ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

力の指輪最新予告の音楽とコミコンのサントラ演奏

2022年07月25日 | 指輪物語&トールキン

どんどん情報が更新されるので記事も続きます…

サンディエゴで開催されているコミコンに合わせて、予告第5弾が公表されました。

 

英語版はこちら。

 

 

また音楽の話だけします。

冒頭、聴いたことあるようなヴァイオリンのフレーズ、次いで女声コーラスが流れ、「あれ、ロスロリアンのテーマ!?」と思わせて女声コーラスが違う音に進みますが、ここから始まるメロディーが前日に発表されたガラドリエルのテーマなんですね…(英語版の方が音楽が良く聞こえます)

これはもう明らかに意図的にロスロリアンのテーマをアレンジしていますよね。ということは第4弾予告冒頭のWeakness and Redemptionテーマっぽいフレーズも意図的に使っている…!?

以前の記事で、似てるのは偶然じゃないか、とか書きましたけど、こうなると意図的にLotRサントラのフレーズに似せて持ってきていたということですかね。

私が「違う」と断言していたのは、ショアさんがこういう音楽の使い方はしないはず、して欲しくない、という気持ちがあったのですよね。安易に既存の音楽を使ってほしくない、使うなら同じテーマ・モチーフにしても新しい形で出して欲しいと。

でも、メインの音楽担当はベアー・マクリアリーさんとわかりましたので、まあ、他の人がやるならいいかな…むしろリスペクトだよな、という気持ちになりました。

音楽はわりとガラドリエル祭りで(^^;)様々なシチュエーションで様々な楽器でガラドリエルのテーマが出て来ます。サントラが解禁になったから早速使いまくられているような(^^;)逆に言うと他のキャラクターのテーマはまだ秘密なんですかね。

全体として、今度はほぼベアー・マクリアリーさんによる音楽だなと感じます。予告用なのか本編にも出てくるのかはわかりませんが。最後の方はいかにも予告編の音楽っぽいアレンジですけど。

ドゥリン四世が出てくるあたりからの打楽器のリズムはカッコいいですね。モリア関連の音楽でしょうか。

そして、J.R.R.TOLKIENというロゴが出てくるあたりのコーラスについては後述します。

 

サントラ発表の興奮も冷めやらぬ中、翌日にはサンディエゴコミコンで力の指輪の大がかりなパネルが開かれました。

その冒頭で、ベアー・マクリアリーさん指揮のもと、サントラの生演奏が行われたのです!

ベアーさんが後でツイッターで「symphonic suit」と言っていたので、演奏用の組曲と言ったところでしょうか。

実は演奏の様子が動画で上がっていたりして、ちょっと著作権的にどうなのかと思うのでリンクは貼りませんが、この組曲を聴くことができてしまいました。

まず冒頭は壮大な混声合唱で始まりますが、なんかこれ聴いたことあるな…FotRのプロローグの、映画本編では使われなかったけど、サントラCDとLotRシンフォニーで流れるコーラスと似てるんですが…

さきほど後述すると言った予告編第5弾のコーラスも似てるんです。全て音程は違うんですが…(FotRプロローグはAm、コミコンの演奏ではDm、予告編ではCmで始まります)

今までだったら偶然で済ませるんですけど、ここまで来ると無関係とはちょっと言えない気がしてしまいます…組曲の出だしを飾っているので、何らかのテーマ・モチーフではあると思うのですが。

そして中盤に流れたメロディを聴いてあっ!となりました。これ、7.22付の記事で書いた、第一弾予告のタイトルロゴ作成トレイラーの後半で流れていたフレーズでは…またしても音程が違うのですが。(予告第一弾ではG♯から始まるのですが、コミコンの演奏では1音半低いFで始まります)

この第一弾予告、7.22の記事でも書いたのですが、あまりにもショアさんに似たフレーズばかりなのでショアさんの曲か?と思いきや違うとのことで、いったい誰がこんなそっくりな曲を…どんな職人技?と思っていたのですが、もしやベアーさんの仕事だったのですね?!

