活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【8月31日】

2023-08-31 | 新書

地球外生命体の話になると、いろいろな説が飛び交い、専門家から物好きの人まで百花繚乱です。でも一つ言えることは、「地球型」生命体はある条件がそろえば比較的簡単に存在できるのではということです。単細胞レベルで終わるか、もう少し進化した時点で終わるかはわかりませんが、水とハビタブルゾーンの惑星があれば可能です。でも人類程度まで進化するには数々の奇跡の累積が必要だということです。その奇跡の一つが地球における鉄の存在です。鉄は珍しい元素ではありませんが、地球はかなりの量を持つに至った惑星です。鉄のおかげでDNAが生まれ、地磁気が生まれたおかげで陸上生活ができるようになり、といろいろな奇跡に関わります。宇宙の星々の数が無限に近いほどあるのなら、そういう奇跡のかけ合わせも可能ですが、このどこかに存在している人類もどきと連絡を取り合うことは、現宇宙の物理では不可能ですね。

「鉄理論=地球と生命の奇跡」矢田浩 講談社現代新書

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【8月30日】

2023-08-30 | 新書

BSPでヒューマニエンスという科学番組があって、ヒトに関するいろいろなテーマを深堀妄想するのですが、先日はヒトと鉄に関する話でした。本棚に鉄理論=地球と生命の奇跡という新書があって、番組を見た後この本を読みなおしています。8年くらい前の本ですが、内容は番組とほぼ同じ。ディレクターはこの本を読んだのでしょうね。鉄は超新星によって作られますが、極めて安定元素で、鉄はこれ以上核融合しません。そして、実に化学的に面白い性質を持っていて、現代文明を支えることのほかに、生命を支えています。鉄を利用することができて生命は進化することができたのですね。

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【8月29日】

2023-08-29 | 選書

そもそも気候とは何かというと、その地域を特徴づける大気の状態のことで、天気、気温、降水量、風などの傾向値です。これが長い間一定なのではなく、短期的(数十年単位)、中期的(数百年単位)、長期的(数先年から数万年単位)に変動しています。短期的な傾向値は気象観測や文献などからわかるもので、中期的には年輪などが該当します。長期的にはプレートの移動や、過去の火山、海流の流れ、太陽活動などが該当して気候変動をおこします。長期的に見れば現在は氷期であり、寒冷化が進んでいると考えます。しかし、短期的には温暖化が進んで異常なほどの熱波が地球を覆っていて、これをCO2だけに原因をかぶせるのかは慎重な論議が必要です。未来の気候が分かっていればこれほど安心なことはありませんが、これはまず無理ですね。過去の気候から人類がどう対応してきたのかを学ぶ、あるいは気候そのものの傾向値から将来を予測するということになります。今誰もが関心を持つのは、この熱波がどうなるのかということですが、どこかで寒さの揺り戻しは来ると思うのですが、当座、3カ月くらいの予測しかできませんね。

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【8月28日】

2023-08-28 | 選書

この夏は世界的に猛暑で、北半球だけではなく、冬の南半球も暖かく、特に南極は異常高温で皇帝ペンギンの雛が全滅したそうです。地球温暖化という言葉はいかほどにも耳に付きますが、この気候変動は今に始まったことではなく、地球の歴史と共にあります。ただ、急激かそうではないかの違いはあります。気候変動が特に日本に与えた影響が書かれた気候適応の日本史を読み始めました。

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【8月27日】

2023-08-27 | 新書

分子レベルで見た体のはたらきをようやく読み終えました。体は水の次にタンパク質で構成されています。内臓はもちろんのこと、酵素や免疫などもみなタンパク質でできています。それぞれの役割や働き、構造を解説した本です。巨大なたんぱく質の構造の中に、ぽちっと一粒だけ鉄原子があったりするのが不思議だし、面白いです。この本では分子式は出てこないで、分子グラフィックスを使った立体構造図が主役です。

「分子レベルで見た体のはたらき」平山令明 講談社ブルーバックス

 

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【8月26日】

2023-08-26 | 雑誌

東京人9月号を読みました。今年は関東大震災100年ということで防災の節目です。関東大震災というとその被害は火災によるものが多く、10万人と言われる死者のうちほとんどは焼死者でした。一方そのことは置いておいて、この大地震ではインフラも大被害を受けました。橋梁、玉川上水(水の供給)、鉄道が大ダメージを受けましたが、復興に関しては首都移転計画なども発案されました。このあたりのことはなかなか知られることは無いのですが、今号では自分として初見分みたいな感じの記事が多くて面白かったです。

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【8月25日】

2023-08-25 | その他

遅ればせながら、墓参りのドライブをしてきました。渋滞もあって4時間かけて富士山の見える霊園へ。そのあとプレミアムアウトレットをぶらついて帰ってきたので、活字は無い日でした。

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【8月24日】

2023-08-24 | 新書

今日はヘモグロビンの話を読みました。ヘモグロビンは肺から酸素を運び、二酸化炭素を肺に戻します。一つのヘモグロビンは鉄原子を4つ持っていて(つまり酸素を4つもっている)、必要としているところから順々に送り届けるのだそうです。赤血球がヘモグロビンを運ぶのですが、赤血球というのはヘモグロビンでぎゅうぎゅう詰めになっているのだそうです。動物が生きていくための基本中の基本である酸素の供給の仕組みはすごいもんです。

 

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【8月23日】

2023-08-23 | 新書

甲子園も終わって、これが終わるといよいよ夏も終わるなーと思います。でも、まだ暑いですが。
分子レベルで見た体のはたらきを引き続き。タンパク質の形を分子レベルで立体視させるソフトがあって、それを使った絵が載っているのですが、まあ、なんだかよくわかりません。ぐにゃぐにゃ・ごにょごにょしていて、生化学の専攻者でないとようわかりませんね。でも複雑であることはわかります。

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【8月22日】

2023-08-22 | 新書

分子レベルで見た体のはたらきの二日目です。食べ物を消化するタンパク質(酵素)の話を読みました。
が、それにしても暑い日が続きます。暑い、あつい、アツイ、ATSUI、too hot・・・。

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