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大和ハウスが30%もの省エネを工場で達成、事務部門では何と60%! - 日本経済の省エネ余地は大きい

2014-01-30 | いとすぎの見るこの社会-地球環境を考える
日本経済の、特に製造業の成長分野は省エネである。
大和ハウスが驚くべき省エネを実現することでそれを証明した。
省エネで成長できる日本経済を妨害しているのは、自民党政権である。
何故なら原子力が必要と国民を洗脳しなければ原発再稼働ができないからだ。

朝日報道で、甘利経済再生相がこそこそと電力会社からカネを受け取っていたことが判明した。
巧みに法をかいくぐっているが、それだけに意図的かつ悪質である。
安倍内閣の本性を露骨に示すものと言うことができよう。

また、日経報道では電事連が自民党議員に文書を配って
原発再稼働に協力してもらえるよう裏で「情報操作」したことも判明した。

自民党のエネルギー政策というのは所詮はこの程度のもので、
国民の懸念を黙殺し原子力利権と癒着したものである。
民主主義を侮辱する反社会行為に他ならない。

もし潜在的な核武装能力が必要ということなら、堂々と選挙で主張するがいい。
本音を隠してこそこそ陰で動くから耐え難い腐臭が漂うのである。

少なくとも、自民党を政権から追放しない限り、
自民党と一体化した原子力利権を撃滅することはできず、
日本が卓越した省エネ技術で経済成長を達成することも不可能である。
省エネ促進は、エネルギーを垂れ流す原子力利権と根本的に利害が対立するからだ。

▽ 我が国のコージェネレーション技術は世界一である

『原発ゼロ社会へ! 新エネルギー論』(広瀬隆,集英社)


日本の輸入燃料費増加の真因は、原発停止ではない。
火力発電の効率が低く、太陽光発電並みに高コストな石油火力を稼働しているからだ。
(しかも石油火力は太陽光発電のように今後のコスト低下を見込めない)
つまり、火力の設備更新を怠った電力大手の経営判断の誤りが諸悪の根源である。

「政府の「日本再興戦略」での燃料電池普及目標は、
 はっきり言って馬鹿馬鹿しい限りで話にならない。
 官僚が補助金を握り予算を確保するための方便に堕している」

「族議員の巣窟である自民党には相応しい政策とも言えようが、
 有権者にとっては迷惑な話である」

「省エネこそ新しいエネルギーなのである。
 日本は省エネ分野で進んでいると錯覚されているがとんでもない。
 電力大手の大型発電所が非常に低効率で、エネルギーロスが大きいのである」

「コージェネレーションの拡大余地は非常に大きく、
 家庭と企業のエネルギーコストを大幅に引き下げ、
 ついでに電力利権を追い詰めることができる一挙両得なのである」

「族議員が牛耳る自民党の旧態依然の政策が
 日本経済成長のボトルネックとなっている」

保守退嬰の自民と安倍内閣をさっさと退場させなければ、
日本経済が省エネによって成長するステージには入れない。

 ↓ 参考

IEA(国際エネルギー機関)、世界の省エネ投資が30兆円に達したと報告 - 今や省エネは最重要の燃料
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/bdbe09d8dd34742ef530ce1011b5cb0c

原発3基分のガスコージェネを東京ガス・大阪ガスが供給 - オリックスも電力供給3倍増、新規投資活発に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/76b3c30e07512cb4a21bf34edf62d4c5‎

▽ ガスコージェネレーションのエネルギー効率は、原発より遥かに高い

『天然ガスが日本を救う 知られざる資源の政治経済学』(石井彰,日経BP社)


省エネ工場、ショールーム化=大和ハウス(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201401/2014012100557
”大和ハウス工業(大阪市)は21日、さまざまな省エネルギー設備を採用して建て替えた奈良工場第一工場(奈良市)を報道陣に公開した。
〔中略〕
 大和ハウスの従来の建物に比べ工場で30%、事務棟では60%の省エネが可能という。
 工場の屋根に太陽光発電パネルを設置し、屋根の構造も自然光を取り込むために段差を付けた。事務棟には、電力消費量や設備の異常などの情報を表示する大型ディスプレーや、非常電源用リチウムイオン蓄電池を設置した。”

大和ハウスは大幅な省エネを達成した。
電力大手と癒着した経済団体がほざく「乾いた雑巾」説は真っ赤な嘘であり、
省エネをサボタージュして原発再稼働を叫ぶ老害企業は黙るがいい。


首相、原発再稼働に改めて意欲…参院代表質問(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140129-OYT1T01156.htm
”安倍首相は、29日の参院本会議の代表質問で、停止中の原子力発電所の再稼働を前向きに検討していく考えを改めて示した。
 首相は、「電気が足りているとの指摘もあるが、発電所の定期検査の繰り延べや老朽火力発電をフル稼働した結果であり、電力需給は予断を許さない状況が続いていると考えている」と述べた。そのうえで、「日本は昨年、化石燃料の輸入に27.4兆円も払っており、原発がないことで3.6兆円も多く支払っている。徹底的な安全審査を行い、これに合格した原発について再稼働を判断していく方針だ」と語った。〔以下略〕”

流石は「次元の違う」低レベルな安倍首相だ。
原発稼働なしで必要な燃料費が全体の1割程度でしかないことを白状している。
その程度であればバブルコンバインドガス火力とコージェネにより余裕で取り返せる。
所詮、これほど「次元の低い」首相ではそこまで思いもつかないのだろうが。

「老朽火力発電をフル稼働」せざるを得ないのは、欲ボケした電力大手が
補助金まみれの原発で楽勝で稼ごうと企み投資を怠った結果である。
日本の火力発電のエネルギー効率をすべて洗い出せば大学生ですらすぐに分かることだ。

原子力利権と癒着して洗脳されているから真実を理解できないのだ。
底浅い他力本願のアベノミクスとともに自滅する以外に道はない。
歴史に残る恥辱とともに退場するがいい。
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