食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

▽[政治情勢2]少数派シリーズ/分野別リンク表紙

2024年03月23日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp
少数派シリーズ 分野別リンク表紙  ■政治情勢2

Sind2167778

いつも少数派シリーズにお越し頂き、誠にありがとうございます。
「政治情勢2」の内容を、最新投稿順に掲載しております。リンクイ
ンデックスから記事にリンクされるか、このカテゴリをページダウン
するとご覧になれます。
[政治情勢1]に移る

Nindex

Sindm1a0002_000876 ■政治情勢2

■24年
前明石市長・泉房穂氏(後)◇各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に
前明石市長・泉房穂氏(前)◇「熱血」の源は50年以上前の弟の不遇、優しい社会へ変えたい

松尾貴史氏コラム◇解散命令請求する文科相に岸田首相「過去はともかく」では済まされない
山田孝男氏◇森元首相はなぜ不問なのか?裏金問題・五輪汚職のキーパーソンなのに
池上彰氏解説(後)◇自民党は30年前の汚職事件を反省せず今日に至ったのが裏金問題
池上彰氏解説(前)◇政治資金規正法の政治献金・政治資金パーティーは抜け穴・裏金だらけ
松尾貴史氏コラム◇岸田首相の薄ら笑いと低劣な言い訳に終始する裏金自民党・金権政治の打破を

統一教会|連載 (24-22年)
統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される
統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨
統一教会23|岸田首相も旧統一教会の広告塔になっていた!教会主要人物と自民党本部で面会
統一教会22|松尾貴史氏コラム◇岸田さん旧統一教会問題もう国民は「忘れてくれた」と思ってる?
統一教会21|開祖・文鮮明入国に金丸氏便宜、長年の癒着全て明らかにせよ!旧統一教会と自民党

統一教会20|旧統一教会被害1億円超17件、1000万円以上128件も氷山の一角(日弁連調査)
統一教会19|被害者救済新法も結局は政府自民党による緩い規制の「触らぬ神」路線だった
統一教会18|松尾貴史氏コラム◇岸田首相の「質問権を行使する」表明、またもや時間稼ぎでは?
統一教会17|衝撃!内閣支持率続落の29%危険水域に、統一教会対応「評価せず」72%
統一教会16|自民党と統一教会のシンボルマークが酷似、目的がいっしょだから?

統一教会15|安倍首相こそ在任中に教会票を直々に割り振り・差配のキーパーソン
統一教会14|与良政談★安倍元首相は参院選で統一教会の組織票を差配していた
統一教会13|紀藤弁護士報告◇霊感商法被害1兆円超・被害者は家族含め100万人超
統一教会12|統一教会は安倍元首相にも選挙支援・安倍氏は教会関係者を桜を見る会に招待していた
統一教会11|松尾貴史氏コラム◇岸田首相は目くらましに失敗・内閣改造もやぶ蛇だった

統一教会10|岸田内閣支持率16P急落・最低の32%、首相も統一教会関係者と写真撮影
統一教会9|松尾貴史氏コラム◇岸田首相は「当該団体」と言い名指しを避けるのはなぜ?
統一教会8|下村文科相(安倍政権下)名称変更の関与は明らか・偽証発言追及を!
統一教会7|自民党は統一教会との関係について火消しに躍起、広がる動揺・居直る幹部
統一教会6|週刊文春◇下村文科相が統一教会の名称変更を認証・腐り切った関係

統一教会5|安倍政権首相秘書官・井上義行議員は統一教会集会で「信徒になった」と紹介される
統一教会4|松尾貴史氏コラム◇自民党と統一教会「一体ぶり」が日に日に可視化されている
統一教会3|安倍元首相は統一教会系総裁へ「敬意を表す」ビデオメッセ・被害助長の恐れ
統一教会2|安倍元首相が統一教会を称賛したことは根本的かつ重大な誤り・大失態の極み
統一教会1|どんなに悲劇的なことでも安倍氏のやってきた事を肯定することはできない

■23年
自民党政治資金団体への献金29億円・大企業との癒着、見返りは補助金・優遇税制・軍拡・原発
伊藤智永氏◇政治資金パーティー・安倍派バブルがはじけ長期政権が腐敗する鉄則は生きていた
維新遂に本性現す・馬場代表「第2自民党」表明、暴論「共産党はなくなればいい」
松尾貴史氏コラム◇岸田首相の不敵な笑み・自ら”解散風”、立場の重さをわかっていないのか
総選挙で立憲が増えれば“民主主義の復活” “子供の将来を思う”国民の本気度が分かる
痛恨!せっかくの電話世論調査にスマホを誤操作し岸田内閣に「不支持」を入れられず
「看過できない政府の放送介入」放送法は元々放送局が自由に放送することを保障するもの

■22年
「秋の山寺、葉が落ちる」川柳ではなく”辞任ドミノ”のダメ秋葉・山際・寺田・葉梨氏を詠う
与良政談★安倍氏がいなくなってもずっと「安倍派」の名でいたい?
松尾貴史氏コラム◇岸田内閣総辞職や衆院解散が思ったよりも早くやって来ることも
安倍元首相暴言「敵基地先制攻撃・日銀は政府の子会社」、沖縄本土復帰50年
アベイズム(安倍首相の願望)とはプーチンがやっていることと同じ!どんなに怖いことだったか
松尾貴史氏コラム◇安倍元首相の日米核共有論はウクライナ侵攻の災難に便乗した愚劣さ
岸田首相は4K失敗(教会・国葬・コロナ・物価高騰)で内閣支持率大幅ダウン
年金生活者に5000円の給付金!7月の参院選で「自公党に投票しろ」と言うこと
岸田首相の「聞く力」は安倍・菅氏だけ、国民には「聞き流す力」を存分に発揮

◆これより前の記事を読む[政治情勢1]インデックスへ

Komono_0202 誠に勝手ながらコメントのやりとりは致しておりません

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

前明石市長・泉房穂氏(後)◇各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に/少数派

2024年03月23日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
前明石市長・泉房穂氏(後)◇各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に


右は明石市立天文科学館

■まず投稿者の文章|泉氏のような方が心が通った政治家、政界復帰に期待
前明石市長・泉房穂氏のインタビュー記事の2回目。前回は障害のある弟さんへの冷たい社会の眼に、奮起するところまでをお伝えした。今回は貧乏な環境下で努力して東大に入り、政治家になった経緯が綴られている。明石市はご存じの通り、「日本標準時」と言われる子午線が走っており、そこから泉市長(当時)が始めた子育て支援を『日本標準政策』と呼ぶ。言葉の綾に留まらず、本文の通り国の“少子化対策”の見本になっている。出鱈目な自民党・日本維新の会とは異なり、泉氏のような方を“心が通った政治家”と言うのだ。たまたま投稿者の娘が嫁いだ先は、明石市にごく近い市に住んでいる。その娘が旦那に、前号のように最近は泉氏が東京のTVに出ずっぱりの話をしたら、「今までは関西圏ばかりの出演だったが、全国に通じる人間だから頑張って欲しい」旨の話だったそうだ。コメンテーターも大事な仕事だが、もう1度、政治家に復帰してもらいたいものだ。

■子育て政策・明石でできたことは全国どこでもできる、国が率先して取り組むべき
毎日新聞を活用しました(前号から続く)/社会を変えると決意した泉少年は懸命に勉強する。しかし、親は貧しい漁師。参考書や問題集を買ってほしいとは言い出せなかった。「それで僕がどうしたか分かりますか?」。声が震え始めた。下を向いたまま、ようやく絞り出した。「万引きするしかないと思い詰めたんです」。初めて聞く話だった。市内の書店で思い悩んでいたある日、挙動がおかしいと気付いた店主に「こっちに来なさい」と呼び止められた。「おやじさんが店の隅に机と椅子を用意してくれて、ここで立ち読みして勉強しなさいと言ってくれたんです」。塾に行くお金もなかった泉少年は、この書店の片隅で「座り読み」させてもらうことによって、大学受験した。必死に勉強して東京大に現役合格した時、書店主は「わしが泉君を東大に通してやった」と鼻高々だったという。当時のことを話す泉さん、抑えていたものをこらえられなくなった。「おやじさんがいてくれなかったら、今の僕はなかった。あの恩は一生忘れられません」。大粒の涙がこぼれ落ちた。

市長として泉さんの評価を高めたのは子育て支援。明石市では、(1)高校3年までの医療費 (2)0歳児のおむつ (3)第2子以降の保育料 (4)中学校の給食費 (5)天文科学館などの公共施設入場料~の「五つの無料化」を実現した。市独自で児童手当も拡充し、18歳まで1人当たり月額5000円を支給。いずれも所得制限は設けていない。「最初は、公共事業を削って建設業界の首を絞めるのか、商店街振興をあきらめるのか、と各方面に猛反発されました。『後回しにしますが必ずやります』と説得して、子育て予算を倍増させたら、隣の神戸市からの移住者が激増して税収が増え続けています」。子育て支援の先進都市として、明石市には全国の自治体から視察が相次ぐ。泉さんは国会の公聴会や政党の勉強会で経験を伝え、「明石でできたことは全国どこでもできる。国が率先して取り組むべきです」と訴える。明石市は、日本標準時子午線の東経135度が通ることでも知られる。ここでの取り組みを「日本標準政策」にしたいようだ。

