相性

地域にどっぷりつかっていると、人間関係で右往左往。
とにかく、やっかい。
ふっと気がついた。
関係性を左右するものに、好き嫌いがあることに。
漠然としていたり、クリアだったりしながら、好き嫌いが根底に。
人という存在の体内で、ぽッと生まれる好き嫌い。
これは、感情領域。
それ以外に、根底にあるのが、自分に対する是非。
間違っている、間違っていない。正しい、正しくない。
このものさし。これは、論理的領域かな？
長年培われてきたものなので、自分という存在とは、長い付き合い。
経験や教育、環境から生まれているものなので、自らの修正がなかなかかけにくい。
表情やしぐさ、動作、行動にまで、そのものさしが無意識に左右する。
感情領域か？と思えば、そうでもなく。
だからと言って、論理的領域か？と問われれば、そうでもない。
人間の複雑さそのもの。
自分という存在を嫌悪とまでいかずとも、嫌いと思う存在がいるという気づきに、なんだかびっくり。
それに気づくと、なんだか、合点がいくことがある、ある、ある。
好き嫌いの芽生えの早さ。
でも、その時には、こちらにも、同じように好き嫌いが芽生えている。
ジツに、不思議。
相性と言う言葉が生まれるもとのもと。
でも、だから、おもしろい。
好きを増やそう。

対話

一昨日夜、ばったり出会ったボラさんと宵闇の公園でおしゃべり。
近ごろ溜まったぐちばなし。
そのおかげで一晩寝て、朝になるとそれまで見えていなかった自分の姿がみえてきた。
そうか！と合点。
昨日も、また、別のスタッフとよもやま話。
おしゃべりは、自分の中の混乱の整理に。
話し、伝えることで、お相手の感想や考えを聞き、新たな一つのアドバイスとして、或いは、情報として、自分の中で咀嚼する。
状況判断を間違うこともないわけでもない。
会話は、人という存在に与えられた優れた能力。
関係性に信頼がベースにないと、言葉が踊る。
時に、全く別の世界を構築してしまうことも、起きてしまう。
昨日は、一日、たまったものをずっと出し続けることになった日。
家族に指摘を受け、それは、パワハラでしょ・・という事項に対しては、電話で謝りつつ、こちらの考えも伝えることができた。
日常の業務に追われ、気になりつつ後回ししていることもある。
とにかく、自分の外に気がかりなことも含め、ひとまず出してみて、お相手の頭脳のフィルターにかけ、再度自分に取り込んで修正をかけ、できるだけ間違いのない道を探る。
それができる関係性が、福祉亭にある。感謝しないと。

体感

昨日は、初夏の気温。
厨房は、28℃を突破し、ガス台の前は、32℃。
とうとう、フロントと厨房に冷房を入れた。
何度にするか、ちょっと迷いつつ。
もっとという声も傍らから。
真夏でも28℃程度が推奨されている。
でも、体感は、それでは満足できないことも多々。
体感は、ジツに千差万別。高齢期は、特に、体温調節がうまくいかない。
着衣でカバーして欲しいとつい、伝えると、小うるさい反応。すみません！
まあ、そうだ、今更。暖房期にも、この体感の差が、よくあった。
自分の体感が全てではないし、厨房は、南に面している。フロントは、北側。
しかも、コロナ感染防止のため、玄関ドアは風を通す程度に常時開けている。
自分感覚を主張し過ぎては、周囲に迷惑。
もっとお相手の体感やもろもろも考慮していかないと。
そう、このもろもろの考慮が大事。
体感は、変えられない。それのカバーは、思いやり。
それにしても、4月のガス台前32℃には、びっくり。
ボラさんたちの疲労が倍増。

