goo blog サービス終了のお知らせ 

みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

稼げないヘッジファンドは夏休み返上、ストップロス狙い必死に売り攻勢-能天気な日経先物ロング勢が大損害

2013-08-11 | 注目投資対象・株価の推移
              ↑ USD/JPY(ZAI)バーナンキ・プットも夏休み、下値懸念拡大

一週間前に「すっかりモメンタムが減衰した為替市況」と書いたが、
月曜日のISM、木曜の失業保険申請と米経済指標がいずれもポジティブだったにも関わらず
ドル円と東証に強烈な売り圧力がかかってくる奇妙な市況となった。

何かおかしいと思っていたが、どうやら
今年稼げていないヘッジファンド勢の休暇返上の売り仕掛けのようである。
「参院選でねじれ解消、一気に株高」と寝言を言っていた連中にはいい薬だ。

市場では円ショートと日経先物ロングの残高が高水準で残っており、
目敏い彼らがそうしたポジションの偏りに注目し、売り崩しを狙ってきたものと思われる。

夏枯れの閑散期で買いから入ってくる投資家がごく少ないため、
ドル円は94円前後、ユーロ円は125~126円の水準を想定した方が良かろう。

先週初めの当ウェブログの見解が悪い意味で的中してしまった。
下手すると長期投資家がヴァカンスから戻ってくる下旬まで
為替市場の変調が続いてしまう可能性が出てきた。

「為替から決定的な影響を受ける東証に短期的な腰折れの可能性が出てきた」

「米指標が相当良くならない限り先週の水準を奪回するには
 かなり時間がかかると思われる。引き続き米指標を注視したい」

「米経済回復に助けられ、海外ファンドの思惑で東証が持ち上げられた
 他力本願の「追い風相場」が終焉を向かえようとしており、
 来年の日本の成長率減速を市場が織り込み始めている」

以上の見解は今週も維持する。
長期金利どころかドル円の帰趨に目が離せない八月になりそうだ。

「市況を見れば分かるようにアベノミクスはもう既に過去の材料になった。
 投資家の目はアメリカに集中している。
 米経済指標を睨みながら前のめりな姿勢を強めるだろう」

「米経済が回復し日米金利差が拡大すれば
 民主党だろうが自民党だろうが円安ドル高の恩恵で東証は上がるに決まっている。
 所詮はアベノミクスの3本の矢など誤差の範囲に過ぎない」

「ドルへの資金回帰の奔流はドルを押し上げ円を沈ませる。
 回り回って東証に資金を導く強力な援護射撃となろう」

「円安の援護のない東証は「片肺飛行」で
 モメンタムが著しく失われることがはっきりした」

「NY市場の活況だけでなくそれに円安も加われば
 東証の受ける好影響は二重に倍加されて優位に立ち、
 NYを東証がアウトパフォームする珍しい現象が持続するかもしれない」

「中国があのベア・スターンズ破綻の段階に近いとバロンズが書いているそうだが、
 個人的にはまだ2007年のパリバショックの前あたりだと考えている。
 まだ市場に強い恐怖感は漂っておらず、警報は弱い」

「「VaRショック」の10年ぶりの再来も警戒される。
 不動産セクターは安易に買ってはいけない。
 安直な黒田バズーカが国債市場を壊してしまっているので
 そのマグニチュードは予想外の域に達する可能性がある」

「IMFのブランシャール氏が所謂アベノリスクを事実上認め、
 財政再建や構造改革を実現できなかった場合、投資家の信認が失墜し
 世界経済のリスクとなる恐れがあると指摘した」

「参院選での野党の自滅で自民党の古い体質が墓場から蘇るだろうから
 今後警戒すべきは「ねじれ解消リスク」である」

「自民党は歴史的に利益誘導・分配型の政党であり、
 80年代以降の自民党政権の実績が証明しているように、
 経済政策を成功させる力量に欠けることは明らかだ。
 自民が参院選で盛大に勝てば勝つほど、次回の選挙は惨敗することになる」

「マーケットはねじれ解消で政治が安定すると見ているがそれは甘い。
 ねじれを解消させてしまったために電力利権や道路利権等の抵抗勢力が続々と蘇り、
 財政悪化と人口動態の劣化が容赦なく進むであろう」