結構長々と演奏されていたので、割と重要なテーマなのかな…という感じです。ちょっと雰囲気が一つの指輪のテーマと似てるんですよね。予告の画面が指輪の鋳造を思わせる映像だし…(実はタイトルロゴを作ってたんですが)ドラマ冒頭ではまだ力の指輪は一つも作られていないはずですが。

このコミコンの演奏では、最初のコーラス・ガラドリエルのテーマ・サウロンのテーマ・タイトルロゴで流れたテーマ、の4つで主に構成されているようなので、現在発表されている音楽のみで作った、現時点でのコミコン用組曲かな、と思っています。(最初のコーラスはどうなの、というのはありますが(^^;)もしかすると本当に今回しか聴けないレアな組曲かも。

このドラマの主人公はガラドリエルだけではないですから、他の登場人物たちのテーマも色々あるでしょう。(ノリのテーマは第4弾予告のあの歌かな?)今から楽しみです。

しかし、メイン音楽担当がショアさんじゃないという噂を聴いて以来、似て非なる音楽になるのだろう、でもそれも面白いな、と思っていたのですが、まさかここまでLotRサントラから色々取り入れて来るとは思いませんでした。前回の記事で「ショアさんの雰囲気を引き継ぎつつも、LotR・ホビットと同じテーマ・モチーフは使わないだろう」とか書いたのですが、全然使ってくれそうですね(^^;)

ベアーさんのアレンジ力が天才的で、しかもオリジナルの曲も素晴らしいことがわかったので、今後は安心して音楽を楽しみにしていたいと思います。

そして、ショアさん作曲のメインテーマ曲ですね~。ベアーさんの曲が良いのですっかりハードルが上がってしまいましたけど(^^;)どんな曲なのか楽しみです!これは配信当日まで秘密なんでしょうかねえ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の指輪の音楽担当について

2022年07月23日 | 指輪物語&トールキン

昨日「力の指輪」の予告第4弾の音楽について色々書きましたが、翌朝に新情報が色々入ってきました。

まず、噂の段階だった、ハワード・ショアとベアー・マクリアリーの二人体制という話がとうとうメディアで報道されました。

https://www.rollingstone.co.uk/tv/news/bear-mccreary-confirmed-as-composer-of-the-lord-of-the-rings-the-rings-of-power-20549/

これによると、ショアさんはメインテーマ曲のみを担当、メインの音楽担当はベアーさんということになるようです。

これで、予告の音楽にショアさんがかかわっている可能性はほぼ0になりましたね。

多分ベアーさんも基本的には作っていないと思います。第4弾の歌のように部分的に使われたりする他は。

あの歌はベアーさんの作曲のように思うのですが、そうするとショアさん作曲のメインタイトルではない?

メインタイトルの一部に入っている可能性もなくはないと思いますが、ベアーさんの曲のような気がするなあ。という予想にしておきます。

 

この発表に合わせて、amazon musicで「力の指輪」のサントラのうち2曲が聴けるようになりました!

 https://www.amazon.co.jp/music/player/albums/B0B622F18N

Youtubeにも上がっているようですが、公式ではないようなのでリンクは貼りません。

GaradrielとSauronの2曲ですが、どちらもカッコいい!

ガラドリエルは、予告の印象だとかなり勇ましいですが、この音楽だと悲しさと優しさも包括した感じですね。美しいメロディラインにちょっとうるっと来てしまいました。

ハープの印象的な伴奏からホルン→フルート&ホルン→チェロ→ヴァイオリン→弦楽合奏→ホルンとメロディラインの楽器が変わり、女声コーラスも加わり、あらゆる楽器でガラドリエルの優しさや強さを表現している感じですね。登場人物によって楽器を使い分ける傾向があったショアさんのLotR・ホビットのサントラとは違う傾向ですね。

もう一曲、サウロンは男声合唱の不気味な声と激しい弦楽器と打楽器のリズムの不気味でありながらカッコいい曲ですね。途中には女声合唱も入ってきたりして、どんな場面なのか?

