日本の歳時伝承によると日本は世界有数の祭りの国だそうで。そういえば夏や秋はどこかで毎日祭りがあるようです。7月の祭りと言えば祇園祭で、京都祇園祭と博多祇園祭が有名です。祇園とは祇園精舎からきていて、釈迦が弟子に説法をした場所をいいますが、そこの番人が牛頭天王という荒ブレる神でした。京都祇園祭神事の八坂神社の祭神は牛頭天王で、博多もそうです。祇園社は全国に広まりましたが、名古屋の敷島神社は祇園系ですが、牛頭天王から日本の荒ブレ神であるスサノオに祭神を変更しいます。そちら系の天王社が数としては多く、日本各地に天王と名のついた地名がありますが、天王社と関係のある地名なのですね。東京(江戸)でも天王祭が各地であり、品川でもあるのですが、モノレールの駅名に天王洲アイルとあるのも、漁師の網に牛頭天王が引っ掛かったということから。南品川の天王祭が始まったというのですから(浅草観音の似たような話です)、へーなるほどと思いました。