当ウェブログは以上の見解を依然として維持している。
さて金利急騰はあるかどうか。

一方、長期金利の動きから見て「事実上のマネタイズ」との見方は的中しつつある。

「目先の円安に幻惑され、日本の将来に不吉な影がかかっている」

「当ウェブログが予測していた「悪い円安」が、異様な速度で到来することになる。
 安倍・黒田コンビが市場を軽視したために、財政危機もほぼ確実に接近する。
 「剣によって立つ者は剣によって滅びる」との箴言と同じく、
 金融政策によって立つ者は金融政策によって滅びるのであろう」

「黒田総裁の「次元の違う」量的・質的緩和は、事実上のマネタイズである」

「日本の国債市場は再起不能になり、財政再建を果たす可能性はほぼ失われた」

「黒田バブルに便乗して億単位の稼ぎを得る者が続出するだろうが、
 今から警告しておく。決して調子に乗って騒いではならない。
 ツケを回された国民の強い怒りは決してそのような輩を許さないであろう」

一方、以下の当ウェブログの見解はほぼ的中と言えるだろう。
ユーロ大反転はほぼ確定した。

ここで言うゴールドはドル建ての想定であり円建てでは高値だが、
金利も配当も付かないゴールドを持つ理由は全くないので修正する必要は感じない。
FRBの緩和縮小観測で更なる下落の可能性が高い。

「ゴールドは「完全に終わった」と断言して良い」

「香港や上海市場を見ても分かるように、
 今の中国では内需主導で高成長を持続するのは不可能である」

「円安は明確に日本経済にとってポジティブである」

「ユーロ大幅下落は遠ざかったか、もしくは消えたと考える」

「ユーロ圏は深刻な経済悪化ではないだろうが停滞は必至」

昨年の予想通りドル円、ユーロ円が反転した。
今年は慌てさえしなければ豊穣の年となるはずだったが、
危険な「悪い円安」の時代が早くも始まりそうだ。

↓ EUR/JPY(ZAI)強力な売り圧力で下値懸念拡大


↓ GBP/JPY(ZAI)ユーロほどではないが下離れに注意


今年からは「閑散に売りなし」という相場格言は使えなくなるかもしれない。
「閑散狙って売り崩し」が新しい格言になるのだろうか。


薄商いで値動き荒い日本株、投機筋のロング過多も一因(reuters)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0G647V20130806
”日本株の値動きが荒くなっている。材料一巡で現物株の商いが薄くなる中、短期筋によるドル/円を組み合わせた株式先物売買が変動幅を大きくしている。
 また、投機筋のロングポジションがショートに比べて過大になっていることも値動きを増幅させている一因だ。日本の企業収益や設備投資は回復傾向にあるが、政策展開や内需の持続的拡大に確認が持てない中で、長期投資家の多くは様子見姿勢を続けており、不安定な相場展開が続いている。

 <偏る短期筋のポジション>
 3日で1000円下落、2日で800円上昇と荒い値動きを続けている日経平均は6日の東京株式市場でも、前日比200円安の水準から140円高に浮上するなど安定感に欠ける動きとなった。特段、買い材料が出たわけではなく、現物株の商いが薄くなり、短期筋の先物売買が値幅を大きくしているという。東証1部売買代金は1兆9407億円と、今年最低だった前日よりもやや増えたが、連日の2兆円割れとなった。
 市場では「FOMCや米雇用統計を通過し、材料一巡で長期投資家の動きは鈍い。CTA(商品投資顧問業者)など短期筋によるドル/円と株式先物を連動させた短期トレードが中心となっている」(国内証券)との見方が多い。ドル/円は日本株ほどの値幅はないが、連動するように98円をはさんで上下に方向感のない動きを繰り返している。
 荒い値動きの一因と指摘されているのが、投機筋の偏ったポジションだ。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)における投機筋(non-commercial traders)の日経平均先物(円建て)の7月30日時点でのポジションは、ロングが2万8194枚に対し、ショートが2958枚と極端にロングが多い状況となっている。
 CMEはあくまで一部の投機筋のポジションを示しているに過ぎないが、T&Dアセットマネジメントのチーフエコノミスト、神谷尚志氏は「相場が下がっても、ショートカバーが入ってこないので、相場は下げるときは大幅になりやすい。半面、相場が上がるときも、ショートを打ってくる投資家がないので相場は上昇すると大幅になりやすい」と分析する。
 オプション価格の変化から算出される日経ボラティリティ指数は低下傾向にあり、日経平均が1143円下落した5月23日のような波乱が起きるとの予想は少なくなっていることを示している。だが、レンジ内とはいえ「夏枯れ」の薄商いの下で、荒い値動きが続く可能性も大きい。
 一方、CMEにおけるS&P500先物の投機筋のポジションはロング、ショートともに少ない。米株市場は、長期投資家が中心の相場展開になっており、ダウやS&P500が過去最高値付近で推移しながら値動きに安定感があり、日々の値幅が小さくなっていることの一因とみられている。

