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泉修次「赤い絲で繋がった巣箱の様な函」 ハルカヤマ藝術要塞

2012年06月01日 21時02分01秒 | 展覧会の紹介-現代美術
(承前

Shuji Izumi "Boxes Like Bird Houses That Are Connected By Red Strings"

 泉修次さんは1960年生まれ、札幌在住。

 図録には題の英語訳がなかったので、仮に筆者がつけておいた。

 泉さんは、北海道立体表現展にも出品していたし、この手の大型グループ展にはよく登場する。

 そして、なぞなぞのような頓知を感じさせて、シンプルに楽しい作品が多い。さいとうギャラリーで毎年、年末年始に企画されているグループ展では、おみくじタイプの立体作品を出しており、ことしは何が出るかたのしみにしている人もいるだろう。


 今回のインスタレーションも、クイズ形式。
 いったい何個が樹上に設置されているのか。

 これを正確に数えるのはかなり難しい。

 特定の位置から数えるのが早道だと思うが、枝や葉に隠れて確認しづらいものもあるからだ。
 かといって、むやみに歩き回ると、どこまで数えたのかが、わからなくなってしまう。

 図録によると、25個が正解のようだ。

 鑑賞者参加型の作品だが、見る側は、じぶんの認識の不確かさをあらためて思い知らされる。ユニークな作品だと思う。


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