「自己責任という言葉が大嫌い」という泉さんの言葉に熱がこもる。「頑張ったって走れへん人がいる。その人のせいにするのは違う。環境とか能力に恵まれた人が、そうでない人に目配り気配りするのが政治やないですか」。そのために、選挙で社会が変わることを証明していくつもりだという。23年4月の明石市長選・市議選や兵庫県議選では泉さんが応援した無所属候補が全員当選した。7月には明石に近い三田市長選でも無名に近かった新人候補を支援し、自民・公明・立憲・国民民主が推薦する現職ら3人を破って大勝させた。「選挙は最大勢力に支持された人が勝つんです。自民やないですよ、市民です。潮目は一瞬で変わります」と自信を見せる。23年8月19日に60歳になった。「還暦で人生1周したとすると、貧乏人のせがれが全力で走って自分なりに冷たい社会に復讐できた。やり切った気持ちです」。2周目はどうするつもりかと聞くと、「最近、いろいろな人に『もっとやれ』と声をかけてもらえて、2周目もいけるかもという気になってきました。みんなで冷たい国をなんとかできたら面白いですよね」。石井氏を当選させようと一生懸命だった20代の頃と同じ目をしていた。

■人物略歴 泉房穂(いずみ・ふさほ)[前出]
1963(S38)年、兵庫県明石市生まれ。東大教育学部卒業後、NHKとテレビ朝日
でディレクター。2003年、民主党から衆院初当選。05年落選。11年から3期12
年、明石市長を務めた。弁護士、社会福祉士の資格を持つ。著書に「社会の変え方」、共
著に「政治はケンカだ!」など。

Sankoub
前号/前明石市長・泉房穂氏(前)◇「熱血」の源は50年以上前の弟の不遇、優しい社会へ変えたい

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

前明石市長・泉房穂氏(前)◇「熱血」の源は50年以上前の弟の不遇、優しい社会へ変えたい/少数派

2024年03月16日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
前明石市長・泉房穂氏(前)◇「熱血」の源は50年以上前の弟の不遇、優しい社会へ変えたい


右は明石市立天文科学館

■まず投稿者の文章|明石市職員に「火つけてこい」発言が発端で全国に知られる
昨今、泉房穂氏はTV情報番組に“引っ張りだこ”だ。23年末、テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、出鱈目な自民党政治をバッサリ斬った。投稿者はリアルタイムで見ており、溜飲が下がった。当日解説の“御用ジャーナリスト”の田崎史郎氏も、たじたじとなった。視聴率は、普段より5割も上がっていた。TBS「ひるおび」や“朝までテレビ”でも吠え、新聞の連載も持っている。投稿者が泉氏を知ったのは、本文のように明石市職員に「火つけてこい」とワイドショーで大騒ぎした時。でも「悪い人間ではない」と直感し、その後の言動から「熱血漢の人格者」と認識した。皆様にもお伝えしたく、毎日新聞の記者がインタビューして、まとめた特集記事をお伝えする。こういう方が政治のリーダーシップを執れば、どれだけ良くなるものを。思えば20年以上前、本文に書かれた石井紘基議員が殺されたことを覚えている。その方の下に、泉氏がいたのは初耳だった。また「熱血」の源は、障害がある弟さんのことだ。社会の冷たさに反発して、政治家になった。2回に渡り、お伝えする。

■弱い人を助けるどころか見殺しにするような冷たい社会に復讐(社会の改善)
毎日新聞を活用しました/市長を引退してから、むしろ存在感が高まっていないだろうか。兵庫県明石市の前市長、泉房穂さん(60)だ。「誰ひとり取り残さないやさしいまちづくり」を掲げた市政運営が評価された一方、問題発言が続き、毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばした。今は各地の選挙で応援に駆け回り、連戦連勝。23年8月に還暦を迎えて「第二の人生」に踏み出し、何を目指すのか。日本の政治を4時間ノンストップで語り尽くした。日曜の昼下がり、泉さんは1人で毎日新聞東京本社にやってきた。東京メトロ竹橋駅で見知らぬ女性に「握手してください」と話しかけられたそうで、にこにこしている。「東京で僕の顔を知ってくれてる人がいるのは、うれしいことやね」。こうして話をするのは33年ぶりだ。

前回は1990年の冬。泉さんは、後に民主党の衆院議員となる石井紘基・社会民主連合事務局長(当時)の秘書として、衆院選に初出馬する石井氏の選挙事務所を取り仕切っていた。私は学生ボランティアとして選挙運動を少し手伝った。東京・三軒茶屋の街頭選説で、候補者本人が話し終えた後、泉さんに突然、マイクを渡されたことがあった。「言いたいこと、何でもしゃべって」と。私は「消費税3%を貧乏学生は重く感じる」という話をした。「僕は30年も前からずっと同じことをしてきたんやな」と笑う泉さん。政党幹部でなく、名もなき聴衆に演説してもらって選挙を盛り上げるのが、昔も今も変わらぬ泉流なのだ。この衆院選で落選した石井氏に「人の役に立ちたいなら、まず弁護士になるのがいい」と助言された泉さんは、ゼロから勉強して94年に司法試験に合格した。ちなみに司法修習生の同期には橋下徹・元大阪市長がいる。

2002年に恩師の石井氏が右翼活動家に刺殺された。これを機に「遺志を継ぎ、困っている人のために法律や制度を作りたい」と衆院議員になった。11年に明石市長に転じ、在任中は悪い意味でも世間の注目を浴びることになる。道路用地買収が進まないことに腹を立て、市職員に「火つけてこい」と暴言を吐いて19年2月に辞職。翌月の出直し選で3選を果たしたものの、22年10月には市議に対し「次の選挙で絶対に落としてやる」と威圧したことが問題になり、責任を取って23年4月の任期満了で引退すると表明した。職員への暴言後、橋下さんはメールマガジンで司法修習生時代を振り返り、<泉さんは、僕より6つ年上で、当時から熱血感溢(あふ)れる人><まあ典型的な関西のおっちゃん。勢いで押していくんだけど、ちょっと走り過ぎるところがあるなとも感じていた>と評していた。「怒りを抑えられないダメな部分が出てしまった」。泉さんは改めて反省の言葉を口にした。

「熱血」の出発点は50年以上前にさかのぼる。明石市で生まれ育った泉さんには、四つ下の弟がいる。酸欠状態で生まれ、病院側は両親に「このままにしましょう」。命が助かったとしても障害が残るのは明白だから、放置して死なせるという意味だ。旧優生保護法が根拠だった。両親が泣いて懇願し、自宅に弟を連れて帰ってきた。泉さんは「弱い人を助けるどころか、見殺しにするような冷たい社会に復讐したい、これが政治を志した原点だった」と明かす。脳性まひで「一生立てない」と診断された弟だったが、どうにか歩けるようになった。だが、弟の小学校入学を前に当時の市教育委員会は「歩きにくいのなら近くの小学校でなく、養護学校へ行ってください」と伝えてきた。「障害がある子にバスと電車を乗り継いで遠い学校に行けと平然と言う。行けるわけないやんか! 10歳にして故郷を憎みました。自分がやさしい社会に変えたると決めたわけです」。半世紀前のことに、泉さんは目を見開いて激怒している。<次回に続く>

■人物略歴 泉房穂(いずみ・ふさほ)
1963(S38)年、兵庫県明石市生まれ。東大教育学部卒業後、NHKとテレビ朝日
でディレクター。2003年、民主党から衆院初当選。05年落選。11年から3期12
年、明石市長を務めた。弁護士、社会福祉士の資格を持つ。著書に「社会の変え方」、共
著に「政治はケンカだ!」など。

Sankoub
次号/前明石市長・泉房穂氏(後)◇各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松尾貴史氏コラム◇解散命令請求する文科相に岸田首相「過去はともかく」では済まされない/少数派

2024年03月10日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史氏コラム◇解散命令請求する文科相に岸田首相「過去はともかく」では済まされない

Matsuoiwakan
毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■教育について最も責任ある立場にこんな人物を就かせ続ける岸田首相も無能と言わざるを得ない
自民党と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の間にある闇の深さはとどまるところを知らない。文部科学相には、なぜこうも旧統一教会との癒着や、つながりがある人物が任命されるのだろうか。去就が取り沙汰されている盛山正仁文科相については、毎日新聞による全国世論調査で、何と78%の人が文科相を交代させるべきだと考えていることが分かった。国民のほとんどがやめてほしいと思っている大臣なのだが「聞く力」のかけらもない岸田文雄首相は「職責を全うし、責任を果たしてもらいたい」などと寝ぼけたことを繰り返すばかりだ。聞かない力どころか、人の意見うんぬんの前に、こんな間違いに気づかないという鈍感力がすさまじい。盛山文科相に対して不信任決議案が国会に提出されるも、自民党と公明党、そして日本維新の会などの反対で否決された。維新が反対したのは、旧統一教会の関連団体などと何らかの関係がある国会議員がいるからだと推測する。しかし、宗教法人の解散命令請求を申し立てた文科省のトップが、問題になっている宗教団体と密接につながっているという異常さを、与党の議員は屁(へ)とも思っていないのだろうか。