降雨

朝、福祉のネットワークのみなさんが、街歩きに出発するのをお見かけする。
空模様に不安感。
たまたま出会った参加者さんに、どちらへ？と、お尋ねすると五日市のほうまで・・と。
午後までなんとか降雨は、なく、これなら、みなさんダイジョウブだったでしょう。
平日唯一のお休み日のワタシ。あれやこれやの片付け仕事。
そろそろ4時、次の日の食材の搬入時間と思って外を見ると、道路が濡れ始めている。
あれ？やっぱり降り始めた。
次第に雨足が激しく。
遊んでいた子どもたちが濡れながら、大急ぎで家に戻る。
さあて、こんな時の搬入。
シルバーパスで？それともこんな時には、近隣スーパーで？？？と迷う。
結局、居合わせた家族をせき立てて車でいつもの駅前に。
この食材搬入も、ここ数年福祉亭の大きな課題。焦眉の急。
どうやって、次の日に備えるか。
誰が担当しても、どの曜日も、楽に、取りかかれるか。
今までの職人ワザでは、通用しない日がいよいよ近い。

橋

NTは、丘陵。橋が多い。
第一次入居からは、50年の時間が経過しつつあって、街区をつなぐ橋の老朽化の懸念が取り沙汰されつつの街。
でも、橋が架かっていなければ、暮らしは成り立たない。
一方で、高齢化という大きな課題にかける橋があればなあ・・の日々。
課題へアプローチする人の存在は、ないわけでもない。
市民という名前で、多くの存在がおられる。
しかし・・突破力が今一つ不足気味。
担い手も高齢化していることも要因かも。
気の進まないことは、やりたくないは、当たり前。
大きな失敗を吸収できる体力も気力もない。
いやな気分を、味わいたくない。
人として、成熟してくればくるほど、様々な経験が積み重なる。
経験は、人を後退させる。
それでも、課題を放置していれば、現状はさらに望ましくないほうに進むにちがいない。
環境とインフラが整えられた街の人と人をつなぐことの難しさ。
まあ、いいや、こんなもんさ・・と、耳には聞こえない声が、どこかから聞こえるような。
福祉亭を守れれば・・の偏狭な考えでは前に進めないことだけは、わかっているのですが。

言葉

表現手段には、文字、言葉、態度・・と、いろいろ考えられます。
分かり易いのは、文字と言葉。
日常の現場では、言葉。会話。
でも、言葉のキャッチボールでも往々にして間違い、行き違いが起こってしまう。
言葉のやりとりをした時の体調やら、気分やら、空模様までが、影響する。
黙して語らないのに、ちょっとした仕草で、お相手の心模様に疑念を持ちつつ過ごして来た。
ここしばらくもやもや。
お相手のほうも、たぶん、いろいろ言いかねていることもあったのでしょう。
そうこうするうちに、結論が一方的に伝えられ、そのまま結論どおりにコトが進む。
途中やりとりするチャンスを逃していたのは、こちらなのかお相手なのか。
なにがトゲとなって突き刺さっていたのか。
力関係としては、こちらが有利、上位だったかもしれません。
事態は、ドンドン進み、お相手が自ら出された結論に向かって動き出される。
謝ったほうが良い・・というアドバイスもあった。
謝る？何を？
謝ることで結論が変わるというのであれば、謝るという道を選んだかもしれない。
ただ、この押し合いへし合いが今後も大なり小なり繰り返されるのは、避けたい。
根底に信頼関係がないために立ち至った結論ということでしょうから。
新たな道を探るほうが、健康的。
言葉でやりとりができるお相手を新たに探す。

話す

自治を英訳すると、一般的には、self-government・・ですかね。
その他には、charterがあるらしい。
そう、あのチャーター。
チャター機のチャーター。
へ～～～～・・で、もうちょっと調べていくと、「創立許可証」とか「宣言」らしい。
自治基本条例には、チャーターのほうが意味を汲んでいるらしいです。

