評論『惜しみなく愛は奪う』などで知られる有島は近代日本文学を代表する作家の一人ではありますが、歿後90年以上がたち、なじみのない人も増えてきました。
 有島記念館のIさんは
「少しでも名前を知ってくれれば」
と話します。

 「パネル、何枚あるんですか?」
と尋ねたら
「さあ。展示したばかりなので」
「今の今まで、照明の調整をやってたんです」
とのお答え。
 自分で数えましたが、ニセコの観光ポスターなどもいっしょに貼ってあって、全部で何枚と言い切るのが難しい。

 2人とも、生い立ちや代表作についてわかりやすくまとめてあり、複製画もあります。
 2枚目に掲げた、木田の「大火直後の岩内港」も、絵の具がギラギラと光を反射しているようにみえますが、複製です。
 有島は20枚、木田は9枚のパネルがありました。

 展示は26日まで。
 通りがかったら、のぞいて見てはいかがでしょう。
 パネル類は今後も、別の場所で展示していくとのことです。


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