寒山の森からが書かれた今から40年近く前は、自然に回帰しようということが合言葉のようでした。著者の田渕義男も都会の暮らしから1400mのハイランドに移住し、山菜と菜園と薪の暮らしをしたわけです。スーパーで買う野菜は(農薬がひどいので)すべて悪という考え方です。山菜を取って今月の食費は0だったと書かれていますが、みんなが山に来たら山菜取りで貴重な植物資源が無くなってしまうでしょう。人里離れた山中での一家族(妻と二人)だから実現できることです。薪は森林組合から6トントラックで一冬分を買い付けていたようです。緑の推移とともに春夏秋冬を暮らすというのはいいものだと思います。そういうことを今でも実践している人もいるでしょう。憧れるところもありますが、誰もができることではないと思うのです。
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