盛山文科相は、旧統一教会の関連団体との事実上の「政策協定」に当たる「推薦確認書」に署名したかどうかについて国会で追及されると「記憶にない」を10回以上も連発するなどして逃げている。しかし、証拠(自身の署名入り)の「推薦確認書」の写真を見せられると「うすうす思い出してきた」などと答弁をしたり、あるいは「内容をよく読まずサインしたかも」などととぼけたり。その翌日には「記憶にない」との答弁に戻ったりと、頭の中が混濁しているようだ。こんなに記憶力がなく、書類の内容をよく見ずにサインをしてしまうような人物が、大臣でいていいわけがない。岸田首相による「過去の関係はともかく、現時点では当該団体と一切関係がない」などというかばい方は、あまりにも稚拙かつ乱暴だろう。暴力団との密接なつながりがあっても「もう付き合わないから」と言って公的な重責を担う人がいたら、問題なしとはならないだろう。ましてや、現在大問題の焦点になっている宗教団体が相手なのである。政治家は「過去の関係はともかく」で済まされる仕事ではない。そして今度は、旧統一教会と盛山文科相がまだつながっていることが早々と明らかになってしまった。教団系の機関誌「世界思想」が毎月、神戸市にある盛山氏の地元事務所に「無料で」届けられていることが分かった。旧統一教会の関連団体から衆院選で推薦状を受け取っていたとされる問題を巡り「旧統一教会との関係は既に断ち切っている」と否定していたのは真っ赤な大うそではないか。機関誌の受け取りは「記憶にない」では言い逃れられない。

しかしそれでも、与党と維新は盛山文科相の不信任決議案を否決した。盛山文科相だけではなく、旧統一教会と関係があった議員は皆「覚えていない」と繰り返す。関係を隠さなければならないような団体の応援がないと当選できないような人たちが、政策協定を結んで「推薦確認書」を交わし、その団体の意向に沿ったような政策が決められる。さらには、団体と関係があった議員たちが、あろうことか憲法を変えてしまうという大変なことに取り掛かろうとしている恐怖を、一人でも多くの国民が知るべきだ。旧統一教会の信者と一緒に拳を突き上げて、気勢を上げる盛山氏の写真が出てきたが、これも「記憶にない」らしい。ニュース番組「報道特集」では、旧統一教会の関連団体の現役幹部が「記憶にない」と連発する盛山文科相に反論していた。「一番の厚い支持者層はどこだと考えているんだと。後ろから支えて、表には出ないで、歯を食いしばってやってきたのは、どこか分かるのか。応援するんじゃなかった。非常に残念」などと恨み言を言っていた。子どもたちの教育について最も責任ある立場に、こんな人物を就かせ続ける岸田首相も無能と言わざるを得ない。

■投稿者の文章|傷害・性的暴行・脅し・オレオレ詐欺・万引き、時が過ぎたから問題ない?
松尾貴史氏の文章は、いつも以上にご立腹だ。そりゃそうだろ! 盛山文科相というこんなふざけた人間はいない。忘れた・記憶がないと言うが誰もが思うように嘘で、ある自民党議員は「灘高・東大法学部出身、極めて頭脳明晰で50年前のことでも昨日のことのように話す」と言っていた。国会本会議場や予算委員会の席上で、ニコニコ・ニタニタと笑っている。それもそのはず、岸田首相も旧統一教会幹部と並んで”記念撮影”したり、接触も濃い。だから盛山氏は「俺を切ったら岸田首相自らもタダで済まないよ」と思わせ、岸田氏がクビにできないことを盾に、反省・辞職するどころか”自信満々” ”鼻高々”なのだ。明らかな口封じ・脅しだ。実際に盛山氏を切ったら岸田氏も辞めざるを得なくなるから、「過去の統一教会との繋がりは切っており、現在は接触なしだから問題ない」と言う。それに対してネットでは、過去がお咎(とが)めなしなら、「殺人」を犯したが現在は何もしていないから「問題なし」なのか! 罪状を殺人以外にも傷害・性的暴行・脅し・オレオレ詐欺・万引き・暴力団との付き合いなどの例に替えて、岸田氏の対応を怒っている。投稿者の年代は、昔「それで済むなら警察や裁判所は要らない」と、よく言ったものだ。今の時代なら、「文春砲」「赤旗砲」も加わるかな?岸田氏も自民党も、既に「末期状態」。

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山田孝男氏◇森元首相はなぜ不問なのか?裏金問題・五輪汚職のキーパーソンなのに/少数派

2024年03月05日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
山田孝男氏◇森元首相はなぜ不問なのか?裏金問題・五輪汚職のキーパーソンなのに
 絵・五十嵐晃氏

■裏金にせよ、五輪汚職にせよ、森元首相は重要な役割を担ってきた
毎日新聞を活用しています/「森(喜朗)元首相は調査しないのか?」。岸田文雄首相は明らかに森元首相に遠慮している。裏金問題の衆院予算委では「森に聞け」と野党に責められ、ハイ、とは言えない。岸田内閣は安倍派の協力がなければできなかった。安倍派は瓦解(がかい)したが、森は、なおゴッドファーザーである。86歳。森とは2日に1度、電話で話すと、首相就任直後の岸田に聞いた記憶がある。派閥の政治資金パーティーの収入を裏金として議員に還流する――という安倍派の悪習は、森がこの派閥の会長だった20年前から始まった。安倍派の幹部が証言している。つまり、森は裏金づくりの経緯を知るキーパーソンである。ところが、岸田主導の聞き取り調査はキーパーソン抜きで行われる。それで何が解明できるか。

森への遠慮――といえば東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約などをめぐる汚職事件(現在公判中)で、森を調べた東京地検特捜部のアプローチも控えめだった。事件の中心人物は、総額およそ2億円の受託収賄罪で起訴されたオリ・パラ組織委員会の元理事、高橋治之(79)=元「電通」専務。一方、組織委の会長は森。2人とも、刑法上、汚職捜査の対象になる「みなし公務員」(オリ・パラ特措法28条)である。森自身に対する金銭提供の報道もあった。2022年9月1日。産経新聞(東京版)が1面トップで、贈賄側の供述として「森・元会長に200万円」と特報した。ただ、共同通信以外は追わなかった。当時を知る関係者によれば、贈賄側が「森さんに200万円渡した」と検事に説明したのは事実と思われる。だが、他に証言、証拠がない。検事が調書を取らなかった可能性も。「産経を追えば恥をかく」と、他社の記者たちをけん制した検事もいたという。興味深いのは最新の「週刊文春」(2月15日号)の高橋独占会見である。<17年7月、五輪公式スポンサー、公式ウエア受注をめざした贈賄側被告からこう聞かれた。「(肺がん治療で入院中の森の)お見舞いにいくら渡せばいいでしょうか」。そこで「オプジーボ(がんの治療薬)は1回300万円ですよ」とは言いました……>。「森に200万円」説の傍証のようでもある。

森は参考人として検察に数回聴取され、放免。高橋は逮捕・起訴された。起訴・不起訴は検察官の胸一つだが、不公正、不公平が生じぬよう、言外の基準がある。パー券事件の場合、裏金3000万円以上のケースを立件した。五輪汚職では紳士服大手の贈賄業者から5100万円もらった高橋を起訴。森の聴取は高橋の罪を立証する上での補強であり、森自身は立件を免れた。だが、釈然としない。22年度の日本新聞協会賞を受賞した読売新聞取材班の「五輪汚職」(中央公論新社)によれば、多くの企業の依頼を受けた高橋が組織委、電通に働きかけることができたのは、「元首相である森の『後ろ盾』があればこそ」だった。裏金にせよ、五輪汚職にせよ、森は重要な役割を担ってきた。司法判断がどうであれ、キーパーソンの説明が聞きたい。

山田孝男氏(毎日新聞特別編集委員)1952年生まれ。早稲田大政経学部卒。毎日新聞政治部長、編集局総務などを経て2007年から月曜朝刊コラム「風知草」を担当。

■投稿者の文章|“低人格のドン”森氏に平伏した安倍首相(当時)自民党政治から脱出を!
東京五輪汚職、そして今回の政治資金パーティー裏金キックバックという違法な仕組みを構築、どちらも森元首相の関与が疑われている。東京地検特捜部は双方とも森氏へ甘い追及に終わってしまい、国民の怒りを買っている。特捜部は一時“正義の味方”と国民から喝采を浴びたが、何のことはない忖度と権力者には見て見ない振りをする醜態を晒してしまった。森・東京五輪組織委会長時の女性蔑視発言も許されない。さて首相在任期間は2000年4月から、たった1年の01年4月まで。その間にあまりにも酷い失言、国民から右翼政治を批判されたにも関わらず、こんな人間が今日まで20年以上も「政界(自民党)のドン」として居座ったことは何とも不思議だ。自民党が森氏の意向を受けて動いてきたため、政治・経済や世の中が堕落・没落し、世界から大きく引き離れ低レベルに陥った責任は重い。当時、”森喜朗”という名をもじった曖昧模糊の「シンキロウ右翼政治」の酷い失言・失態を紹介する。

▽「日本は神の国」発言=天皇が中心で、国民はその下僕(家来)である趣旨。▽「子どもを一人もつくらない女性の面倒を、税金でみなさいというのはおかしい」発言=世界に日本がジェンダー後進国であることを発信。▽「寝ておいて」発言=選挙で自民党が勝つために、選挙民は寝ていて欲しい(投票に行くな)の民主主義否定趣旨。▽中でも不支持が高まり在任期間が短くなった原因が「実習船えひめ丸事故」=2001年2月、えひめ丸がハワイ沖で訓練中、米潜水艦艦長の悪ふざけで急浮上し、えひめ丸と衝突・沈没。生徒9名が死亡・行方不明。当時、森首相は報告を受けながらもそのままゴルフを続行、猛批判を浴びて辞任に追い込まれた。その他にも数々の暴言を放った低人格のこんな人物に、安倍首相(当時)が平伏し、自民党が牛耳られ言うままに動いたことが理解できない。結果、国民の生活まで悪影響を及ぼしている。この「森自民党右翼政治」から脱出しなければ、日本は良くならない。

