活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【5月31日】

2020-05-31 | 電子書籍

1975年のNHKの朝ドラは「水色の時」でした。当時17歳、大竹しのぶがヒロインで、青春の門とならぶ出世作です。当時は知りませんでしたが、松本を舞台にして大竹しのぶの父親役、米倉斉加年は田淵行男がモデルだったのだそうです。ちなみに、大竹しのぶの主演はギリギリで滑り込んだのだそうで、それまでNHKサイドで決めていた主演は浅茅陽子だったのだそうです。TBSでも対抗の朝ドラをやっていて、それに出演していたので駄目だったのだそうですが、翌年の雲のじゅうたんでヒロインとなりました。水色の時は40%もの視聴率があったのですな。20世紀の朝ドラはすごいものがありました。それはともかく、田淵行男がモデル化されていたのはへ~~です。

 

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【5月30日】

2020-05-30 | 電子書籍

田淵行男の評伝を昨日に続いて読んでいます。
太平洋戦争中に安曇野の牧というところに疎開しますが、その自然の素晴らしさに戦後もそのまま住み続けます。そして、それまで撮ったアルプスの写真がアサヒカメラに紹介されて掲載され、一躍山岳写真家として全国に名前が知られるようになりました。そして蝶の細密画も昆虫ファンに知られます。安曇野に田淵ありと多くの人がその居宅を訪れます。夫人が俳句の会に入っているので中村草田男などもその縁で訪れたりしました。

 

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【5月29日】

2020-05-29 | 電子書籍

田淵行男の評伝、安曇野のナチュラリストを読み始めました。田淵行男の本は先日山の季節というのを読んだばかりですが、その人となりを知りたくて評伝が出ていたのでアマゾンでDL。百名山の深田久弥もそうですが、人生の後半生に花が咲いた人というのは、前半、特に30歳までは波乱万丈であることが多いですね。田淵行男もその口で、師範学校を出て教師になったものの、順風満帆で後半生に突入したわけでなく、教材を担いで全国を売り歩いたり、東大の近くで写真館を武士の商法的に始めたりであったりしました。でも山歩き、蝶の細密画、写真などはすでにものにしていて(教師も博物学でしたし)、その時点までにナチュラリストとして生きるベースを作り上げては来ていたのです。

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【5月28日】

2020-05-28 | 文庫

すごい物理学講義を読み終えました。この本は著者がイタリア人なのでイタリアで最初発売されましたが、2つの「文学賞」を取っています。物理学の話なのですが、デモクリトスとかプラトンとかダンテとかの引用が多くあって、文学的な見地からの文章が多いからでしょう。量子力学と一般相対性理論を結ぼうという量子重力理論は超ひも理論とループ重力子理論の2つが主流ですが、超ひも理論のほうがより主流となっています。どちらも数学世界で構想されているもので、実験的に証明されたものでは有りません。特に超ひも理論は科学者の数ほど多くの種類があります。両者の大きな違いは、超ひも理論が始めに時空間有りきなのに対して、ループ量子重力理論は空間量子というものが存在していて、この量子がネットワークを作ることで万物が出来上がっているという考えです(連続する時間は存在しないというのが大きな命題です)。超ひも理論も色々と批判されていますが、ループ量子重力理論のほうがより批判されていますね。両方を批判する人は、どちらも数学的お遊びであるともいいます。どんなに数学的に正しくても、事実の検証のしようがないのでなんとも言えないと思いませんか。

「すごい物理学講義」カルロ・ロヴェッリ 河出文庫

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【5月27日】

2020-05-27 | 文庫

すごい物理学講義は全体の半分で、従来の物理学をざっとおさらい。後半はまだわかっていないこと、ループ量子重力理論の話になります。著者はこのループ量子重力理論の第一人者なので、この理論で量子力学と相対性理論が結びついたとしています。まぁその辺りは読んでいる身としてはよくわからないのですが。

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【5月26日】

2020-05-26 | 文庫

物理学の勉強をしていますが、もう何冊物理学の本を読んだでしょうか。でもまだ量子力学のことをすんなり頭にイメージできるようにはなっていません。量子の振る舞いは読む本によって表現が異なるのですが、この本ではこうです。「相互作用を与えあっていないとき、電子はどこにも存在しない」「事物があるのは、ある相互作用から別の相互作用へ跳躍するときだけである」全然わかりませんね。相互作用がある時初めて電子は実体となるのです。でも電子とは物質ではなく、状態なのです。ではなぜ電流が流れるのでしょう。電子が流れるからではないのでしょうか。「状態」というものが流れるというのがよくわかりません。量子は粒子であり波であります。量子の世界とはこういう世界です。トホホ。

 

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【5月25日】

2020-05-25 | 文庫

今日からの本は、すごい物理学講義という本。なにがすごいのかは読んでいくうちに判るのかもしれません。著者はイタリアの物理学者カルロ・ロヴェッリという方。物理学では大統一理論と言って弱い力、強い力、電磁力、重力を統一する理論が模索されてて、日本では超ひも理論というのがその候補として有名です。でも、超ひも理論と同じくらいの候補にループ量子重力理論というのがあって、日本ではほとんど聞かないのですが、著者はこの理論の第一人者なのだそうです。ですから読み進めるとこの理論のことが解説されるということだと思います。

 

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【5月24日】

2020-05-24 | 電子書籍

山の季節を読了。この際と思って田淵行男の本を2冊、アマゾンでポチッとしました。ついでに江戸川乱歩全作品というのを見つけて99円でポチッ(持っている文庫本は売ってしまいましょう。本棚が少しすきます)。中国怪奇小説集というのもあって(評価が高いので)これも99円でポチッ。暇な時にこういうのを読むのもいいでしょう。

「山の季節」田淵行男 小学館文庫kindle版

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【5月23日】

2020-05-23 | 電子書籍

アマゾンからレコメンドメールが来て、なんだろうと開けると田淵行男の本でした。田淵行男とは安曇野に暮らしていた元祖ナチュラリストです。高山蝶の細密スケッチ(まだカラーフィルムが普及していなかった時代に書かれました)、写真集や、山岳フォトの嚆矢でした。安曇野には記念館もあります。山の季節というタイトルのその本は写文集で、四季折々の写真と文章が載っています。小学館文庫でkindle版の紹介でした。アマゾンのページを開くと、紙版は絶版のようで古書は電子版よりも高いのです。写真が載っているのに文庫では小さいとおもうのですが、文庫を買った人のコメントはまさに文庫版で残念とありました。でもkindleであればiPadで読めば写真も大きく見られますし問題ありません。それで思わずポチッとしてしまいレコメンドにはまってしまいました。それを今日は眺め読んでいました。先鋭的な山岳写真とは違う視点の写真で、こういう写真を撮ってみたいものだと思います。

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【5月22日】

2020-05-22 | 雑誌

本の窓6月号です。連載インタビューがあって、今月は春風亭昇吉。初めて聴いた名前ですが、春風亭昇太の弟子とのことです。一度地方の国立大に入学したものの退学して、東大に入リ直した変わり種。まだ二つ目ですが、真打ちも近いそうです。お決まりの質問がなんで東大を出て落語家「なんかに」というのだそうですが、3年連続でNHK新人演芸大賞ファイナリストとなったり、経済番組での活躍もあってそういう質問も出なくなったそうです。そして東大卒の後輩落語家が2人もいるそうです。

 

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