真壁智治さんの新著『カワイイパラダイムデザイン研究』を
読んだ。かねてから予告をご本人からお聞きしていたので、
9月に発売されるや否やアマゾンで買ったのね。
届いて驚いたのはその分厚さ!
400pもある。
小さきモノはみなカワイイのに
カワイクナイやん~って思ったのが第一印象。
しかも内容は多岐にわたり野心的な内容だったので
おいそれとは読み進められなかった。
要約しにくいが、デザインと建築において、
どういうものがカワイイとされるのかという
カワイイ基準構築と、個人と社会の関係性における
カワイイの役割や可能性について多岐にわたる方法論で
迫っていく。
☆
真壁さんのカワイイパラダイムの視点はここ2~3年に
かけて表明されてきた。
大学のゼミでじっくり考えを掘り下げながら、
1年前位の雑誌『新建築』の巻頭言を4号連続で飾った。
「カワイイ建築の地平」というタイトルだったが、
業界関係者への布告だったのかもしれない。
その後シンポジウムを開催し、デザイナーや建築家へ
カワイイコトを多角的な視点から論じていって
話題をさらった。
☆
女子たちから広がっていったカワイイ価値観は
カッコイイという男子てき父系社会から
母系社会への移行を示唆している点。
環境再生と心の再生をつなぎ合わせることに
カワイイなら力を発揮するという点など、
新しい視点が示唆に富む。
☆
デザインや建築においても
きわめて個人的な主観であるカワイイが
おおいに使われていて、
それは対象の評価ということより
他者との関係性における共振性に
あるのかもって思ったりする。
また他人との共感を得ると同時に、
関係性の確認とつながりながら
楽しく自分が変われるものへの力を
カワイイという言葉がちつつあるのかもしれない、とも。
読んだ。かねてから予告をご本人からお聞きしていたので、
9月に発売されるや否やアマゾンで買ったのね。
届いて驚いたのはその分厚さ!
400pもある。
小さきモノはみなカワイイのに
カワイクナイやん~って思ったのが第一印象。
しかも内容は多岐にわたり野心的な内容だったので
おいそれとは読み進められなかった。
要約しにくいが、デザインと建築において、
どういうものがカワイイとされるのかという
カワイイ基準構築と、個人と社会の関係性における
カワイイの役割や可能性について多岐にわたる方法論で
迫っていく。
☆
真壁さんのカワイイパラダイムの視点はここ2~3年に
かけて表明されてきた。
大学のゼミでじっくり考えを掘り下げながら、
1年前位の雑誌『新建築』の巻頭言を4号連続で飾った。
「カワイイ建築の地平」というタイトルだったが、
業界関係者への布告だったのかもしれない。
その後シンポジウムを開催し、デザイナーや建築家へ
カワイイコトを多角的な視点から論じていって
話題をさらった。
☆
女子たちから広がっていったカワイイ価値観は
カッコイイという男子てき父系社会から
母系社会への移行を示唆している点。
環境再生と心の再生をつなぎ合わせることに
カワイイなら力を発揮するという点など、
新しい視点が示唆に富む。
☆
デザインや建築においても
きわめて個人的な主観であるカワイイが
おおいに使われていて、
それは対象の評価ということより
他者との関係性における共振性に
あるのかもって思ったりする。
また他人との共感を得ると同時に、
関係性の確認とつながりながら
楽しく自分が変われるものへの力を
カワイイという言葉がちつつあるのかもしれない、とも。