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される/少数派

2024年02月23日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される

Logo2Logo3b
なぜかコンセプト(太陽と家庭)が酷似する自民党のシンボルマーク(左)と統一教会のシンボルマーク

■日常の躾と称す暴行、学校に行かせず、恋愛禁止、経済的な困窮を強いられる
前号では、腹を痛めた我が子を他の信者へ「養子縁組」に出すことが日常的にまかり通っている、非人道的なことを申し上げた。今号は韓国で行われる数万人に及ぶ集団結婚式によって、日本で生まれた5万人の「祝福2世」と呼ばれる子供の困窮や虐待について追及する。統一教会によると、「祝福2世」の他にも信者の親から生まれた「信仰2世」が3万人、つまり生まれながらにして信者扱いされる2世信者が合わせて8万人いると言う。ただ日曜礼拝などに参加している信者は、1世・2世合わせて4万人程度だ。しかし積極的に参加していなくても、個々の家庭内で躾と称す2世への厳しい虐待が行われているのは事実だ。さて祝福2世は“神の子”とされ、韓国での洗脳合宿に参加させられる。例えば小学生から高校生は夏休みに、韓国で21日間の洗脳合宿に参加させられ、朝から晩まで「原理講論」の講義が続き、漫画やゲームは一切禁止される。統一教会の内部資料によると、他の2世も同様に、子供の成育に大事な幼児期に「信仰の原型」作りと「習慣的な信仰」を付けさせるなど、小さなうちから統一教会の教義を教え込む。言わばマインドコントロール、洗脳教育が教会及び1世の親から日常的に教え込まれるのだ。

統一教会によれば、人類の祖先のエバ(イブ)がサタンと淫行したことで人類全てが「サタンの血統により生まれるようになった」「サタンの血統から逃れるためには、次々と『祝福結婚』=いわゆる集団結婚し祝福2世を生むことが必須」と洗脳する。そんなことを言うなら統一教会開祖・文鮮明夫妻の素性はどうなんだと一般の人間は思うが、洗脳されてしまえば言う通りのことを信じ込んでしまう。2世は、日常的に親から数々の虐待を受けている。▽暴行による虐待を始め~▽新生児に限定的な栄養しか与えられずに生命の危険がある ▽子供が教会宗教行事に連れ回され、長期間の不登校など満足に授業へ出席できない ▽小学校の仲良しと遊ばせてもらえない ▽中学・高校生の年代は異性と遊ぶことを禁止 ▽結果、仲間外れにされて孤独な生活を送らざるを得ない ▽大人になっても恋愛禁止、合同結婚式を強要される → 統一教会の主張「夫婦は子供がいなければ未完成である」=※自民党の主張と全く同様 → 有無を言わせず合同結婚をさせる ▽大学への進路さえ閉ざされるのだ。また親が多額の献金をすることから、経済的な困窮に陥るケースが多い。2世は典型的な被害者にも関わらず、自民党政権は統一教会を追及するどころか政治的結託をし、30年以上も事実を隠蔽してきた。

■多くの悩みを抱える壮年女性をターゲットに多額の金銭を巻き上げる「反社会的なカルト集団」
祝福2世や信仰2世は生まれてから信仰する以外に道はなく、途中で疑念を感じて脱会しようとすると「地獄に落ちる」「堕落する」と恐怖心を植付けられ、容易に脱会や信仰から抜け出せないでいる。いわゆる健全な教育・学業、精神の育成に支障を来たす洗脳が行われる。さらには1世(親世代)が多額な献金をすることから、2世は小さな頃から貧しい生活を余儀なくされ、中には満足な食事が得られない、修学旅行や学校行事の費用も払えず悲しい思いをさせられる。高校に入り健気にアルバイトで貧しい家計を工面しようと働いても、その金さえも献金させられる。生命保険や何と「学資保険」さえ解約して献金に充てるため、生まれてこの方“貧乏暮らし”の連続である。明らかに重大な虐待であるが、気の毒なのは当事者の2世が「そう思わない」ほど洗脳されてしまっていることだ。だから法律を変える、第三者の組織が介入して彼等を助けなければ解決しない。それにしても政府自民党が統一教会にどっぷり浸かってしまっている以上、野党や弁護士・活動団体、共感した国民が大きな声を出して頑張らなくてはならない。

統一教会が悪質なのは、被害者の圧倒的多数・2/3が女性信者であり、女性をターゲットにして多額の献金をさせていることだ。初期は活動的な若者を信者勧誘して拡大していったが、何せ「お金」を持っていない。そのため方針を大きく変更して、壮年女性を狙い撃ちし始めたのだ。特に壮年の専業主婦は、夫は仕事ばかり・子供は独立、病気、また姑との付き合いなど、多くの悩みを抱えていることに目を付けターゲットにした構造がある。当初メディアで大報道された、数千万円から1億円の高額の壺・釈迦塔・聖典(本)を買わせる、いわゆる“霊感商法”の餌食にされたのだ。このように宗教の形式を取っていても、実態は「反社会的なカルト集団」であるのは間違いない。日本国民から巻き上げた金銭のほとんどを、韓国に収めるルートが確立している。日本人を経済的・精神的に苦しめる“暴力集団”にも関わらず、事実を知っていながら、長年、統一教会への支援体制を組み、「広告塔」役だった安倍首相・細田衆院議長(ともに当時)、岸田現首相、自民党の責任は極めて重大である。

Sankoub
前号/統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池上彰氏解説(後)◇自民党は30年前の汚職事件を反省せず今日に至ったのが裏金問題/少数派

2024年02月19日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
池上彰氏解説(後)◇自民党は30年前の汚職事件を反省せず今日に至ったのが裏金問題



■まず投稿者の文章|今回の裏金問題は旧統一教会問題と同じことが言える
池上彰氏のTV情報番組の解説を投稿者がピックアップしたもので、政治献金と自民党の出鱈目で「脱税行為」の政治資金パーティーその2回目をお伝えします。1回目をお読みになっていない方は、できれば先に下記リンクをご覧下さい。今回の裏金問題は旧統一教会問題と同じことが言え、詳しくは下段の投稿者感想欄で。さて番組では「政治資金規正法」について一部クイズ形式になっていたので、皆様には先に問いを提示し正解と解説を下記の本文に掲載致します。かなり、ややこしい。
Q1.個人で政治資金パーティー券100万円分を購入するのは、OKか?NOか?
Q2.個人から政治家へ100万円を寄付することは、OKか?NOか?
Q3.会社(企業)から政治管理団体へ100万円を寄付することは、OKか?NOか?

■3.池上彰氏解説(前号からの続き)|政治資金規正法の「寄付」(献金)クイズ!
)政治資金規正法の「寄付行為」~献金額についてのクイズは、中々答が難しい。政治家への直接の寄付、政治管理団体への寄付、政党へ寄付が考えられるが、それぞれ良いのか悪いのか。では皆様、お答え下さい。
Q.1 個人で政治資金パーティー券100万円分を購入するのは、OK(適法)か?NO(違法)か?
「答」[ 150万円までならOK ] ←左クリックでドラッグすると「正解」が表れる。スマホは最初から表示される。
20万円を超えると、議員側は購入者名を報告書に記載する義務がある。寄付した側もあまり多額の寄付を行うと、魂胆がある、議員に恩を売る意図があるのではと疑われる。現在、公開する必要のある「20万円超」の基準額を下げることを検討中。

Q.2 個人から政治家へ100万円を寄付することは、OK(適法)か?NO(違法)か?
「答」[ NO(違法) ] まさしく汚職そのものになる恐れがある。但し議員は、政治活動のお金を管理する団体「政治管理団体」を作ることができる。その団体なら、個人で150万円まで寄付することができる。「5万円超」の寄付者名を報告書に記載することになっている。政治家へ直接の寄付は駄目だが、政治管理団体ならOK。
投稿者感想/政治管理団体=実質、議員への寄付と変わりない。単なる迂回ルートに過ぎなく、“ザル”の規定と言える。

Q.3 会社(企業)から政治管理団体へ100万円を寄付することは、OK(適法)か?NO(違法)か?
「答」[ NO(違法) ] 企業は政治家個人と政治管理団体への寄付は一切禁止。これも魂胆・下心と捉えられる。但し、「政党」へはOK。会社の規模によって、上限額が決められている。中小企業は、年間最大750万円まで。大企業は1億円まで。個人は2000万円まで。

)番組出席者カズレーザー氏のコメント「全般の上限額を引き下げても、大企業なら社員に5万円をボーナスか手当として支給して、個人で寄付するようにしたら規定から逃げられるのでは?」。池上氏「さすが!悪知恵が働く。企業がある議員を応援しようと思えば、そういう方法がある」(笑)。
投稿者感想/「政党への寄付」経団連が音頭を取り、毎年、大企業に数千万円~1億円までの額を指定して、政党(自民党)に寄付させている。企業はそんな金があるなら、社員の給料アップに使え!

