活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【4月30日】

2022-04-30 | 文庫

文庫の残りの4編を読みました。信仰性遅感症、自殺悲願、ホルモン、村井長庵ですが、筒井ワールドの炸裂でしたね。SF作家としての筒井康隆を読むなら信仰性遅感症がそれっぽいです。どれもブラックユーモアの極致ですな。

「農協月へ行く」筒井康隆 角川文庫

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【4月29日】

2022-04-29 | 文庫

近くの図書館で筒井康隆を4冊借りてきました。この連休は筒井康隆三昧で行こうと思っています。今日は文庫で農協月へ行くです。タイトルの農協月へ行くはかつて日本の農協が世界で有名になった(金満で世界旅行をのしていた時があった)ことを揶揄したものです。そして小松左京の名作日本沈没のパロディ、日本以外全部沈没。世界中の(1973年当時の)指導者、有名人が日本にすがって来るけれど…という話。もう一話、経理課長の放送。ラジオ局が労組によるストで通常放送ができなくなり、管理職がスタッフに駆り出され、素人の経理課長がメロメロなアナウンスをする話です。
農協もストライキも70年代前半の日常の言葉でした。

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【4月28日】

2022-04-28 | その他

筒井康隆のムックを読み終えました。副題は日本文学の大スタアとありますが、まさに初期のドタバタSFから中間小説分野、ジュブナイル、純文学、演劇、映画など多くのジャンルに作品を供給し、多くの文学賞も取ってきました。実験的な作品も多く、小説の限界を探っているようです。もう87歳になっていて、ネットも終了したりしていて本人はあまり出ていないのかなと思うのです。

「筒井康隆」文藝別冊 河出書房新社

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【4月27日】

2022-04-27 | その他

今日も筒井康隆のムックを読んでいました。一時持っていた著作は数年前の大断捨離のときに手放してしまったので、殆ど持っていません。でもこのムックを読んでいて、特に60年代の作品を一気読みしたくなったので、今度図書館でまとめて借りてこようと思っています。

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【4月26日】

2022-04-26 | その他

筒井康隆が最近芸術院賞をもらったニュースをみて、書店にあった筒井康隆のムックを買って読んでいます。2018年のものなのですが、まぁ最近の情報が書かれています。デビュー時は猛烈な風刺の効いた(ドタバタもある)短編を連発して、東海道戦争など評価の高い作品がいっぱいあります。個人的には公共伏魔殿が好きですね(NHKを揶揄している)。メタフィクションなど小説の新しい手法を切り開きました。文学部唯野教授も面白かったです。岩波から出た単行本ですよ。多くのSF作家に影響を与えました。本人は俳優を目指していて若かりし頃日活のニューフェースにも応募したとか(石原裕次郎とか岡田真澄と戦ったわけです)。本格主演映画というのはありませんが、舞台にテレビにと結構出ていますね。最近は歳も取ったのでそう出ていないようです。ホリプロ所属です。

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【4月25日】

2022-04-25 | 新書

真空というのは真空ポンプでキューンと空気を抜いたその入れ物の中か、宇宙空間かと思っていましたが、空気分子の間は真空だということで、そういうことかと納得したのはこの本でした。その真空は(素粒子的に)絶えずさざ波だっているということですが、この真空がいつか崩壊する可能性があるともいいます。自然はエネルギーが低くなることが安定している状態で、これを好むらしいのですが(物が高いところから落ちるのもその一例)、今の真空はとてもエネルギーが低い状態だと思われていますが、果たして本当にエネルギーが最低の状態を取っているのかということがあるのだそうです。一応準安定とされていますが、もし、もっと低い状態があるのであれば、なんらかのきっかけでそちらの真空にエネルギーが流れ出るということになります。その時は瞬時に宇宙は崩壊する。という話が最後に書いてありました。宇宙が無から一瞬で生じたことの反対ですね。でもそんなことが起きても誰も痛くも苦しさも感じないでしょうけれど。

「真空のからくり」山田克哉 講談社ブルーバックス

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【4月24日】

2022-04-24 | 電子書籍

山岳雑誌アルプが1958年の発刊以来25年、300号で幕を閉じたのはアルプが守ってきた山への造詣を描ける文章家がいなくなったからだと言います。発刊当初は明治、大正生まれの日本登山史を作ってきた錚々たる人たちが文章を寄せてきましたが、ほとんどが鬼籍に入った後はそれを継ぐ人が現れなかったということらしいです。そして、山も変わりました。観光資源としての山はロープウェイとスカイラインの建設で切り崩されてしまいました。山を思想的に感じることができなくなってしまったというのが一因ともいえるでしょう。山はピークハント、縦走が第一で、山と対話するということが無くなったと言えるのでしょう。アルプは古本では相当な高値です。雑誌の体裁も上質なものだったらしいです。アルプは串田孫一が最初から最後まで編集主幹のような立場でいました。串田のエッセイのファンとして、一度手にしてみたいものです。

「アルプの時代」山口耀久 ヤマケイ文庫

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【4月23日】

2022-04-23 | 電子書籍

今日も真空のからくりアルプの時代を並行して読んでいました。山と文藝が結びついた雑誌というのはアルプをのぞいて無かったのではないでしょうか。現在の岳人が東京新聞からモンベルが引き継いで内容が変わって、時折文藝と山みたいなのを見ることがあります。現在は文章で読ます雑誌というのは難しいですよね。ビジュアルで訴えないと読者がついてこないでしょう。現在の登山界はシニアがかなり多いと思いますが、アルプが今あったとしたら、若い人よりもシニアのほうが対象になると思います。でもシニアもあまり活字は読まなくなったのではと思いますね。文芸雑誌や週刊誌も部数が出ないですから。

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【4月22日】

2022-04-22 | 新書

今日はけっこう活字にハマっていた時間が長く、真空のからくりアルプの時代を読み進めました。
我々の周囲の空間には空気がありますが、空気とはおよそ窒素と酸素で出来ています。この空気を作る原子(分子)の間を占めるものは真空といわれる空間なのだそうです。この真空というのが実は無限の量子が生まれたり消えたりしているというのです。この時のは時間は10億分の1秒くらいといいますから観測不能で、これらの量子は仮想粒子と言われています。仮想だから実は存在しないのではないかと思うのですが、実験では存在が確実視されているそうです。これが真空のエネルギーと言われるものだそうで、我々の肌の周囲ではフツフツとそんなことが起きているのでありますね。

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【4月21日】

2022-04-21 | 電子書籍

今日は昨日の山行の記録を付けたりしていて活字はお休みです。

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