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釧路ロイヤルイン / 遠軽→北見→釧路。2021年10月9日は3カ所(15)

2021年10月24日 13時16分08秒 | 街角と道端のアート
(承前)


 この日の宿は、釧路駅を出て左に曲がるとすぐに見える「釧路ロイヤルイン」でした。
 冒頭画像の左手の建物です(右の教会は関係なし)。

 昔は「釧路東映ホテル」といって、映画会社がホテルを経営しているのが不思議でした。客室のビデオは、当然ながらやくざ映画などが充実しており、そこだけは東映っぽいのでした。
 いつの間にか東映ホテルは撤退し、建物の大家さんが、自前でホテル経営を引き継いだようです。

 ネット検索すると、朝食の評判が良いようですが、筆者は翌朝5時すぎにチェックアウトしたため、朝食にありつけていません。
 なので、このホテルについて、ここで良し悪しの評価はできません。
 釧路駅と、観光名所の和商市場からは、非常に近いです。
 その分、夜の繁華街からは歩いて10分ぐらいかかります。
 近くには、夕食をとれる場所があまりありません。

 フロントの手前に、フクロウのような木彫が立っていました。
 銘板などはなし。




 エレベーターのすぐ横にあったのが、上野山清貢「鶴」。
 30号ぐらいでしょうか。

 上野山(1889~1960)は江別生まれの画家で、1926年(大正15年)から3年連続で、帝展で特選になったことで知られます。
 戦後は全道展創立会員。日展、一線展に出品しました。北海道新聞文化賞なども受賞し、昭和期の北海道を代表する画家のひとりです。
 一時期、釧路に滞在し、増田誠と交友していたこともあったそうです。

 これは、いかにも釧路で取材した作品ですね。


 筆者の客室には、JR北海道車内誌の表紙でおなじみの、藤倉英幸さんの切り絵版画がありました。
 旅情を誘う藤倉さんの作品は、北海道のホテルにはぴったりだと思います。


 10月9日は、あと1本書いておしまいにします。
 旅行の1日間の出来事で16本は、さすがに引っぱりすぎかもしれません。


 http://www.royalinn.jp/





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