昨日大学のオープンカレッジのみなさんが、初夏のような陽気のNTをウオッチングされた。
その途中立ち寄られた。
2年に及ぶマスク生活と、声を出すことが少なくなっているため、どうも近ごろ声を出すことが苦手。
話しているうちに、喉がイガイガしてくる。
年齢もありますが。
そのため、10分もすると、疲れてしまう。
もう少しご参加のみなさんの頭脳をお借りしたかったけれど、こちらの頭脳が、疲れ気味。
ご参加のみなさんは、20代から60代、70代でしたでしょうかね。
以前は、ワタシもあちらの世界の住人でした。
今は、地域活動の経験を話す側。
地域は、おもしろいです。
時に笑い合い、時に嘆き合い、お互いに自らの経験、感性をフル活用しての関わり。
おもしろいけれど、疲れもします。
ゆっくりしたいけれど、そうは、させてもらえません。
これまでの10年から得たもの、これからの10年で目指したいもの・・の質問も頂きました。
高齢化する地域像が、待ったなしで、眼前に広がります。
その手立てとして、福祉亭が少しでもお役に立つものであることが願い。
毎日毎日の積み重ねが、地域にとって希望になれれば。

借りる

迷路に入り込んでいる。
とにかく入り口を探さざるを得ない。
しかも、一刻も早く。
迷路は、疲れさせる。
体力、知力共にパワーに限界がなかった年代は、とうに過ぎ去っている。
だいたいその年代でさえ、数限りなく失敗の山を築いてきているのに。
カバーするには、他の知力を借りるのが一番。
とにかく踏み出す。
今までも、現状から抜け出す意見を聞くお相手を誰に・・とは、思っていた。
昨日やっと、アドバイスもあり、決心がついた。連絡。
明快な結論。
そうか、それならと、決める。
決めれば、重くのしかかっていた何かが、霧散。
体全体が軽くなる。

会議

昼間なんとか持ちこたえた降雨が、夜になって激しく。
会議に出かける時、ポツンと。
夜は、雨の予報は出ていた。
朝は、バスを使うつもりでいた。
でも、結局、会議に間に合わせるにはチャリ。
すっ飛ばしてなんとか、開始1分前に着席。
すぐ開会。
なんとか舵切りしておきたい。
なんとか現状から展望を見いだしておきたい。
資料で確認した高齢化が進む一地域の高齢化率62.7％に心底驚く。
現状に対して打つ手は、あるのか？と、見過ごしていていたことは、ないのか？？と。
それとも何か施設があったかなあ・・と。
誰しもが住み慣れた地域で過ごしたい。
多少の不自由はあっても。
団塊が後期高齢に入る今年。
2025年問題は、猶予することなくその姿を現し始めている。
会議が終わって外にでると、激しい雨。
襟巻きを頭に巻いて、来た時より以上に飛ばす。

失敗

とにかく向き合って話すっていいですね。
お相手の目の中に映るってことの大事さ。
目を伏せていられると、ちょっと寂しい。
目を伏せるって、既になんらかのメッセージを感じとってしまう。
いや、ワタシもやっているかな。
苦手なお相手との会話は、目を伏せているかも。
意識しなくても、様々な内面のメッセージが出ていく。

さあて・・とにもかくにも新年度に気持を切り替えていく時期。
いつまでもぶつぶつ、ぐずぐずは、許されもせず。
失敗は、失敗とはっきり認識して、前へ。
失敗の分析も必須ですね。エビデンス。
それはそうと、国際社会から激しく糾弾されても戦争をやめないどこかの大統領さんの血液型は、O型らしい。
ネット情報。
しかし、そんなことまで、今は、すぐ把握できるんですね。
血液型を失敗のせいにしないで。

修正

なんとか例年どおり報告したファイルに間違いがあると連絡を頂く。
うん？？
指摘頂いたファイルを覗くと、確かに。
入力者は、忠実に、指示どおりの入力をすまされている。
しかし、そのチェックができていなかった・・という状況が生んだ、とすぐ認識。
甘えた考えは、入力作業も慣れてこられているからダイジョウブだろう・・と、身勝手。
いやいや、根拠のないダイジョウブは、ないものです。
とにかく、運営日数という基本となる日々の積み重ねの数字。
ここの間違いの影響は、すべてのファイルにつながる。
報告書を作っている時、昨年度は10日も運営日数が多いことに、うん？？と微かなセンサー。
でも、ファイルをサラッと確認しても、気づかず。
ダイジョウブだろう・・という安易さ。大失敗。
ただ、修正をかければ良いだけなので、作成時より遙かに容易。
間違いを正して頂いて感謝。
孫のような世代さんに。
しっかりしておられます。