 <長期投資家は様子見>
 相場が安定感を取り戻すには長期投資家の日本株買いが欠かせないが、国内機関投資家は依然慎重で、海外の長期投資家はペースを落としている。東証の投資主体別売買内容調査によると、海外投資家は6月から再び1.7兆円買い越したが、月間2.6兆円買っていた4月などと比べるとペースは鈍化。7月第4週は8週ぶりに売り越しとなった。
 日本の企業収益や設備投資は市場の期待通りに回復傾向にあるが、持続するかどうかは見極めが必要だ。日本政策投資銀行によると、2013年度の設備投資計画は全産業で10.3%増と堅調だが、「持続的な内需拡大はまだ見通せず、設備投資も更新需要が中心」(IHS・シニアエコノミストの田口はるみ氏)との指摘は多い。円安効果を除けば本業の回復が遅れている輸出企業も少なくない。
〔中略〕
 一方、投機筋の円ショートポジションはやや減少しているが、依然として高水準だ。米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の取組(7月30日までの週)によると、投機筋の円ショートは約5000枚減少したが、ピークの82%にあたる8万2135枚が残っている。需給的には円買いが進みやすい状況であり、日本株の上値を押さえやすいのも投資家が様子見姿勢を強めている一因だ。”

先週に東証が弱かった要因の一つがこれだ。
海外ファンド勢が日経先物ロングの売り崩しを狙ったものと思われる。
奇策だが、長期投資家がヴァカンスに入った隙を衝いた合理的な戦術だと思う。

円ショートの残高もまだ高水準で残っているので
閑散状況でストップロスを狙い易い状況である。
下の報道ともども熟読しておきたい。


市場は「閑散大動き」続く、夏休み返上のヘッジファンドがかく乱か(reuters)
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE97705920130808
”東京市場では「閑散大動き」ともいうべき展開が続いている。夏休みシーズンは休暇で参加者が減り、商いが薄くなるため、相場は小動きとなりがちだが、今年は薄商いの中でも日本株やドル/円は大きく振れている。
 その背景にはCTA(商品投資顧問業者)などヘッジファンドによる夏休み返上の売買があるとの見方が多い。長期投資家の本格復帰は9月になるとみられ、まだしばらくは薄商いの荒れ相場が続く可能性がある。

