活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【5月31日】

2018-05-31 | 電子書籍

人類もどこかで種の終わりを告げる時が来るはずです。DNAだけが知っていることです。何万年後のことかはわかりませんが、しかし、科学は指数関数的に進歩していくでしょうから、何とかして生き延びようと努力した結果がそこにあるかもしれません。不死身の体を持っているかもしれません。とすると、何万年後どころか何億年後も人類は生きているかも。でも体型などは今とはおよそ違っている可能性が大で、SFのように脳だけ存在してアバターが動き回る世界があるかもしれません。でもいずれにしても、10の99乗年後には陽子は崩壊し宇宙最大のブラックホールも蒸発して、ニュートリノと波長の伸び切った光子のみが飛び交う世界がそこにあるのです。

「すべてはどのように終わるのか」クリス・インピー 早川書房

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月30日】

2018-05-30 | 単行本

さて、いよいよ銀河の終末まで話が進みました。銀河系の外宇宙であるアンドロメダ銀河(M31)は220万光年の所に位置していますが、秒速130キロで銀河系に向かっていて、30憶年後に衝突、5億年から10億年かけて合体するそうです。お互いが中心に持っているブラックホールも合体し巨大ブラックホールになります。もし地球で見ることができたら(太陽が膨張し飲み込まれているので見ることは叶いませんが)、夜空全体に広がるアンドロメダ銀河を見ることができるそうです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月29日】

2018-05-29 | 単行本

すべてはどのように終わるのかの話は、地球上から地球そのもの、太陽系、銀河系へと移っています。太陽は誕生してから45億年ほど経ち、生命は氾濫しています。38憶年前に単細胞生物として生まれ、4億年前に一気に多細胞生物として爆発しますが、あと5億年も経つと太陽活動が今以上に活発化して、気温が上昇、二酸化炭素が海に融けていくそうです。光合成をする植物が困り、それを食べる動物も困りでこの頃に表面で活躍する生物が終わりを告げるようです。あとは紫外線にも熱にも強い微生物が地底深く、あるいは岩石中に生き残っていけるかどうか。それも長くは続かず、太陽の直径が大きくなり始めれば地球はただの岩石惑星になり、そして飲み込まれます。人類がいる可能性はどうでしょう。サイボーグ化して無限の命を得ていたとしたら、火星あたりに脱出ですね。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月28日】

2018-05-28 | 単行本

南米はチリの北部、東も西も山脈に遮られた台地、アタカマ砂漠は全く雨が降らないそうで、有史以来一滴も雨が降っていないそうです。でもじっくりと観察すると地衣類や小さな虫がいるそうです。一方、メキシコの地下300mの洞窟、そこは高濃度の二酸化炭素、ホルムアルデヒド、二酸化硫黄などに満ち溢れていますが、こんな世界にもぬるぬるした細菌の鍾乳石が発見されたそうです。さらには人間が瞬時に死んでしまう量の1000倍もの放射能に耐えられる微生物もいるそうです。終わりの話なのに極限生物の話があって面白いです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月27日】

2018-05-27 | その他

今日は溜まったビデオを見て活字休日でありました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月26日】

2018-05-26 | 単行本

すべてはどのように終わるのかをいい風に吹かれながら読んでいました。終わりのことを書いてある本ですが、終わりの話の前に始まりのことも書いてあります。ヒトの進化というのはどうなっているのだろうと思うと、こういうことがあるそうです。ネアンデルタール人と5000年前の人たちの遺伝子の差よりも、5000年前の人たちと現代人との差の方が大きいというのです。現代は一度世界に散って、それぞれに多様化したヒトがまたグローバル化で掛け合わされているということや、新しい病気への対応やなにかで遺伝子レベルでの進化は確実に速度を上げているそうなのです。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月25日】

2018-05-25 | 単行本

モノには全て終わりがあります。形あるものは滅びる。ヒト、地球、銀河系、宇宙などすべてはどのように終わるのかという本を開始です。アマゾンで欲しいものリストに入っていましたが、3年前のリストのものが古本で安くなったのでゲット。こういう科学ものは古いものはあまり読まないのですが、宇宙がどうやって始まったかとか人類の始まりはどうだったかというのは毎年知見が改まりますが、どう終わるかというのは大体決まったことだと思うのです。天文学者の書いた本ですが、でも2010年の本だなと思うのは、宇宙が始まってから137億年という記載です。そう言っていた時期もありましたが、些細なことではありますが最新の宇宙論は138億年前に訂正されています。8年で始まりの知見は改まるのです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月24日】

2018-05-24 | 文庫

塩野七生のエッセイを読み終えました。官能の地中海世界を描いてきた著者は、様々な作品の舞台となる場所を訪れて糧にしてきましたが、その折節が書かれています。ローマ人の物語は一見、ローマ史のようですがあくまでも物語、小説であり、一部の学者からローマ人の物語は史料を明らかに読み間違えていると指摘している人がいますが、歴史を綴るに関して、森鴎外の言葉を引いて、物語としての歴史を書いていることを綴っています。司馬史観というほどのことはありませんが、塩野史観というものが地中海世界を舞台とした物語群には書かれていると思います。

「想いの軌跡1973-2013」塩野七生 新潮文庫

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月23日】

2018-05-23 | 文庫

想いの軌跡を半分ちょっとまで。前半は昔に発表されたエッセイが主でしたが、後半からはローマ人の物語に通じるエッセイとなっています。
まぁそれにしても話題になっている日大の今回の対応は憤激ものでありますな。危機管理部なんて学部を持っている大学とは思えません。来年は志願者が大幅に減るのではないでしょうかね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月22日】

2018-05-22 | 文庫

塩野七生のエッセイを引き続き。在伊が人生の半分以上の著者ですが、イタリアと言えばサッカー。イタリアで暮らすにはサッカー無くしてはいられない環境なので、著者も必然的にサッカーの評論家に成らざるを得ないことになります。イタリアの選手や試合運びなど、今の日本のサッカーファンよりも詳しいほどです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする