五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2014・4・28

2014-04-29 13:21:56 | 日記
今日も予約はなかったので誰もいない店で芝居の構成を作る傍ら送られてきた季刊「映画芸術」2014年春号をパラパラと捲る。表紙に綾野剛のスチールがあることからも分かるように「そこのみにて光輝く」(脚本・高田亮、監督・呉美保)の特集。見に行こうと思っていた映画だ。この特集を読んでから見に行くか、見てからこの特集を読むか迷っている内にざっと読んでしまっていた。だったらまた映画を見てから詳しく読み直そうと思いなおした時にインタフッンが鳴る。イチゲンの若い女性客が「席はありますか」と聞いてくる。感じがよさそうな方だったし、もう一人女性もいたみたいだから喉まで「どうぞ」と言いかけたけど、ギリギリで「料金が高いですけどよろしいですか」とお断り路線に入ってしまう。当然女性客は「だったら結構です」と帰ってしまう。途端後悔する。あんな感じのいい女性なら以前の店だったら絶対常連客にしている筈だ。それなのに……でも、原則は原則だ。以前の店のお客さんにフラッと立ち寄らずに電話してから来てくれと言っておきながら魅力的な女性客だからと言ってお客さんにしていたらシメシがつかない。それに料金だって一杯か二杯しか飲まなかった場合、女性は一律五千円ですと言えるかどうか?そう、断って正解なのだ。お客さんが一人もいなくても断らなくてはいけない。その原則を崩していたら以前と同じ店に逆戻りだ。勿論、売上が一日平均一万円しかなくてどこまで店がもつかは別問題だけど。帰宅して録画してあった「極悪ガンボ」と「パンドラ」を見る。尾野真千子二連戦。見るたびに違う顔。飽きない。

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