五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2017・9・24

2017-09-25 09:09:34 | 日記
今日のメインテーマ?は夕方4時開演の「時分自問旅行」(作演出・西条みつとし)を赤坂レッドシアターへ見に行くことだ。何がメインテーマ?かと言うと、誘ってくれたのがTテレビの女性プロデューサーで、乃木坂の店を立ち上げる時にも尽力してくれ、「四階で火事が三階が洪水が」にも見に来てくれたRさんだからだ。いやいや、それより問題なのが今日の芝居で唯一大人の俳優で出演しているYさんがRさんのご亭主だと言うこと。気軽に行くと言ってしまったけど、もしもつまらなくて寝てしまったら、そしてそれを目撃されたら彼女の気分はよくない訳で、なんとしても眠ることなく休憩なし二時間の芝居を「完投」しなくてはならないのだ。でも、チラシを見た限りでは、若手の俳優が20数人出演するという私が絶対見たくない芝居の典型で、いくち眠らないと決意を新たにしても99%はつまらなくて眠ってしまう可能性が大だった。だから老老ブレックファースト(さつま揚げ、ちりめん入り玉子焼き、納豆、きゅうりとかぶの漬け物、じゃがいもと茗荷の味噌汁)の後、当然の如く仮眠して寝不足を補おうとしたのだけど、こういう時に限って眠くならない。やばい。何とか眠らなくてはと思い続けた2時間余り。仕方なくお昼過ぎにはベッドから出て電卓を叩いて経理事務を試みるが、ダメ。結局、二時前には店を出て六本木へ。本屋に立ち寄った後、時間があるので六本木からレッドシアターのある赤坂まで歩こうと思い立ち、途中乃木坂の以前の店の一階に出来たカフェドコアで休んだものの、約一時間かけて歩き通す。歩くのは本当に気持ちいい。それにミッドタウンから乃木坂、そして赤坂へと歩く道は十年間に渡って私が毎日通っていた道だから懐かしさが込み上げてくるのを禁じ得ない。でも、疲れた。こんなことをしたら眠気を加速するだけじゃないか?でも、それはそれで仕方ないか?とすっかりお眠りムードで劇場についたら、な、なんと誘ってくれたRさんのと、となりの席!や、やばい!眠ってしまったらどうなるんだ?いやいやそんなことはいくらなんでも?と思いつつも、以前初号試写に招待してくれた気難しいので有名な脚本家Aの隣で居眠りをして顰蹙を買った過去もあり、もう神に祈るしか助かる道は残ってなかったが、芝居が始まると神が訪れたのだ。若手二十数人が次々と登場して、場面が目まぐるしく転換する舞台に、やれやれ予想通りの芝居だと思い掛けたのは開演後20分を経っていた頃だったろうか?それまで一度も暗転がないことに気づいたのだ。舞台におかれたベンチが喫茶店の椅子にもなるし、公演のベンチにもなる。それまで東日本大震災で津波にさらわれた母と娘の生前の姿があったかと思うと、いつの間にか舞台は現在の東京になっていたり、空間と時間が混雑している舞台なのだ。この時点で暗転が煩雑にある芝居は、ストーリーだけを語るだけで、演劇的興奮は皆無と断言してもいい。恐らく殆どの人が一度見ただけではストーリーなんか分からない。でも、私は眠気なんか忘れて二時間の演劇的空間と時間を堪能していた。こんな日は誰かと飲みたい。ダメモトとは思いつつも乃木坂に住む教育評論家兼映画監督のHさんに電話してみると、以前の店の近くにある魚料理の店Uで会うことを快諾してくれた。ハイボールを四杯ずつ飲みながら語り合う63歳と69歳。自分らはまだ青春気分?で、話すことも青春がテーマだったりしているのに、ふと周囲からみるとどんな姿に映っているのだろうかと思ったりする。9時過ぎHさんと分かれて六本木経由広尾へ。珍しくまだ飲み足りなくて近所のバーへ一杯だけ飲ませてくれと入る。お客は妙齢の女性一人。カウンターの中には寡黙なマスター一人。ラフロイグ一杯を飲みきるのに20分か?その間一言も喋らず時が過ぎていく。ザ・バーだ。★御礼。「四階で火事が三階で洪水が」の公演には8公演で300人以上の方々がご来場くださいました。本当に有り難うございます。皆さんの声援を背にして次回「壁」(1/12~14)の公演に向かって行きたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます★テアトロじゃーじゃんのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。jerjan-hiroo4f.jimdo.comへアクセスして下さい。?、
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