食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

松尾貴史氏コラム◇岸田首相の不敵な笑み・自ら”解散風”、立場の重さをわかっていないのか/少数派

2023年07月03日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史氏コラム◇岸田首相の不敵な笑み・自ら”解散風”、立場の重さをわかっていないのか

Matsuoiwakan
毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■「聞く耳」持たず、都合が悪くなると「先送り」の繰り返し、だから内閣支持率急降下
岸田文雄内閣の支持率は、6月17、18の両日に実施した毎日新聞の全国世論調査では1カ月で12ポイントも下落して33%となった。政権が発足した頃は「聞く耳を持つ」と、「これまでの首相と私は違うよ」とでもいうようなニュアンスで語っていた。その後「分配なくして成長なし」と言っていたのが、「成長なくして分配なし」と受け取れるような、まるで正反対のことを言い出した。「所得倍増」についても岸田内閣の閣僚(当時)が「所得が2倍になるわけではない」などと、ドジョウのようにはぐらかしたことも記憶に新しい。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と自民党との癒着に関しての調査もうやむや、安倍晋三氏を「国葬」としたことへの国民の納得のいかなさ。さらに、国民や企業が所得から税金や社会保険料をどれだけ払っているかを示す「国民負担率」が50%に近づいている。江戸時代ならば一揆が起きてもおかしくない負担割合なのに、日本国民の飼い慣らされぶりは目を見張る。

防衛増税についても、詳細な説明や丁寧な議論がないまま「骨太の方針」と称して進めようとし、国民の抵抗が大きそうだとなると増税開始時期を「2025年以降に先送りする」と言い出した。「我が国を取り巻く安全保障環境の変化」を口実にしているのに、衆院選で争点になっては不利になってしまうので「先送りする」と判断したのだろう。国民生活を救うためには予算を使わず、なぜか外国にはばらまいて「世界に認められている日本」を演出するばかりだ。広島で開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、海外の要人たちに十分な視察をさせなかったと思う。広島で開催する意義があったのかどうか首をかしげざるを得ない。

■天下の愚策マイナ促進・健康保険証の廃止、国民にとっては嫌がらせ以外の何ものでもない
強引なマイナンバーカードの推進と、来年秋の健康保険証の廃止にいたっては、どういうつもりでやっているのか奇怪千万だ。せっかく「うまくいっている」国民皆保険の制度を破壊して、どんな得があるというのか。もちろん、私たちの知らないところで巨額の金が動くのだろうから、岸田首相や自民党、その周辺の政権に近しい人たちには大きな「得」があるのだろうと思うが、国民にとっては嫌がらせ以外の何ものでもない。納税者の多くが反対している天下の愚策を、2兆円(!)もかけて強行しようとしているのは、どう考えてもこの国を破壊しようとしているようにしか見えない。2兆円もの予算があれば、大学学費の無償化もできたのではないか。少子化対策の財源うんぬんを口実に増税しようとするが、奨学金と、その利息で貧困にあえいでいるのに結婚や出産ができるかという若者が多い中、大学の学費無償化は出生率の向上が見込めるわかりやすい施策だ。それにもかかわらず、とにかく国民から税金を吸い取り、巻き上げる発想しか持たない無能な政権と言わざるを得ない。入管法の改悪、外遊で息子が公用車で観光した疑惑、当事者団体から逆効果になると批判されている「LGBT理解増進法」、コロナ禍で首相公邸で行った家族親族パーティーと、もう北朝鮮のことを笑えない状態になってきた。

テレビの情報番組は、俳優の浮気については詳細に伝えているのに、週刊誌が報じた、岸田首相の「最側近」という木原誠二内閣官房副長官の不倫問題はまるで無視をしている。それどころか、生放送の討論番組に何事もなかったかのように出演させている。そして、いわゆる解散風である。6月1日の記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について問われた岸田首相は「いつが適切なのか諸般の情勢を総合して判断していく」と、首相が解散するときにそれをもとに判断しないで、どうするのだという無意味な回答をした後、不敵な笑みを見せたのだ。そのせいで「ある放送局」では、政見放送の日取りの調整までもが行われ始めた。私が政見放送の制作担当者でもそうするだろう、スタジオの調整やら、スタッフのシフトやらで混乱するのは必至だ。後から「今国会での解散は考えておりません」と火消しに回ったが、ならば思わせぶりをせずに最初からそう言いなさい。自分の立場の重さがわかっていないのか、想像力というものがないのか。

■投稿者の文章|岸田首相は政策もなくただただ首相になりたかっただけの人
松尾貴史氏は怒っている。指摘の網羅ぶりに、投稿者はこれ以上書くことはない。話を変えて、普通、首相(総理)になったら、私はこうした政策を実現させたいと思うもの。下積み生活、平議員の頃から良くも悪くも野望を抱くものだ。しかし岸田首相に至っては、何がやりたいかちっとも伝わってこない。つまりこの人は、首相になりたかっただけの人と思う。安物の経営者と同じでトップにいることに満足し、会社をを大きくする、従業員の待遇を良くする気はさらさらない。こういう責任者の下にいる社員(国民)は不幸だ。ネットでは”新詐欺出没か?”と言われている、「解散やるやる詐欺」。

Ntopkeiji

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