ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ジーザス・クライスト・スーパースター・イン・コンサート

2021年08月10日 | ミュージカル・演劇

ミュージカルの記事書くの9年ぶりらしいです。しかも最後の記事が韓国のJCSだったという。

ブログ書かなくなった最大の原因はツイッターなんですが。ツイッターでさらっと感想書けるようになって、がっつり長文の感想を書きたいと思うハードルが上がってしまったというのはありますね…
そんな中久々にブログ書くぞ!と思う舞台を観ましたので、書きます!(ニューイヤーコンサートすら書かなかったのに…!)
 
そもそもJCS自体が大好きなので、前回のコンサートも行って楽しかったです。歌唱レベルが高くてしっかりロックしてて(正直オケにもうちょっとバンドっぽい疾走感があったら最高だったけど)、再演あったらまた行くだろうと思ってました。
それが何と、ジーザスがマイケル・K・リーだというではないですか!
ニューイヤーコンサートに出ると知った時も叫びましたが、今度はジーザス!主演ですよ!まさかマイケルが日本の舞台で主演なんてあり得ると思わなかった。本当に夢のようでした。
ニューイヤーコンサートが好評だったんだろうな、というのも嬉しくて。
今回の来日に合わせて、日本のテレビ出演とか単独インタビュー記事とかもあって、嬉しかったですね。「スッキリ」はウェンツ瑛士さんのおかげか、「わかってる」という感じの扱いで良かったな…ラミンとデュエットのCould We Start Again?も良かったなあ…
こんな素敵なビデオも公開されてます!
 
全公演行ってやる!という勢いだったのですが、何と2週間以上の長日程。流石に4回までにしました(笑)
ただ、オリンピックと同時期の公演というのが気になっていて。オリンピックが中止か無観客だったら公演も中止か無観客配信では…と思っていたら、まさかのオリンピックは無観客だけど普通に公演という。楽しみだったけど正直渋谷に行くのは怖かったです。
実際、一部公演中止もありました。幸い私がチケット持っていた回で中止になったのは1回だけでしたが、楽しみにしていて観られなかった方もたくさんいるでしょう。
またコロナが落ち着いたら再演して欲しいですね。
でも今回のマイケルのジーザスが実現したのもコロナ禍のせいだよな…と思うとちょっと複雑ですが。その意味でも落ち着いた時にもう一度ちゃんとやって欲しいなという気持ちです。コロナじゃなかったらもっとチケット売れていたはずだし。
 
内容に入る前から再演の話をしてしまいましたが(^_^;)
このコンサート、コンサートと銘打っていて、キャストも皆ハンドマイクで歌いますが、全曲カットなしだし、普通の舞台とほとんど変わらない内容です。
衣装は現代風なラフなものですが、そういう舞台も多いしなあ。
コンサートらしく、手拍子できるのも楽しかったですね。話の流れでいうと、スーパースターははしゃいで見る気にはならないのですが、コンサートだからいいや、と(笑)ラミンも完全にコンサートモードだったし。
カーテンコールでもスーパースター歌ってくれたらな…って韓国版の観すぎ(^_^;)
今回もキャストの歌唱力も素晴らしく、JCSの名曲を素晴らしい歌声で聴けて、本当に幸せな気分でした…!
 
最初に観に行った日は、マイケルがセンターで歌っている!しかも日本の舞台で!というのが幸せすぎて、幸福感に包まれて最後まで観てしまいました。
なんか最初出て来た時満面の笑みで、ジーザスとしての演技なんだろうけど、観客に向かっての笑顔に思えて、(実際観客を民衆に見立ててた)マイケルのコンサートに来たような錯覚を覚えました(笑)
マイケルはさすがにジーザス役をやり込んでいて、役作りは完璧でしたね。インタビューシアトル版韓国版に自分の解釈を入れたジーザスになる、というようなことを言っていましたが、韓国で人気を博した冷静でカリスマなジーザスをベースに、もう少し人間的な弱さを加えたようなジーザスでしたね。
自分の運命を知り、受け入れながらも悲しいという…
鞭打ちの場面の最後、あれ鼻水出てる?と思ってオペラグラスで見たら、さめざめと泣いていて衝撃でした…!その後2回も泣いてたけど、最初に観た時が一番泣いてたな…
ただ、シアトルや韓国ではPoor Jerusalemやゲッセマネのリフレインが消え入るような悲しみに満ちていて胸に迫ったのですが、今回案外しっかり歌っていたような?私の妄想だったかな(^_^;) 
ジーザスが何を考えていたかはだいたい謎ですが、マイケルのジーザスは折々で微笑んでみたり険しい表情をしてみたりと色々な表情を見せていました。
どういう心境を表していたのかはやっぱり謎ですが(^_^;)彼なりの役の掘り下げの結果の演技で説得力があったし、どんな表情してるのか気になって目が離せませんでした。
しかし、改めて、マイケルは主演の器だなあと思いました。カーテンコールでアンサンブル一人一人を気にかけながらセンターでおじきするのを見てしみじみと思いました。
韓国では何度も主演級を見ましたが、日本で、インターナショナルなキャストの中で観ると、感慨深いというか。
こうして彼の主演が観られるのが韓国とか日本だけということについて考えさせられますね…(シアトルでは主演してましたけど)
太平洋序曲の香山はほぼ主演ですけど、あれもオールアジアンキャストだからだっただろうし…
これからまた韓国でも活躍するでしょうけど、日本にもまた来て欲しいですね。
 
