福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

思い出ばなし

2020-10-14 01:42:47 | 日記
ラウンジで、ちょっと遅れたけれどと、手作りのおはぎを頂く。
先月は、暑くて、とてもやる気力がわかなかった・・と。
上手に餡子が煮てあって、ジツに、おいしい。
ついでのように、ワタシも、ムカシは、餡子は、肉の変わりだったみたいよ・・とTV情報。
おはぎから、触発されて、子ども時代の思い出ばなしで、座がわく。
聞き書き講座のモデルを務められお二人。
その後も、いろいろ忘れていたようなことも思い出された様子。
ジツに、鮮明な記憶。
きっと忘れられたこともあるでしょうが、記憶に残る場面の印象は、はっきり、昨日見た場面のように話される。
どうも、記憶の点では、女性のほうが、優位。
つられて、参加しているオンナ衆は、子ども時代に遊んだ、ゴム段遊び。
その時の様子。
疎開の話し・・へと、少しずつ話題が移る。

思い出ばなしには、もちろん、つらかったこともある。
縁故疎開でお世話になった親族に、ごくつぶし・・といつも言われた話しとか。
でも、鮮明に記憶に残る森の中でみた月の光の下でのきのこ取りの光景の美しさ・・も。
つらさも、楽しさも、その後の人生を支える。
80代さんたちの辛抱強さ、我慢強さは、子ども時代の戦争体験。それぞれに。
どのかたも、懸命に昭和を生き、思い出と共に、今は、一緒に昭和歌謡を大きな声で、歌う。
マスクして。
晴れ晴れと。

他愛なく時間が過ぎる。
気心の知れたみなさんと思い出ばなし、ちょっとした噂ばなし。
耳障りな噂ばなしは、なにげに話しをそらす。
こんな時間が、つまらないわけがない。
笑顔で、おしまい・・、また、来週・・って、いつもわかれる。
特別なこともなく、特別なことを期待もせず。
うっかり出し忘れた手土産のたこ焼きは、片付け仕事のオンナ衆で分け合う。





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