■4.池上彰氏解説まとめ|今度ばかりは国民がしっかり見張るべき、怒るべき!
)30年前、自民党議員に賄賂(裏金)や汚い金が横行し、「企業献金」をやめさせる代わりに、その後、国民から1人当たり(赤ちゃんも)年250円の税金を取って「政党交付金」(政党助成金)制度を作った。しかし政治家たちは交付金をもらいながら、企業からの寄付の廃止をやめなかった。だからこんな問題が、今でも行われている。再びカズレーザー氏「政治と現金の距離さえ置けば透明化できる。自民党がやっている、派閥の解消を焦点に合わせる理屈が分からない。政治刷新本部ではなく、規正法改正本部を作ればいい」。
池上彰氏の総まとめ|「岸田首相の、派閥があるからキックバックの問題が起こる、だから派閥を解消する論理は筋違い。政治家が政治にお金が掛かると言うならオープンにして、国民が必要と思うか、どうするか議論すればよい。今回の問題の解決は、政治家のお金の流れを透明化させることに意義がある。しかし法律を作るのが議員だから、どうしても甘く曖昧になる。今度ばかりは、国民がしっかり見張るべき(怒る!べき)

■再び投稿者感想|自民党は国民からの鉄槌を食らい今度こそ政治から消え失せるべきだ
クイズの通り、実にお金の流れが分かりにくい。つまり政治家達が“悪知恵”を使って抜け穴を作り、何とか多額の政治献金とりわけ企業献金を継続しようとしたものだ。30年前、リクルート事件や佐川急便事件など自民党主要幹部への多額の賄賂、贈収賄事件が発生した。しかし反省せず姿勢を改めなかったことが、30年後の今日に再び同じような自民党の裏金事件に至った。しかし岸田首相や自民党は、到底、反省しているように思えず、30年前と同じようにそのうち国民が忘れるだろうと高を括っている。だから池上氏の番組のまとめでも、今度こそ国民がしっかり見張るべき!怒るべき!と言っている。
今回の裏金問題は、旧統一教会問題と同じことが言える。投稿者が思うに、安倍首相(当時)が起こした悪政と、それに反省することなく継承した菅・岸田政権の失態だ。つまり国民の見えないところで旧統一教会からの「選挙支援」、安倍氏が強引に進めたアベノミクスを口実に、自民党と大企業・経済団体との癒着が極まる「企業献金支援」によって政治を歪(ゆが)めた責任は大きい。自民党は自業自得であり、選挙そのものや内閣支持率・自民党支持率の大幅低下など、国民からの鉄槌を食らい政治から消え失せるべきだ。

Sankoub
前号/池上彰氏解説(前)◇政治資金規正法の政治献金・政治資金パーティーは抜け穴・裏金だらけ

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池上彰氏解説(前)◇政治資金規正法の政治献金・政治資金パーティーは抜け穴・裏金だらけ/少数派

2024年02月14日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
池上彰氏解説(前)◇政治資金規正法の政治献金・政治資金パーティーは抜け穴・裏金だらけ



■まず投稿者の文章|パーティーのキックバックが問題ではなく正しく記載しなかったこと
池上彰氏のTV情報番組の解説を、投稿者がピックアップしたもので2回に渡り投稿します。自民党の横暴さ、出鱈目に呆れます。岸田首相も他人事(ひとごと)のような対応で、国民を怒らせる。右翼団体・旧統一教会の「選挙支援」然り、今回の政治献金や政治献金パーティーなど大企業からの「政治献金支援」然り、2つの勢力によって政権を維持してきた。結局、大企業と右翼思想組織の言いなりで、国民のほうを見てこなかった“ツケ”が今起こっている。さて池上彰氏はこれらの不正を含めて、同問題を冷静に指摘している。どういう点が問題なのかを勉強しましょう。

■池上彰氏の解説1.大企業からの献金は自民党に恩を売る・下心がミエミエ
)政治献金や政治資金パーティーを行うことは、政治資金規正法で認められている。政治資金パーティーは、政党・派閥・政治家個人(〇〇議員を囲む会など)によって開かれている。パーティー券の相場は1枚2万円で、地元の後援者、企業、団体組織が各人や各社が何枚・何十枚も購入する。なぜそんな高いパーティー券を買うのか?政治家と親しくできる~政治家に顔を売って依頼ごとをするため。大企業は、政党に商売(事業)の働きかけをする。政党などに億円単位の献金を行い、後日、(投稿者補足/原発・公共工事など)・事業費用の予算を付けてもらう。言わば恩を売る、下心があるからだ。
)パーティー券の売り上げ-経費(ホテル宴会場費用+飲食代)=残りが、政治資金となる。大体、8~9割が儲けになる。食事は焼きそばやから揚げなど腹に溜まり、安価な食材をばかり。また参加人数分より遥かに少なく、遅れて行くと食いっぱぐれる。
投稿者感想/利益率は“ぼったくりバー”並みの高さで、歌舞伎町の飲食店なら警察に通報されるレベル(笑)。自民党は味を占めて段々とエスカレート、中には参加者にミネラルウォーター1本のみ、あるいは参加者ゼロ~パーティー券だけ販売してパーティーそのものを開催しない荒手も現れた。

■2.政治資金規正法の趣旨は規制法ではなく正しく報告する規「正」法
)政治資金規正法の趣旨は、金の規制をする法律ではなく、字の通り正しく報告する規正法だ。議員側が①誰から、いくら貰った?②何に使ったのか?③それらのお金の流れを報告書に記録。⇒それを選挙管理委員会に届ける⇒同委員会が一般公開する~ことを義務付けている。
)自民党の派閥ごとに、議員にパーティー券の枚数ノルマが課せられていた。例えば100枚がノルマの議員が200枚売ると、相場1枚2万円なので派閥に400万円を納金。ノルマを上回る分200万円が派閥から議員に返され、それをキックバックと言う。但し、キックバックそのものは法律に触れない。
)今回、大騒動になっているのは、献金やパーティーで大きく儲けたことではなく、キックバックを正しく報告せずにいたこと。報告していれば、法律上は問題なかった。戻ってきた分も政治資金なので、もらった議員が収入を記載していない未記載は違法。また議員個人が内緒で懐(ポケット)に入れれば、納税義務が発生する。無届けなので、「脱税」の疑いになる。
)東京地検特捜部は、疑いが残る政治家幹部の「5人衆」を起訴しなかった。但し「脱税した」との判断をすれば国税庁に連絡し、国税庁が独自に調査を始め、脱税の罪に問われる可能性がある。
)規正法は意外と古く、1948(S23)年に制定され、汚職や贈収賄事件が起こると度々改正されてきた。そもそも政治家自身が決めた法律なので、甘く“ザル法”に近い。まあ報告していれば「表の金」、報告していないから「裏の金」(裏金)。飲み食い・買収工作・規定以上の選挙費用に使うなど、表立って書けないものに使っていた疑いが濃い。

投稿者追記/既号の繰り返しになるが、「キックバック」(kickback)は、ネットなどではお客様に還元する意味で、普通に「割り戻し」の意味に使われている。しかし本来の意味は、「強い反動、はねかえり」の意味で、エンジンや機械工具などの始動時に逆転することを指している。それが比喩的に得意先への割戻金やリベートになり、昨今の政治献金の意味も持つようなった。言葉の初出は古く、1954(S29)年の国会答弁だったそうだ。最初から、曰く付きの用語らしい(笑)。新聞では「還流」と訳されるが、多くの辞書は「望ましくない反応の意として、不当な、あるいは反社会的な形の手数料や礼金など。袖の下や賄賂をいう。」と、ダーティなイメージで書かれている。<次回に続く>

Sankoub
次号/池上彰氏解説(後)◇自民党は30年前の汚職事件を反省せず今日に至ったのが裏金問題

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松尾貴史氏コラム◇岸田首相の薄ら笑いと低劣な言い訳に終始する裏金自民党・金権政治の打破を/少数派

2024年02月08日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史氏コラム◇岸田首相の薄ら笑いと低劣な言い訳に終始する裏金自民党・金権政治の打破を

 Matsuoiwakan
松尾貴史さん作

毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■派閥幹部の説明責任、世論調査「果たしているとは思わない」が91%
「政治とカネの問題」と言うと「違う、自民党とカネの問題だ」と怒る人がいるが、もっともな話だ。腐り切った自民党の金集めと、政治資金規正法にのっとって管理し、収支報告書への記載をしっかりやっているであろう大半の議員たちとをひとまとめにして、政治全体への不信感を募らせることに抵抗感を持つ人がいるのは当然だろう。自民党の裏金(キックバック)あるいは中抜き、あるいは脱税行為とも言える問題は、ここまでひどいとは想像していなかった。しかし、派閥の幹部だか「患部」だかは、まるで無罪放免のような状態になり、国民の間にさらなる無力感、ひいては検察もひっくるめた統治機構全体への不信感もかつてないほどに強まっているのではないだろうか。一瞬でも、検察を応援したい気になった自分が恥ずかしいほどだ。「国民の」と書いたが、一部の国民ではない。1月下旬に毎日新聞が行った世論調査で「疑惑を持たれている派閥幹部が説明責任を果たしていると思うか」と質問したところ「果たしていると思う」と答えたのは、4%だった。4%――。これはなかなか出ない数字ではないだろうか。「果たしているとは思わない」と答えたのは何と91%に上った。

