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松尾貴史氏コラム◇岸田内閣総辞職や衆院解散が思ったよりも早くやって来ることも/少数派

2022年09月03日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史氏コラム◇岸田内閣総辞職や衆院解散が思ったよりも早くやって来ることも

Matsuoiwakan
毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■改ざんや隠蔽の成功体験が慢心・増長を促しかえって自民党の崩壊を促進している
<文章前半割愛>週刊文春(9月1日号)の電子版では「岸田首相後援会長は統一教会系団体の議長だった」というスクープ記事が掲載されている。この記事が世に出ることは、もちろん首相周辺は以前から分かっていただろう。早々と「(自民)党としての調査はしない」と断言する火消しに必死の表明も、身に覚えのある後ろめたさからの動揺からだったと解釈すれば合点がいきやすい。こうなってくると、国会を開かずゴルフに興じる様やコロナの感染自体、何かの演出・目くらましなのではないかと勘ぐってしまう。まさか、自分よりもよほど旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係が濃密だった人物の「国葬」を執り行うことで、自分の保身の演出を謀っているのかとすら想像する。全国紙や地方紙の世論調査では「国葬」の実施に反対する国民が多いことが鮮明になり、週刊誌の調査では9割近くが反対している結果もあったが、本当にこのまま国費を使って「国葬」を強行してしまうのだろうか。「聞く力」を自慢していた岸田首相が、これほど「聞く力」に、自分でげたを履かせていたとはもう滑稽(こっけい)としか言いようがない。

「政界の一寸先は闇」「まさかという坂がある」などと言われることがあるが、内閣総辞職や衆院解散などが思ったよりも早くやって来ることも有り得るのではないか。確率的には低いようでいても、有り得ない話ではない。「媒体への圧力は効いている」「組閣で目くらましをすれば、ほとぼりを冷ませる」「国民はすぐに忘れる」……。この10年ほど、彼らは「うまく」やってきた。改ざんや隠蔽(いんぺい)で情報をどうにでもできたという成功体験が、慢心、増長を促し、かえって自民党の崩壊を促進しているのだろうか。いや、本当はもう崩壊しているのに、ハリボテだったのかもしれない。ここで崩壊しなければ国全体が崩壊してしまう、とは言い過ぎか。すべては、国民の意思表示の強さとメディアの覚悟にかかっている。

M20220830b2 8月の各紙調査

投稿者の文章|自民党の行末に「すべては国民の意思表示の強さとメディアの覚悟にかかっている」
統一教会との対応、国葬問題、そしてコロナ対策、物価対策など国民の命を守ることさえ、何1つ岸田首相はやろうとしない。こんな無策、無責任な態度は許されない。上表のように自民党の横柄な態度に国民は愛想を尽かし、軒並み内閣支持率と自民党支持率が大幅に下がり出した。投稿者から見れば、これでも支持率は高いと思える。読売新聞など右寄りのメディアに至っては、まだ不支持より支持率のほうが上回っている。それでも下落傾向は各紙変わらない。まだまだ下がるのではないだろうか。慌てた岸田首相は、突如、記者会見を行った。発覚後1か月も要し、不支持が下がったから仕方なく会見をやったようなものだ。世間では「安倍継承・統一教会連立内閣」と言われているように、世論を甘く見て後手に回ったと言わざるを得ない。統一教会と”一応”「絶縁」すると言葉多くアピールしたが真剣さが伝わってこない。そうは言っても、今後・これからの対処に過ぎない。安倍前首相の深く重大な関わり合い、岸首相(当時)時代から半世紀にも及ぶ関係を明らかにしなければ、到底、「絶縁」したことにならない。このように自民党の取り組みに誠意が伝わってこないのは、次の選挙でどうせ「国民は忘れるだろう」と心根にあるからだ。支持率が下がってこないとやる気を出さないなら、松尾貴史氏の文章の最後が印象的で、今後の自民党の行末について「すべては国民の意思表示の強さとメディアの覚悟にかかっている」~これに尽きる。

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