男声合唱の入れ方とか(サウロンなんだけどかなりモリアっぽい)、不規則なリズムとか、ショアさんのLotRサントラに寄せつつ、自分の色も出していてさすがだな~と思いました!

LotRではアイゼンガルドのテーマに代表される5拍子ですが、ここでは7拍子なんですけど、1・3・5拍目にアクセントがあって2・2・3に拍子が分かれる感じが、アイゼンガルドの5拍子の3・2に分かれる感じと違うんだけど似ていて、絶妙ですね。

こうして聴いていると、やっぱり予告用の音楽と本篇の音楽って全然違うなあと思うのですが…(昨日の記事では直感とか書きましたけど、要はそういうことです…)

そして、ベアーさんの音楽の作り方の傾向も見えてきたかなと。ショアさんの既存のLotRホビットのテーマ・モチーフを再利用することはまずないでしょう。力の指輪のメインテーマは使うと思いますが。

ただ、インタビューでもご本人が言っているように、ショアさんの中つ国の音楽の雰囲気は踏襲して作ってくれるんだなと。他の曲も今から楽しみです。

そして、ショアさんのメインテーマ!どんな曲なのか楽しみです!ベアーさんも絶賛しているし。

今日からのサンディエゴコミコンの期間にまた新しい予告が出てくるのではと言われているそうですが、そこで発表になるのか?もっと直前までひっぱるのか?気になります!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の指輪予告の音楽について

2022年07月22日 | 指輪物語&トールキン
※この記事は7月21日時点で書いたものです。7月22日に色々と情報が入って来たので、その後のアップデートは後日また記事にします。※
 
2022.8.19追記 軒の下さんの力の指輪についての情報まとめ記事へのリンクを追加しました。
 

こちらのブログでは全く言及して来なかったですけど(^^;)アマゾンプライムのオリジナルドラマ、「ロードオブザリング 力の指輪」の配信もいよいよ9月2日と迫ってきました。

ここに来て第4弾となる予告編が公開されたのですが、ようやく話題にできるような音楽が付いてきたので、ちょっと記事にしてみようかなと思いました。

ちなみにこの「力の指輪」ですが、日本のメディアではなかなか詳細が報道されておらず、内容について誤解されている方も多いように見受けられます。

こちらの記事でわかりやすくしかも詳しく説明されていますので、ぜひ読んでいただければと思います。

軒の下さんには力の指輪関連の情報でも大変お世話になっています。記事に書く力の指輪関連の情報はたいていこちらにお世話になっています。

ドラマについてざっくり説明すると

●舞台は第二紀。LotRホビットでおなじみの登場人物としては、若き日のガラドリエルとエルロンドが出て来ます

●ドラマ化の版権がある原作は「指輪物語」「ホビット」のみなので、「シルマリルの物語」「終わらざりし物語」ではなく、指輪物語の「追補編」の内容が原作となるもよう

●オリジナルの要素もあり、ホビットの祖先、ハーフット族が登場したりもします。

というようなところです。詳しくはぜひ上記の記事を読んでくださいね。

 

さて「力の指輪」の音楽ですが、ハワード・ショアさんが起用されるとメディアで発表があったものの、公式には未だに発表されていなくて、本当にショアさんなの?と疑う日々…(^_^;)IMDbには名前が載ったそうですが。

また、音楽はショアさんの他にもう一人いるという話もかなり前から出ていますが、こちらも全く発表がなし…(メディア報道も含めて)

もう一人というのはウォーキングデッド、エージェントオブシールドやアウトランダーなどの音楽を手がけるベアー・マクレアリーさんだというのですが、果たして本当なのか?