 <CTAは夏休み返上か>
 「閑散小動きではなく、閑散大動きが今の相場」と三菱UFJモルガン・スタンレー証券・投資情報部長の藤戸則弘氏は指摘する。多くの市場関係者が夏休みを取得し、商いが薄くなっているなかで、ヘッジファンドなど短期筋の売買が相場を大きく動かしているという。先物売買が裁定買いや解消売りを巻き込んで現物株の値幅が増幅される展開だ。
 東証1部売買代金は5日に今年最低の1兆6431億円を記録、その後も株価が大きく動いている割に6日が1兆9407億円、7日が2兆1300億円と盛り上がりに乏しい。8日も日経平均は200円高から200円安と大きく動いたが、2兆1481億円にとどまった。平均で3兆円以上のボリュームがあった5月とは様変わりだ。
 米国では、連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計など重要イベントが一巡し、日本でも成長戦略第2弾や消費税増税の判断などの新たな材料が出始めるのは9月に入ってからになる。材料一巡に加え市場参加者の多くが夏休みをとっていることが薄商いの背景だ。「短期筋中心の荒れた相場だが、彼らは売れば買い戻すので、最終的な水準はあまり変わらないのではないか」(国内投信)との安心感もある。
 薄商いの荒れ相場における「主役」は、ヘッジファンドのなかでも為替や株式、商品など様々な先物を組み合わせた投資をするCTAやマネージド・フューチャーズとみられている。最近、彼らの注文を多く仲介しているとみられている米系証券の先物売買の手口をみると、日経平均が576円下げた7日はTOPIX先物を5500枚売り越し。日経平均が2日で800円上昇した8月1─2日は日経平均先物を計8800枚買い越していた。
 通常なら彼らも夏休みをとるところだが、今年は事情が違うという。「マネージド・フューチャーズの成績が良くないようだ。世の中は夏休みモードだが彼らは少しでも取り戻そうと必死だ。ボラティリティこそ彼らの収益源であり、ちょっとした材料にでも食いついて先物で仕掛けている」(準大手証券)。大きな材料が見当たらないなかでも、中クラスの経済指標などをとらえて仕掛けているとみられている。
 クレディスイスのヘッジファンド・インデックスによると、マネージド・フューチャーズのネットパフォーマンスは5月がマイナス4.98%、6月がマイナス5.42%となっている。ヘッジファンド調査会社イーベストメントが7日発表した7月のヘッジファンドの運用成績は平均でプラス1.2%となったが、マネージド・フューチャーズはマイナス0.87%と2004年6月以来最悪の期間となった。
〔中略〕
 荒れる日本株やドル/円と異なり、円債市場では緩やかな金利低下傾向が続いている。10年長期金利は今週に入り0.8%を下回る水準で推移。薄商いは他市場と同じだが、日銀の大量国債購入が功を奏している格好だ。流動性の低下はショックによる急変動のリスクを大きくするが、市場では「ショックの際でも日銀が大量に購入すれば金利は徐々に落ち着く」(国内銀行市場担当役員)との安心感があるという。
 また需給面でも国債を支える潤沢な資金状況は当面続くとの見方が多い。国内への資金流出入を示す経常収支は2013年上半期が3兆2114億円の黒字と、過去2番目の低水準だったが、なお黒字が継続している。今年1─6月の貿易収支は4兆2382億円の赤字と過去最大となったが、所得収支が8兆6783億円の黒字と過去最大になり、経常黒字を維持させている。
 金融機関の国債消化余力を推し量るデータの一つとして注目されている預貸ギャップ(預金から貸出を引いた額)は都銀・地銀(第2地銀含む)で前月に比べて2兆7980億円縮小したが、「預貸ギャップ縮小がトレンドとなるのか、単月の数値だけでは判断できない」(国内証券)として、債券相場への影響は限定的と受け止められている。
〔中略〕
 消費税増税が金利動向を左右する大きなポイントだが、三井住友アセットマネジメント・シニアストラテジストの濱崎優氏は、増税を見送っても金利はさほど上昇しないとの見方を示す。〔以下略〕”

どうして海外ファンド勢がそのような奇襲を選択せざるを得なかったか。
理由はこのロイター報道でピンときた。
この閑散期で全力売り崩しを行わないとファンドの存亡に関わるのである。