説明責任を果たさない議員たちの責任は大きいが、マスコミ各社、報道陣の追及の甘さも、説明逃れに手を貸してしまっているのではないかというほどの数字である。せめて公の場所では神妙な顔つきになっても当然であるのに、立件されないとなればこっちのものとばかりに、派閥幹部らの国会での高笑いとじゃれ合いの様子は、テレビなどで広く国民の知るところとなった。多くの人が指摘をしているが、彼らのやったことは脱税ではないのか。「会計責任者らスタッフがやったことで自分は知らぬ」と言うのならば、なぜ議員たちは彼らを告訴しないのか。国民はパン一つ、コーヒー1杯の支払いをごまかせば逮捕され得るのに、自民党の国会議員は数千万円を裏金にしても逮捕されることはない。そんな中、国会で共産党の塩川鉄也衆院議員から、岸田派の3059万円のパーティー収入を収支報告書に記載していなかった件について問われた岸田文雄首相は「パーティー収入については基本的に全て銀行口座に入金しており、口座に存置されている。これが流用されたとか裏金となったとかいうことではないと認識をしている」と答えた。所得があって申告せず納税を免れても、使っていないから脱税ではない、と言ったに等しい。

首相の言い訳として、これほど低劣な言い訳があるだろうか。使っていなくても裏金は裏金である。「銀行口座に残っていて使っていないから裏金ではない」というのであれば、窃盗犯も詐欺犯も、せしめた金を使っていなければ犯罪ではないということになってしまうではないか。これは裏金という言葉の定義を変えてしまう、悪い意味で画期的な「事件」だ。収賄を問われても「金は返した」と逃げられる。責任ある立場にいる人々の暴言も「撤回する」と言えば逃げられる。これでは高笑いも止まらないのだろう。責任を取って自分から議員辞職する派閥幹部はいない。「派閥」の弊害だと問題をすり替えて、ネーミングをいじって「政策集団」に看板を掛け替えてごまかすだけ。自分たちに金を出してくれた業者や団体が潤う政治ばかりを繰り返す。そして、検察も当てにならない。もういいかげんに、次の選挙までこれらのことを牢記(ろうき)(しっかり記憶)して、腐敗した者どもに鉄ついを下してやらないと、この国は本当に壊死(えし)してしまう。

■投稿者の文章|政党助成金29年間で9170億円、うち48%の4400億円が自民党へ
まず、松尾貴史氏が描いた岸田首相のイラストが実によく似ている。最近、岸田首相は、時々、ニタッと薄ら笑いをするようになり気持ちが悪い。まさにイラストのこの顔こそ、薄気味悪さを捉えている。能登半島地震の国会質疑でも、岸田氏は笑い出し、大変、被災者に失礼だとバッシングされた。就任当初はソフトイメージで自民党支持者に好評だったが、現在では何をやらかすか分からず、自民党の大ピンチにも関わらず、思いは安倍派解散に留まらず”安倍勢力”を根こそぎ壊滅することに専心していると言われる。段々と「怖い性格」「腹悪い人間」だと分かり、腰が引けてくる国民が増えた。さて自民党の行為は、ひと言でいえば脱税でしょ。当ブログは、TV番組ではあまり報道されないことを書くことを基本にしており話題をやや変える。
政治資金パーティー収入の8~9割が利益になる。1人2万円を払ってもホテル会場にはほとんど料理はなく、あってもから揚げや焼きそばなどの廉価で腹が溜まるものばかりらしい。これって、ぼったくりバーより質(たち)が悪い。ぼったくりバーなら、警察に通報される。さて1995~2023年までの29年間に、自民党へ交付された政党助成金は何と4407億7000万円にも及ぶ。政党助成金総額は、約9170億円でそのうち自民党が半数48%を占める。このお金を福祉や社会保障に使っていたら、どれほど世の中が良くなったでしょう。当時のコーヒー1杯分・国民1人250円が29年間、投稿者個人は計7250円、うち約3500円が望まない自民党へ”個人献金”したことになる。政党助成金の交付そのものに問題はあるが、大企業からの献金まみれになるよりはマシと考える。自民党はその両方を受け取っている訳だから、それは許されない。
もう1つ「キックバック」(kickback)の言葉に触れると、ネットなどではお客様に還元する意味で、普通に「割り戻し」の意味に使われている。しかし本来の意味は、「強い反動、はねかえり」の意味で、エンジンや機械工具などの始動時に逆転することを指している。それが比喩的に得意先への割戻金やリベートになり、昨今の政治献金の意味も持つようなった。言葉の初出は古く、1954(S29)年の国会答弁だったそうだ。最初から、曰く付きの用語らしい(笑)。新聞では「還流」と訳されるが、多くの辞書は「望ましくない反応の意として、不当な、あるいは反社会的な形の手数料や礼金など。袖の下や賄賂をいう。」と、ダーティなイメージで書かれている。

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨/少数派

2024年01月22日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨

M20231227

■信者は洗脳されているとは言え我が子を酷な目に遭わせることがよくできるものだ
ここからは、養子縁組・祝福(信仰)2世・エホバ(他組織)の問題を連載する。まず統一教会組織と信者は、それこそ腹を痛めた我が子を他の信者へ「養子縁組」に出すことが日常的にまかり通っていた。いくら“開祖・文鮮明夫妻の指示”とはいえ、自分の子供を平気で養子に出す信者の親の心理についていけない。夫妻の指示と書いたが、いわゆる統一教会そのものが組織的に行っており、あまりにも酷で非人道的な行為だ。統一教会によると、1981年から22年5月までで745人の養子縁組が行われていた。中には“きょうだい(兄弟・姉妹など)”のどちらかが養子に出されて、一生の生き別れ、離れ離れになったケースもある。また日本人の子供が、アメリカの信者に出されたこともあった。統一教会問題は政治家との癒着や高額献金が注目されているが、「養子縁組」の子供の人権無視・非道性も大きな問題だ。投稿者から見れば、これは犯罪と考える。それにしても信者は洗脳されてしまったからだろうが、よくもこれだけのことができると悲しくなる。

元はと言えば、統一教会における信者家庭の「生活指針」が定められている。「養子縁組」の項には、文鮮明・韓鶴子夫妻が、養子縁組を「許可」してくれたとの説明がある。具体的な夫妻の指示は、『子女のいない家庭があれば、その家庭に自分の子女を養子として送ることができなければなりません(1968年)』、『一家庭でも子女が生めなければ、子女を生んだ家庭が生めなかった家庭に子女を生んであげなければならないのです(1971年)』と書かれ、養子縁組に出すよう求めている。また信者同士で養子縁組ができた場合は、本部の家庭教育局への報告が義務付けられていると言う。古参信者は、メシア(救世主)と崇められる夫妻の言葉は教義そのものであり、マインドコントロール(洗脳)されている信者には強制力が働くとしている。もともと統一教会は、集団結婚した信者から生まれた子供を原罪のない「神の子」と位置付ける。神の子を増やすため、文鮮明は避妊しないよう指導している。

Logo3b統一教会のシンボルマーク

■安倍・細田・岸田、自民党こそ日本人信者を助けずに党拡大・選挙勝利に使った!
古参信者の発言を続ける。信者2世にも「地上天国」を作るためとして、夫婦は子供がいなければ未完成であり=(自民党の主張と全く同様)、神様の愛を知ることができないと出産を求めます。ここからは投稿者の意見で、そもそも毎年、韓国で数万人が集まる「合同結婚式」からして出鱈目だ。統一教会の教義や一連の行動は滅茶苦茶、要は日本からの「金儲け」に尽きる。信者は洗脳されるとそんなことも分からず、子供を手放したり数千万・数億の金を貢いでしまう。これらを知りながら選挙のためと、安倍首相・細田衆院議長(いずれも当時)、現・岸田首相も「広告塔」になり果て、統一教会に応援を頼んだ。だから統一教会の思想が自民党の方針になり、未だに男尊女卑・家父長的・子供のいない女性は価値がないとまでも言わせる。右翼は野党を“売国奴”と罵ることを日課としているが、安倍・細田・岸田、自民党の右翼層こそ、党拡大・己の選挙勝利のために日本人信者を助けるどころか売ったことになる。

Sankoub
次号/統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される
前号/統一教会23|岸田首相も旧統一教会の広告塔になっていた!教会主要人物と自民党本部で面会

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自民党政治資金団体への献金29億円・大企業との癒着、見返りは補助金・優遇税制・軍拡・原発/少数派

2023年12月21日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
自民党政治資金団体への献金29億円・大企業との癒着、見返りは補助金・優遇税制・軍拡・原発

20231206
しんぶん赤旗記事

■投稿者の文章|62の大企業などが大口1000万円超の献金、経団連が各企業に献金斡旋
追及されているパーティー券収入(献金)どころの話ではない。もちろんパーティー券の不正は許されないが、本来ならこちらの体質のほうが遥かに大問題だ。自民党政治資金団体への献金の傾向は、経団連役員の企業と軍事産業、原発企業が大口の献金を行っている。そこには自民党の大企業との癒着、一方の企業側は政府の補助金支給、優遇税制(大企業向けの減税)を献金の見返りにしており、軍事産業・原発企業の事業展開拡大が見込まれる。岸田首相がぶち上げた5年間で43兆円の軍事費増額、原発促進もこうした大企業が儲かる方向への仕組み・カラクリが存在するからだ。結果、国民は増税だけを強いられ、社会保障の充実とは反比例に削減される。この献金構図を変えない限り大企業だけが儲かり、日本の産業全体は沈下していく。記事には書いてないが、経団連が各企業へ献金額を査定・斡旋している。逆に考えれば大企業の思惑によって、国の政策が変わってしまうことだ。大口献金=巨額の補助金、政府の大型発注事業を受ける自民党と財界の癒着構造そのものである。

