突然友人から連絡がありました。
3日間ほど東京へ遊びに来ますとのこと。。。。なんともタイミングが私の旅の時期や予定と重なっていて、一緒に東京散策をしたかったけれど、時間が取れずなんとか夕食を一緒にすることができました。
友人のお店の希望が『柿傳』。私も以前から気になっていたので話がすぐまとまり、数ヶ月ぶりの再会の食事はを柿傳となりました。
「新宿に大人の道草の場所を」ノーベル賞作家川端康成氏の言葉が開業のきっかけで誕生した本物の茶懐石である柿傳は高校教師であり、お茶が趣味で先生でもある友人らしいリクエスト。
お品書きもないし、お料理の説明もサクッとしていたし、自分も朝から外出していて疲れていたのでメモするのも面倒になって。。。
それに博学な高校教師の友の授業ようなお話も、高校生に戻った気分でお勉強になりました。
柿傅は新宿駅東口からすぐ。
新宿にこんな落ち着いたお店があるの?と思う大人なお店は以前から気になっていたのですが、コテコテ京懐石が好きなグルメ友さんがいなかったのでやっと訪問できます。
↑川端康成の直筆のお店の看板
食べたものの記憶もあいまい(笑)
伝統的な表千家家元の味を楽しめる京懐石。
■雪コース 10,000円(税、サ別)
先 付
凌 ぎ
温 肴
向 付
八 寸
煮物椀
焼き物
酢の物
食 事
香の物
汁
抹茶
日本酒好きな友人がお願いした日本酒
★先付 胡麻豆腐だったような。。写真の色だけみると卵っぽい色にも見えます。
箸置に柿傳の文字がおしゃれです。
★凌ぎ 鱧すし
コースを選択するときに、この鱧寿司が食べたいため、こちらのコースにしたのでした。
★温肴 しんじょうは甲殻類だったような記憶があります。
懐石の上品な煮物が大好き。
★向 付 お造りは蕩けるようなアオリイカがはいっていました。
★八寸
ほおづきの繊維だけというスタイルはどう作るのか?それが気になった記憶が。
酢、甘、塩、辛、などひとつのお皿でバランスよい味を楽しめる八寸。
★煮物椀 鱧、冬瓜、しいたけ、ゆずの風味が香ります。
懐石で実力が最も出る椀。
京都のお出汁が大好きなので、一番楽しみな椀が美味しい~。
美味しい椀をいただくとほっとします。お出汁が綺麗~~~
★焼きの物 鮎の塩焼き
旬だから鮎を選択しました。
大きめ鮎だったのでちょっぴり硬かったです。
★酢の物 たっぷりのホタテと水菜。
今はどこでもある水菜も、昔は京野菜のひとつで、京都でしか味わえなかったよね。
★食事 白ごはん 味噌汁 香の物
★葛きり
京懐石のお店は葛きりが美味しいので好き。
夏は葛きりなど寒天を使った甘味がのど越しさわやかでうれしいです。
現代風だとこれに黄粉もプラスしたりされるのでしょが、シンプルに黒蜜でいただく葛きり。
★抹茶
最後のお抹茶のためにあるコースなわけですが、お茶という伝統文化を味わい満足しました。
いいね!日本の伝統文化。
■ 京懐石柿傳
TEL 03-3352-5121
住所 東京都新宿区新宿3-37-11 安与ビル 6F・7F・9F
営業時間 11:00~22:00
(L.O.21:00※茶室19:30)
ランチ営業、日曜営業
定休日 年末年始,夏季旧盆