ラミンのユダは、前回から思っていたのですが、歌がうますぎて物足りないという(^_^;)どんな音もさらっと歌いこなしてしまうので、曲の難易度がよくわからなくなる(笑)もっと高い音苦しそうにシャウトしたらいいのにとか勝手なことを思ってましたが、出ちゃうんだもん無理ですよね(^^;)
あとラミンユダなんかかわいいですね…前回もこんなだったっけ?マイケルのジーザスが毅然としてたからかなあ。ジーザスにすごく甘えている感じがしました。
スーパースターの時はすっかりコンサートバージョンで、観客と一緒に盛り上がろうとしてくれたし、アンサンブル一人一人と歌ってたし、本当にいい人だなあ…と思いました。最高に盛り上がりましたしね…!
 
藤岡正明さんのヘロデ王、今まで歌唱力よりも演技力、みたいなキャスティングがほとんどだったので(日本の話です)、どうなんだろう…と思っていましたが、いやあすごかったです。これでもかというくらい歌が上手くて、歌唱力で押し切っていたというか、圧倒されました。こういうアプローチもありか、と新鮮でしたね。
しかし、知ってたけど本当に歌上手いですよね。今回の強力なキャストの中で一歩も引けを取ってなかったのですごいなあと。
藤岡さんのHeaven on Their Mind聴いてみたいなあ。コンサートとかでやらないかな。
あと、このコンサートヘロデとピラトがセットの上の方にずっといて舞台を見てるのが面白いのですが、特にヘロデの様子を見てると面白いです。
今回最初はあまりヘロデの場所が見えなかったのですが、2回目の時はホザナで最初はアホみたいに嬉しそうに踊ってたのに途中で飽きてしまっていて面白かったです。3回目は最初から眠そうだった(笑)
関係ないけど前回のオケの木管の人が、自分の出番じゃない時ノリノリで手拍子してて面白かったなあ。
 
テリー・リアンがなぜかまたペテロという歌の少ない役でわざわざ来日してくれて、もったいないと思いつつも、見られて嬉しかったです。
彼は太平洋序曲に始まり、RENT観に行くと大抵出ていたので、結構観ていて、勝手に親近感が(^^;)アリージャンスももちろん観ましたよ。
今回はマイケルと兄・弟的な雰囲気で見られたのが良かったです。アリージャンスでは仲悪い役だったから。
 
そんな訳で久々に書いたけれど相変わらずだらだらととりとめもなく書いてしまいました。
最初の方でも書きましたが、また状況が落ち着いたら、このメンバーでもう一度再演して欲しいなと思います…!
 
ところで、韓国で8月27、28にマイケルとラミンのコンサートやるんですね…そりゃせっかくラミンが日本まで来たんだから、となりますよね…韓国のファンの人は今回日本に来られた人まずいなかったでしょうから。
いつもだったら絶対に行っていたのに、行けない…悔しいです。コロナめ…
前回のマイケル&ラミンのコンサートでもJCSのナンバー歌ってましたが、今回もやるんだろうな…
マイケルがパンフレットでジェンダー関係なくやってみたいロイド=ウェバー作品の役でエビータって言ってたので(チェじゃなくてエビータ!)そのあたりもやったりしてね…と思ったり。(ラミンがチェやってますしね…)行けないの余計悔しくなるからやめよう…
コメント (1)
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