2ヵ月連続でマイナス5%もの打撃を受けたら致命的だ。
夏休み返上で稼ぐしか彼らに道は残っていないのである。


ドルが下落、対円では一時7週間ぶりの安値=NY市場(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR201308080020.html
”7日終盤のニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)の資産購入プログラム縮小の度合いと時期をめぐる懸念を背景に、ドルが円とポンドに対して大きく下落するなど主要通貨に対して売られる展開となった。
 ドル/円は97.50円を割り込んだことでストップロスのドル売りを誘発して売り圧力が強まり、6月20日以来7週間ぶりの安値となる96.30円まで下げた。直近は1.4%安の96.41円。ユーロ/円は1.1%安の128.62円。
〔中略〕
 8月中旬のお盆休暇を控えて日本の投資家が外貨建て資産を円に転換するとの観測から円が上昇した。お盆休暇とほぼ同じ時期に、日本が保有する巨額の米国債の利払いに伴う大きな資本フローが発生すると見込まれており、これを控えて市場参加者は日本の投資家による円買い需要が強まると予想した。
 ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア・マーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「先週の米雇用統計の発表以降、ドルに対する市場心理は変わってきている。雇用統計は、FRBが量的金融緩和を縮小する上で、より辛抱強く動くことを示唆する内容だった」と指摘。今週は主要な米経済指標の発表が少ないこともあり、新たなドル買い要因が提供されない形となっているとの見方を示した。
 日本株が大きく下げるなど世界的に株価が下落したことも、安全な逃避先とされる円が他の主要通貨に対して上昇する要因となった。
 ただ米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁が、FRBの資産買い入れについて、恐らく年内に縮小に着手するとの見方を示したこともあり、ドルの下げ幅は限定された。
 一方、イングランド銀行(英中央銀行)がこの日公表した四半期インフレ報告で、失業率が7%に低下するまで政策金利を過去最低水準に維持する方針を表明した直後、ポンド/ドルは一時、この日の安値となる1.5205ドルまで下げた。だがその後、投資家がイングランド銀行の利上げ時期についての予想を前倒ししたためポンドは持ち直し、終盤は0.9%高の1.5490ドルとなっている。
 英失業率の7%への低下は、少なくとも今後3年は実現しない公算が大きいとみられているが、市場参加者は最近発表された一連の上向きの英経済指標を踏まえ、失業率の低下はイングランド銀行の見通しよりも早まると解釈した

 HSBCのG10FX戦略部門の米州ヘッド、ボブ・リンチ氏は「市場参加者は現在、1─2カ月前の予想よりも景気が改善していることをデータが示唆している経済情勢を注視している。データに左右される世界では、足元のデータが中銀の予想と異なる状況を示している場合、市場が中銀の予想を無頓着に受け入れることはないだろう」と説明した。”

これは木曜の市況を報じた記事、
ドル円が急激に変動した翌日である。

木曜にポンドが急激に反転上昇したが、
その事情についてはこちらの報道の後半を参考に。

    ◇     ◇     ◇     ◇

注目銘柄。ポジティンブなISMに対して余りにも反応が悪かったので
レバレッジを大幅に縮小し、自動車関連はショートヘッジしている。

 ↓ UA(Rakuten.sec) 減益ショックでの急落から立ち直りつつあるが戻り売りの時が近いか


 ↓ 東京建物(Rakuten.sec) 不動産大手はまだ買える時期ではない


 富士重工(東証一部 7270) 467 → 670 / 573 → 1,283 / 1,938 → 2,563
               2,267      

 マツダ(東証一部 7261)  232 → 306 / 178 → 275 / 87 → 217 / 130
               298 → 314 / 332 → 425 / 380

 ユナイテッドアローズ(東証一部 7606) 1,044 → 1,215 / 1,087 → 1,284
                     1,146 → 1,526 / 1,341 → 1,752
                     1,906 → 3,160 / 3,410 → 3,650
                     4,025

 トーセイ(東証二部 8923) 25,170 → 59,300 / 83,600 → 102,100 / 67,200

 サンフロンティア不動産(東証一部 8934) 61,600 → 114,600 / 77,700

 マネックスG(東証一部 8698) 45,500

 竹内製作所(JASDAQ 6432) 636 → 1593 / 743 → 1,672 / 1,678 → 2,200 /
                2,250 → 2,286 / 1,924

 丸紅(東証一部 8002) 404 → 437 / 453 → 587 / 450 → 587 / 542 → 608
             494 → 577 / 540 → 577 / 541 → 602 / 529 → 602
             489 → 706 / 518 → 706 / 705

 東京建物(東証一部 8804) 298 → 312 / 277 → 413 / 541 → 615 / 857 → 923

 昭和シェル石油(東証一部 5002) 987 → 1059 / 966
                  716 → 723 / 688

丸紅は順調だが他はもっと引きつけておきたい。
マツダは380~390円、富士重は2200~2300円をひとまず射程圏としておく。


日本国債保有高が大幅増=2兆円超える―ノルウェー政府系ファンド(時事通信)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/wbusiness/jiji-130809X168.html
”【ロンドン時事】世界最大規模の政府系ファンド、ノルウェー政府年金基金グローバルは9日、2013年4~6月期の資産運用報告を発表した。それによると、日本国債の保有高が6月末時点で1295億3500万クローネ(約2兆1400億円)と、3月末時点の990億1600万クローネから約31%増加した。同基金の債券保有高のうち、日本国債は8.1%を占める。
 ただ、日本国債の4~6月期投資利回りはマイナス5.9%。米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和縮小観測による世界的な金利上昇(債券価格は下落)もあり、基金が保有する債券の投資利回りはマイナス1.4%と不振だった。”