というような状況下にあるという事をお伝えしておきます。

(注:7月21日時点での情報です)

 

さて肝心の予告第4弾がこちら。

英語版はこちら

 

いきなり結論から言いますと、途中から流れるヴォーカル曲がおそらく本編でも使用される本物のサントラ?で、この予告の他の部分の音楽はこのヴォーカル曲をフィーチャーした予告用の音楽だろう、というのが私の予想です。

おそらくショアさんの手によるものではないでしょう。(ヴォーカル曲については後述)

まず、音楽全体が3/4拍子です。明らかにヴォーカル曲に合わせています。

冒頭のフレーズが裂け谷のテーマと共に流れるWeakness and Redemptionというテーマに似ていて、最初聴いた時は「裂け谷⁈」と思いましたが、おそらくこれもヴォーカル曲に合わせたものだと思います。

ヴォーカル曲の前奏というか伴奏というか…このフレーズと一緒にヴォーカル曲を歌ってみるとフィットしますよ。

私はこのフレーズは偶然にWeakness and Redemptionテーマに似たのではないかと思っていますが、どうでしょうか。

それとも、あえて狙ってLotRの既存の音楽に寄せたということもあるでしょうか?

どちらにしても、LotRに出てくるWeakness and Redemptionテーマとして扱われているわけではない、というように思います。

後半に出てくる音楽も、ヴォーカル曲の最初の3音の変奏のように聞こえます。最後はかなりわかりやすくヴォーカル曲の最後のフレーズの繰り返しですね。

ヴォーカル曲以外の部分の音楽は、打楽器もコーラスも割とハイテンションで、予告用の盛り上げる音楽っぽいなあという印象です。

あと、ショアさんの曲ではないと思うのは、実はかなり直感です(^_^;)なんか違うな~、ピンと来ないな、というレベルの。

ピンと来ないと言えば、予告第一弾のタイトルロゴ作成トレイラー?の音楽がありました。

 

 

ショアさんの既存曲に似たフレーズが散りばめられていて、「これはショアさんでしょ⁈」と思いつつも、一抹の違和感というか「ピンと来ない」感じもありました。

で、蓋を開けてみればショアさんではなかったので、直感は信じてみるものだな…と思いました。

もちろん今回は直感がはずれたということもあり得ますが(^_^;)

それにしても、あそこまでショアさんっぽいフレーズを真似て曲を作るとは、一体どこの職人の技⁈と、今でも誰が作った曲なのか気になってます(笑)

話が逸れましたが、第4弾予告のヴォーカル曲についてです。

これはぱっと聴いた時から、今までの予告用の曲とは違う、本編用に作られた曲だな、と感じました。

哀愁漂う、それでいて素朴で力強くもある、素敵な曲ですね。歌詞の内容からも、場面通りホビットの祖先ハーフット族の少女エラノール(ノリ)をフィーチャーした曲に思えます。

この曲、力の指輪のテーマ曲ってことあるでしょうか?もしそうなら、ハーフットが主人公扱い⁈とホビット派としては興奮してしまうのですが(笑)

この曲がショアさんによるものかどうかは、なんとも言えません。なんとなくショアさんっぽくない気もしますが、これもただの直感なので(^_^;)

どちらかというと、もう一人の作曲家という噂のベアー・マクレアリーさんっぽい気もするのですが、アウトランダーの民謡調のサントラのイメージだけで言ってるところはあります(^_^;)

ショアさんも民族音楽や民謡っぽい音楽も手掛けているので、ショアさんだったとしても全くおかしくはないと思います。

とどっちつかずになって来ましたが、まあ事前の予想なので、ここは「ショアさんじゃない」という予想ということにしておきます。

 

というように予想してみましたが、さて実際のところはどうでしょうか。

諸々が明らかになる前に、こんなこと考えてたという証拠としてこの記事を上げておこうと思います。

※冒頭にも書いた通り、7月21日時点での予想です。7月22日以降に明らかになった情報については改めて書く予定です。もっと早く書いておけばよかったな…

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする