ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

NINEナイン(ネタバレ)

2010年05月01日 | 映画
ミュージカル映画はとりあえず観ておくことにしてる私。特にNINEは評判の良いミュージカルだったので、一度は観てみたいと思っていたので・・・日本版も何回も上演してるんですが、なんだか観に行く機会を逃してしまっていて。今思えば田中利花さんが出てた時に観ておけば良かったなあ・・・
というわけで観てきました。
話の筋的には全く共感できる話ではないはず・・・なんですが、オリジナルがよくできているからか演出のせいか、なんかグイドの心境も、グイドに心を寄せる女性たちの気持ちも理解できてしまうのがすごいなあと。
ラストなんかちょっとほろりとしてしまったりして・・・これは演出の力だと思いますが。
何より、出てくる女性たちの美しく撮られていること。マリオン・コティヤールやペネロペ・クルスはいつも綺麗だけど、ニコール・キッドマンなんて今まで観た映画の中で一番綺麗だったような・・・
一見際どいシーンが多そうに見えて、実はRどころかPG指定すらついてない、健全な映画なんですよね(笑)まあ元が舞台だから・・・
色っぽい衣装も、女から観ても「綺麗だなあ」としか思えなかったですねー。
おそらくこの作品、深く考えずに女性の美しさを愛でるものなんだろうなあ。なんというか眼福って感じでした。
いわゆる「美女」でないジュディ・デンチもとても魅力的な女性に思えました。いい役だなああれ。田中利花さん、きっとあの役だったんだろうなあ。やっぱり観れば良かった・・・
母親の幻影と会話をするとか、冒頭の映画のセットに女性たちが現れるところとか、映像ならではの幻想的なところが良かったですね。多分冒頭の映画のセットのところは舞台版そのままなんじゃないかと思いますが。
ミュージカル映画としては、歌が結構少ないなあと思ったのですが、どうやら舞台版よりも大分歌はカットしているみたいです。
でも、冒頭の、映画の場面のセットにしても、ケイト・ハドソンやファーギーのダンスシーンにしても、演出が見事で、さすがCHICAGOのロブ・マーシャル、という感じでした。(って映画のCHICAGO観てないんだけど・・・)
特にケイト・ハドソンのダンスシーンが、鮮やかな映像とモノクロの映像が交互に出てきて、見事でしたねー。
音楽もよかったですね。やっぱり舞台版観ておけばよかったなあ。(まあ日本版はキャストにもよりそうな気がするけど)
キャストは皆そこそこ歌えてましたが、やっぱり歌が本業のケイト・ハドソンとファーギーが素晴らしかったですねー。
特にケイト・ハドソンのパワフルな歌声は、やっぱりこのくらい歌えないとミュージカルはダメだよなあと・・・(だから歌も減らしたんでしょうが)
再び映画を撮り始めようとするグイドの背後に、女性たちが現れて、少年時代のグイドが走ってくるラストには、ちょっとグッと来ましたね。
というわけで、よくできたミュージカル映画だったな、と思います。いつか舞台版も観てみたいです。
あ、そう言えば、イタリアが舞台ということで、全編英語ながらかなりイタリア語なまりの英語だったんですよね。雰囲気は出てましたし、私にはむしろ英語聞き取りやすかったんですが(汗)
舞台でもこんな感じなんでしょうかね?

てな訳で今年見た映画の順位。
1.ニューヨーク、アイラブユー / 2.NINEナイン / 3.復讐者に憐れみを / 4.Dr.パルナサスの鏡 / 5.のだめカンタービレ最終楽章後編 / 6.コララインとボタンの魔女 / 7.ラブリーボーン / 8.プリンセスと魔法のキス / 9.かいじゅうたちのいるところ

あと今年これから観に行く予定の映画。
公開中「アリス・イン・ワンダーランド」「ウルフマン」
5月8日公開「9ナイン~9番目の奇妙な人形~」
6月4日公開「マイ・ブラザー」
7月3日公開「アデル」
夏公開「ザ・ロード」
11月公開「ハリー・ポッターと死の秘宝 前編」
12月公開「ノルウェイの森」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« のだめカンタービレ最終楽章... | トップ | クリストファー・リー様のCha... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事