ノルウェー年金基金がJGBで「やらかして」いる。
ユーロ建てであればプラス圏の筈だが実際はどうだろう?

黒田日銀に高値で買わせるつもりだったのだろうが、
日本の国債バブルを全く理解していないのだろう。
日本の金利が急騰したらこうした海外投資家は間違いなく全力で売ってくるので
日本国民にとっては災厄が大きく育ちつつあるということだ。

『日経会社情報』2013年夏号 大判 2013年 07月号


    ◇     ◇     ◇     ◇

  【 いとすぎの為替ポジション 】

月曜夜から火曜の急落でロスカットして防御後退、
ポンドショート、ロング反転、ユーロショートと忙しい週だった。
金曜に一時は下げ止まり感が出たが、殆ど買いが入ってこないので
結局はユーロショートを選択した。

 2013/08/09 128.68 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)

    現在 > 128.35 ユーロ/円(損益136%)← 今年の損益率
         149.14 ポンド/円
          96.20 米ドル/円

 ◎ 2012年の損益率(手数料等除外)> 142%
 ◎ 2011年の損益率(手数料等除外)> 138%
 ◎ 2010年の損益率(手数料等除外)> 147%
 ◎ 2008年秋~09年末の損益率(手数料等除外)> 353%

  ▼ ポジション解消済み
 2013/07/31 149.01 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/07/26 150.88 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/07/17 151.30 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/06/21  97.89 USD/JPY Lev ×2.0
 2013/06/11 152.83 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/06/07 150.87 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/05/24 153.41 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/05/16 101.94 USD/JPY Lev ×1.5
 2013/05/10 154.46 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/05/03 130.01 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/04/26 129.02 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/04/16 150.10 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/04/12 129.73 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/04/04 145.91 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/03/21 144.80 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/03/15 144.46 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/03/07 142.28 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/03/01 120.89 EUR/JPY Lev ×1.5
 2013/02/13 124.85 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/02/08 125.97 EUR/JPY Lev ×1.5
 2013/01/24 120.99 EUR/JPY Lev ×1.5
 2012/12/26 136.78 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/12/21 136.36 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/12/12 132.76 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/11/29 131.44 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/11/09 126.37 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/11/02 83.12 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/10/25 128.91 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/10/18 127.47 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/08/29 81.23 AUD/JPY Lev ×1.5
 2012/09/12 125.27 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/07/27 81.86 AUD/JPY Lev ×1.5
 2012/08/15 123.83 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/07/20 95.50 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/07/13 123.21 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/07/06 97.98 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/06/29 125.19 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/06/21 100.82 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/06/14 123.27 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/06/07 99.03 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/06/01 120.02 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/05/23 100.68 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/05/14 102.44 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/05/11 128.50 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/04/27 106.60 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/04/19 130.30 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/04/13 128.88 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/04/06 84.02 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/03/30 132.57 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/03/22 85.75 AUD/JPY Lev ×1.5
 2012/03/13 128.51 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/03/13 83.48 CAD/JPY Lev ×1.5

 …以下省略…

「資源国通貨は底打ちしましたが、
 豪中銀は政策金利を引き下げており、
 豪ドルは停滞の可能性が高まっている」

ドル円・クロス円は警戒信号発令。
下値拡大を警戒しておきたい。
今週も海外ファンドによる存亡を賭けた売り仕掛けが来る筈だ。

※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
  収益への課税分を社会に貢献する組織・団体に寄付して下さい。
  (当ウェブログのこちらのカテゴリーも御覧下さい。)
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『週刊ダイヤモンド』8月17日... | TOP | エイベックス松浦社長は事業... »
最新の画像もっと見る

post a comment

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 注目投資対象・株価の推移