Akahatatop

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊藤智永氏◇政治資金パーティー・安倍派バブルがはじけ長期政権が腐敗する鉄則は生きていた/少数派

2023年12月17日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
伊藤智永氏◇政治資金パーティー・安倍派バブルがはじけ長期政権が腐敗する鉄則は生きていた

2827334

■安倍派5人衆は森元首相お陰、派閥事務総長ポストも森氏の意向抜きには決まらなかった
毎日新聞を活用しました。伊藤智永・毎日新聞専門編集委員のコラム/今や岸田文雄政権がどうなるかより、自民党はどうなるのかに人々の関心はある。「悪夢のような民主党政権」と繰り返した安倍晋三元首相の言葉が、ブーメランとなって自民党に返ってきた。旧統一教会問題や政治資金パーティー問題が安倍氏の死後、釜のフタが開いたように噴き出したのは偶然と思えない。「安倍さんが生きていれば」と嘆くファンもいるだろうが、その安倍氏本人がフタだったなら、話は逆だ。安倍時代は派手なスローガンと外交、総裁選を含む毎年の選挙で人々を飽きさせない「イベント政治」だった。祝祭気分を楽しんだ人も多かったから、辞める時は支持率が驚くほど上昇し、「安倍さん、ありがとう」の感謝ムードで写真集も売れた。でも、その陰で反社会的宗教団体に肩入れし、子分が「安倍人気」で集めたカネを違法に流用していたと知れば、裏切られた気になる人もいるはずだ。功罪は別と切り分けるわけにはいかない。パーティー裏金疑惑は、安倍派(清和政策研究会、旧清和会)が焦点となっている。森喜朗、小泉純一郎、福田康夫、安倍各元首相を輩出し、麻生太郎政権と民主党政権をはさんで、約20年間に計16年余も権力を握った「清和会支配」が、ようやく終わる。

ところで、4人の清和会首相のうち本物の会長だったのは森氏だけである。小泉氏は森政権の1年間、留守役だったが会長ではない。3人は派閥の長を経ず首相になった。町村信孝、中川秀直、細田博之各氏も会長・代表世話人だったが、実権は森氏にあった。退任後の安倍会長在任は8カ月。森氏との関係が穏やかでなかった内情は、政界の常識に属する。安倍氏亡き後、すでに議員でもない森氏は、妙に生き生きと派閥運営に口をはさんできた。12月14日一斉に辞任・辞表提出した安倍派5人衆(松野博一、西村康稔、萩生田光一、高木毅、世耕弘成各氏)は全員、頻繁な「森氏詣で」を欠かさず、森氏も岸田人事への影響力を吹聴してきた。政官界の必読放談だった地元・石川県、北国新聞の連載「総理(元職への敬称らしい)が語る」が、11月26日に突然終わった。ここでの発言通りなら、5人衆が要職を占めていたのは全て森氏のお陰らしい。派閥事務総長ポストも、森氏の意向抜きには決まらなかっただろう。裏金は何のため、どこへ使われたのか。

別の回のコラム/安倍派の元ベテラン秘書らに尋ねた。異口同音に「安倍晋三政権が長すぎた。あの半分ぐらいでよかった」と慨嘆し、「アベチルドレン」(衆院なら当選4回、参院は当選2回以下の議員たち)への危機感をこぼす。安倍人気に便乗すれば当選できたから、安倍さんをヨイショすることにばかり一生懸命で、自分の支持者を作っていない。結局、資金稼ぎも安倍頼みになる」。議員個人の名前で売れるパー券は限られるが、「東京の一流ホテルで開かれるナマ安倍総理のパーティーですよ」と言えば売れる。それでノルマ以上の収益は自分のもの。別の元秘書が怒る。「政治家をボロい職業と勘違いしている。彼らの保守万歳は安倍さんに取り入りたかっただけ。フワフワして芸能人みたい。派閥パーティーも桜を見る会(定員なし)と一緒だ。それどころか幹部議員たちまでアベチル化したよ」。人数もカネも中身も水ぶくれした安倍派バブルがはじけようとしている。長期政権が腐敗する鉄則は生きていた。

■投稿者の文章|安倍元首相が亡くなり罪悪が次々と明るみに出て少しは民主主義が戻りそうだ
飽くまで結果だが安倍元首相が亡くなり、そのせいで次々と安倍政権の悪事が暴かれ少しは民主主義が戻りそうだ。古今東西、強大な権力者が暗殺されるか失脚した際に、政治や社会が変わる。安倍氏がそのまま数十年後まで寿命を全うしていれば「神格化」され、日本は世界から見放されるぐらいの悪政国になっていただろう。現に安倍氏存命中のこの20年に、日本の民主度数・平和度数・教育度数、その他も世界のランクからどんどん下がっていった。今般の政治資金パーティー問題も、安倍氏が存命なら東京地検特捜部がここまで本気で突っ込んでいたか疑問である。よく言われる平家物語の「驕る平家は久しからず」=地位や財力を鼻にかけ、おごり高ぶる者は、その身を長く保つことができないということのたとえのように、安倍派あるいは自民党の終焉の始まりである。ところで安倍なる男を生み出したのは、森喜朗元首相である。またキックバック方式が編み出されたのが、森氏在任中と言われる。21世紀の”政治の闇”は、森なる男だ。森氏の首相在任中の酷さ「神の国発言」「愛媛丸事故対応」(誌面の関係で割愛するが)はもちろん、その後も日本の政界を牛耳ったことにより日本を駄目にした。東京五輪汚職の根源は森で、未だ追い切れていない。もしかしたら特捜部の「最終ターゲット」は、安倍派でも自民党でもなく、森の悪事の追及かもしれない。安倍派撲滅、自民党撲滅、森氏撲滅、どの段階まで攻められるか分からずとも、これが将来の日本のためになることは確かで歓迎する。

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

統一教会23|岸田首相も旧統一教会の広告塔になっていた!教会主要人物と自民党本部で面会/少数派

2023年12月12日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
統一教会23|岸田首相も旧統一教会の広告塔になっていた!教会主要人物と自民党本部で面会

M20231209
しんぶん赤旗12月9日付記事
※日本共産党は「統一協会」と表示している。もともと「世界基督教統一神霊協会」が韓国で設立。
2015年に「世界平和統一家族連合」に変更された。見解は、霊感商法や集団結婚式などで社会
的批判を浴びてきたカルト集団であることに変わりないため。そもそも宗教団体とは見ていないの
で、「教会」ではなく「協会」としている。


■岸田氏は広告塔となり加害者に加担し被害者を増やしたことに責任を感じるべきだ
この記事(上記画像)は、朝日新聞の大スクープによることのしんぶん赤旗の後追い記事だ。”旧統一教会事件”が発覚した2022年当時、岸田首相は旧統一教会とは一切関りはないとしていたがとんでもない嘘で、自民党政調会長時代の19年10月4日に、教会の主要幹部と自民党本部で面会・記念撮影さえしていた。面会メンバーはニュート・ギングリッチ元米下院議長、米国の教団元会長とされるマイケル・ジェンキンス氏(写真・右)、教会関係団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」の梶栗正義議長(写真・左)と同席していた。ギングリッチ氏は元米下院議長と言えども、UPFの「平和大使」となっている人物だ。今年12月、朝日新聞がスクープすると、岸田氏は「ギングリッチ元米下院議長と”その他大勢”」と会ったとし、”大勢”だったのでその他の人の素性は分からずと統一教会関係者のことはおくびにも出さなかった。ところがスクープ第2弾の記念撮影写真が発表されると、”大勢”とは3人のことと判明、この時点でもギングリッチ氏以外は記憶にないと言い張った。このように刻々と主張は変わり、嘘が明白になった。周辺者は、そもそも3人は安倍首相(当時)と面会する予定も日程調整が合わず、代わりに岸田自民党政調会長(当時)が合ったとされる。

日程的に、岸田氏が彼等と面会した翌日の10月5日には、統一教会の韓鶴子総裁が出席したUPF「ジャパンサミット」が名古屋市で開かれ、自民党の細田博之氏(故人)が出席・講演し、梶栗氏、ギングリッチ氏とが記念撮影されていた。さらに同集会の日米議員の集まりでは、日本側から自民党の山際大志郎衆院議員、米国側からギングリッチ氏がそれぞれ韓総裁、梶栗氏と記念撮影していた(この写真が明らかになって山際大臣は辞任した)。つまり行事の流れを見れば、前日の岸田氏との面会も一連の教会アピールだったことが分かる。岸田氏も、趣旨も分からずに自民党本部で面会することはあり得ない。相手が統一教会メンバーであること、統一教会は選挙で自民党への絶大な協力をしてもらっている意識があったからこそ、”厚遇なる面会”をしたのだ。朝日新聞がスクープしたこの写真も、ギングリッチ氏の提供だ。つまりギングリッチ氏の面会は、統一教会をアピールするビッグイベントだったのだ。両者の思惑が一致したからこそのセッティングになる。要は岸田首相は相手を「統一教会」と認識した上での行動であり、今さら知らないとは大嘘である。それどころか、「教会の広告塔」とされた重大な過ちも犯している。安倍首相やその後に首相になった岸田氏が統一教会と接点を持ったことで、広告塔となり加害者に加担し被害者を増やしたことに責任を感じるべきだ。まして嘘を重ねる岸田氏は、もう首相の資格はないので、速やかに退陣すべきと思う。

Sankoub
次号/統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨
前号/統一教会22|松尾貴史氏コラム◇岸田さん旧統一教会問題もう国民は「忘れてくれた」と思ってる?

