今どきは正規戦争よりもテロによる破壊のほうが真実味があります。テロ攻撃といえば航空機による突入から始まって、生物兵器、化学兵器、爆弾攻撃などがありますが、じつは核攻撃というのもありうるというレベルでは十分ありうるのですね。だれもまさかと一番思うのが核攻撃だと思います。この本を読むとわかるのですが、核兵器の小型化は想像以上に進んでいて、自爆状態覚悟でラジコンヘリに積んで東京上空で火の玉を起こすというのは、選択肢としてありうるのです。数キロトンレベルの核兵器は世界の裏社会に流出していると思っていいような気がします。とすれば平和ボケの日本人としては一方で唯一の被爆国民としてはこの本は熟読すべきかと思いましたねぇ。
「核爆発災害」高田純 中公新書
「核爆発災害」高田純 中公新書