旧友たち

今年度開催予定の講座のうち合わせ。
外部の力を借りながら。
ずっと公民館ゼミの企画委員としてご一緒。
コロナもあって、ここ数年休眠。
何とか補助金も頂けることになって、第一回企画委員会。
90代から70代の構成。
かろうじて伴走の職員が60代。
老ゼミ。
それぞれ口々の発言。
明日がわからない切実感がベースになっている90代さん。
でも、老いたりとは言え、頭脳は、まだまだ十分機能。意気軒昂。
それだけでも、なんだか嬉しくなってしまう。
私のケンカ友だち。
昨日は、なんだか雨にも関わらずご利用が止まらず、私は、そのサーバー。
時折、口を挟む程度。ケンカもできず。
でも、なんとかスタートできて良かった。ジツに。

ひと言

せっかく立ち上がって喜んでいたものが、2ヶ月で終息。
コロナもこのくらいのスピードで地上から消えてくれたら良いのに。
春の陽炎。
ま、しかたない。
今朝の新聞にふっと、救われる言葉が。。
「喋って解決するような物事は世の中にはひとつもありません。
喋れば喋るほど紛糾するのが世の中です。」（渡辺京二）
肩書きは、日本近代史家と。

どうしたものかという大きなものは、ジツに表現しにくい。
静かにして次の何かが生まれるまで待つより術なし。
福祉亭を運営していると、地域の多様性にたじろぐことがある。
気づいた時、は？？と足元をすくわれる。
次の言葉を発することさえできかねるほどの驚き。
世代、育てられ方、経験、・・・様々なものの複合が一人の人間。
それぞれが、自分は、間違っていない、正しい・・として、地域に。
発する言葉が届かない。届いても理解されない。
朝は、また来ると思うよりしかたない。
その繰り返しが地域。

良薬

ソメイヨシノが、華やかに咲いて、散って、静かに葉桜に移行中。
桜の木の下でおしゃべりしていると、花の芯の部分が花びらと同じように降り注ぐ。
気がつくと、頭にも肩にも、背中にも。
季節の移ろいが早い。
お隣の脳活プログラムに参加ということで、ふるくからの友人たちが来訪。
やっぱり何を言っても笑顔が返ってくる会話は、心楽しい。
笑顔に励まされました。
集いの場には、これが、ジツに良薬。

お弁当の配達に伺うと、二軒のお宅にヘルパーさん。
ご家族のように玄関先に出てみえて、お弁当を受け取ってくださる。
上手にヘルパーさんを活用されている事例。
経済的にも可能であれば、上手に仕組を使われることは、正に良薬。
家族の手が一番、ありがたい。
でも、家族もそれぞれ忙しい。
支える別の手の存在は、家族の手の不足分もなんとか埋める。
日常が少しでも改善されると、気分までも変わる。
外の景色は、桜の後の新緑。良い季節になっていますよ。

空模様

気温の乱高下は、筋肉をなくしている高齢期には、応える。
寒い寒い・・の言葉が一日聞こえる。
明日はお天気良いみたいよの声も何度も。
明日という日に希望をつなぐ。
希望は、支え。
その明日になった今朝も、なんだか空模様がはっきりしない。
空模様がはっきりしないと、気持もはっきりしない。
気持がはっきりしないと、なんだか、つまらない。
運営の難しさに直面している。
今に始まったことでもないけれど。
凌いでも凌いでも、なにかが沸き起こってくる。
新しい年度が落ち着きを取り戻すまで、もうしばらく時間がかかりそう。
福祉亭としては、補助金の報告書を提出し、手直しも再度提出ずみ。
これからは、会計監査、総会と続く。
新年度取り組む講座のうちあわせも、ぼちぼちスタート。
振り返れば20周年の年度。
課題は多く、大きく。
ま、しょうがないかと、振り切る力がわくのに空模様が大きく影響するのになあ・・ぶつぶつ。