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

維新遂に本性現す・馬場代表「第2自民党」表明、暴論「共産党はなくなればいい」/少数派

2023年07月26日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
維新遂に本性現す・馬場代表「第2自民党」表明、暴論「共産党はなくなればいい」

M20230725

■実態は自民党とべったり体質であることを自ら表明した(化けの皮がはがれた)
メディア記事総括/日本維新の会の馬場代表は、7月23日のネット番組で「第2自民党でいい」、「立憲民主党がいても日本はよくならない」「共産党はなくなったらいい」と発言。「第1自民党(現自民党)、第2自民党が改革合戦でどんどん改革をやって、国家国民のためになることを競い合う。それが政治をよくすることにつながる」と主張。それに対し立憲党の泉健太代表は、「党名を『第2自民党』に変えれば、より分かりやすい。自民党をサポートするということであれば、選挙協力はしようがない」と述べた。一方、共産党の小池晃書記局長は、「他の党を批判する権利はどの党にもある。しかし、存在そのものを否定するのは民主主義を根本から否定する暴論」と述べ、両党は厳しく反論。発言の撤回を求めた。

ここから投稿者の文章/遂に、『維新の本性』を現す発言だった。投稿者はかねてから、かつ何度も「維新は“身を切る改革”の仮面を被った、自民党以上の右翼的な考え方だ」と書いてきた。第2自民党に党名変更?を自ら言い出すとは、もはや党として体(てい)を為していない。“自民党との対決”を国民、特に関西圏の有権者に見せながら、実態は自民党とべったり体質であることを自ら表明した(化けの皮がはがれた)。共産党の小池氏が、「自民党馬場派」と揶揄したことに納得いく(笑った)。ラジオのニュースを聴いていたら、維新支持者は「がっかり感」に留まらず、「維新離れ」を示す人も多かった。このところの維新躍進で、馬場氏も調子に乗って(悪乗り)傲慢さが出たのであろう。代表(党首)の地位でありながら、こうした発言は重い。この失態の結果、維新が失うものは大きい。

■維新の根本思想はナチスドイツや大政翼賛会と同じ、躍進させれば日本は傾く
投稿者の立場から、小池氏の反論に注目したい。「(他の党を批判する権利はどの党にもある。しかし存在そのものを否定するのは民主主義の否定だ~)。こういう発言は、やっぱり断じて許すわけにはいかない。断固抗議して撤回を求めたい。民主主義の根本は、お互いの違いは認め合いつつ、お互いの発言、発信はそれぞれ尊重という(ことが)当然の原理。(仏の哲学者のヴォルテールが「あなたの意見には反対だけども、あなたがそれを主張する権利は命を懸けて守る」と言ったと残されているが、それが民主主義の考え方。馬場代表の発言は民主主義を根本から否定する暴論だ」。投稿者が強調したいのは2つあり、まず共産党組織が単独であるのではなく、必ず有権者が伴っていることを馬場氏は忘れている。直近の22年7月の参院選(投票率52.05%)では、維新の半分以下ながら共産党は比例361万票(得票率6.8%)を獲得している。投票に行かなかった人を含めばかなりの人が支持しているが、それらを完全に抹殺した言い方だ。

2つめ、言い換えれば馬場氏の考え方は、麻生自民党副総裁や杉田水脈議員、やまゆり園の知的障害者19人を殺した犯人のように「優生思想」に基づいている。障害者や子供を産まない(産めない)方は価値がないと決めつけ存在そのものを否定する、自分にとって不都合な人間や組織を容赦なく斬り捨てる考え方だ。維新そのものが多様性と言いながら、様々な考え方の政党や意見を完全に排除する姿勢だ。ナチスドイツ(麻生氏は絶大支持)と日本の戦前政治(大政翼賛会)は、“他党の存在を認めない”ところから始まった歴史がある。つまり維新は口で言っていること(政策アピール)と、本性はまるで違う。だから維新の思想は怖いのだ、第1自民党以上だ。吉村大阪知事LOVEやムードで維新を支持する方は、ここを見極めないでこのまま無責任に躍進させれば民主主義と私達の生活は傾く!

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松尾貴史氏コラム◇岸田首相の不敵な笑み・自ら”解散風”、立場の重さをわかっていないのか/少数派

2023年07月03日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史氏コラム◇岸田首相の不敵な笑み・自ら”解散風”、立場の重さをわかっていないのか

Matsuoiwakan
毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■「聞く耳」持たず、都合が悪くなると「先送り」の繰り返し、だから内閣支持率急降下
岸田文雄内閣の支持率は、6月17、18の両日に実施した毎日新聞の全国世論調査では1カ月で12ポイントも下落して33%となった。政権が発足した頃は「聞く耳を持つ」と、「これまでの首相と私は違うよ」とでもいうようなニュアンスで語っていた。その後「分配なくして成長なし」と言っていたのが、「成長なくして分配なし」と受け取れるような、まるで正反対のことを言い出した。「所得倍増」についても岸田内閣の閣僚(当時)が「所得が2倍になるわけではない」などと、ドジョウのようにはぐらかしたことも記憶に新しい。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と自民党との癒着に関しての調査もうやむや、安倍晋三氏を「国葬」としたことへの国民の納得のいかなさ。さらに、国民や企業が所得から税金や社会保険料をどれだけ払っているかを示す「国民負担率」が50%に近づいている。江戸時代ならば一揆が起きてもおかしくない負担割合なのに、日本国民の飼い慣らされぶりは目を見張る。

防衛増税についても、詳細な説明や丁寧な議論がないまま「骨太の方針」と称して進めようとし、国民の抵抗が大きそうだとなると増税開始時期を「2025年以降に先送りする」と言い出した。「我が国を取り巻く安全保障環境の変化」を口実にしているのに、衆院選で争点になっては不利になってしまうので「先送りする」と判断したのだろう。国民生活を救うためには予算を使わず、なぜか外国にはばらまいて「世界に認められている日本」を演出するばかりだ。広島で開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、海外の要人たちに十分な視察をさせなかったと思う。広島で開催する意義があったのかどうか首をかしげざるを得ない。

■天下の愚策マイナ促進・健康保険証の廃止、国民にとっては嫌がらせ以外の何ものでもない
強引なマイナンバーカードの推進と、来年秋の健康保険証の廃止にいたっては、どういうつもりでやっているのか奇怪千万だ。せっかく「うまくいっている」国民皆保険の制度を破壊して、どんな得があるというのか。もちろん、私たちの知らないところで巨額の金が動くのだろうから、岸田首相や自民党、その周辺の政権に近しい人たちには大きな「得」があるのだろうと思うが、国民にとっては嫌がらせ以外の何ものでもない。納税者の多くが反対している天下の愚策を、2兆円(!)もかけて強行しようとしているのは、どう考えてもこの国を破壊しようとしているようにしか見えない。2兆円もの予算があれば、大学学費の無償化もできたのではないか。少子化対策の財源うんぬんを口実に増税しようとするが、奨学金と、その利息で貧困にあえいでいるのに結婚や出産ができるかという若者が多い中、大学の学費無償化は出生率の向上が見込めるわかりやすい施策だ。それにもかかわらず、とにかく国民から税金を吸い取り、巻き上げる発想しか持たない無能な政権と言わざるを得ない。入管法の改悪、外遊で息子が公用車で観光した疑惑、当事者団体から逆効果になると批判されている「LGBT理解増進法」、コロナ禍で首相公邸で行った家族親族パーティーと、もう北朝鮮のことを笑えない状態になってきた。

テレビの情報番組は、俳優の浮気については詳細に伝えているのに、週刊誌が報じた、岸田首相の「最側近」という木原誠二内閣官房副長官の不倫問題はまるで無視をしている。それどころか、生放送の討論番組に何事もなかったかのように出演させている。そして、いわゆる解散風である。6月1日の記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について問われた岸田首相は「いつが適切なのか諸般の情勢を総合して判断していく」と、首相が解散するときにそれをもとに判断しないで、どうするのだという無意味な回答をした後、不敵な笑みを見せたのだ。そのせいで「ある放送局」では、政見放送の日取りの調整までもが行われ始めた。私が政見放送の制作担当者でもそうするだろう、スタジオの調整やら、スタッフのシフトやらで混乱するのは必至だ。後から「今国会での解散は考えておりません」と火消しに回ったが、ならば思わせぶりをせずに最初からそう言いなさい。自分の立場の重さがわかっていないのか、想像力というものがないのか。

■投稿者の文章|岸田首相は政策もなくただただ首相になりたかっただけの人
松尾貴史氏は怒っている。指摘の網羅ぶりに、投稿者はこれ以上書くことはない。話を変えて、普通、首相(総理)になったら、私はこうした政策を実現させたいと思うもの。下積み生活、平議員の頃から良くも悪くも野望を抱くものだ。しかし岸田首相に至っては、何がやりたいかちっとも伝わってこない。つまりこの人は、首相になりたかっただけの人と思う。安物の経営者と同じでトップにいることに満足し、会社をを大きくする、従業員の待遇を良くする気はさらさらない。こういう責任者の下にいる社員(国民)は不幸だ。ネットでは”新詐欺出没か?”と言われている、「解散やるやる詐欺」。

Ntopkeiji

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする