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陛下に叛逆する安倍と自称保守、犠牲となった国民を完全無視 - 利用された「靖国の遺児」は戦後に困窮

2020-08-24 | いとすぎから見るこの社会-全般
終戦の日には、真摯に祈られる陛下に対し
尊大で無礼な自称保守が陛下の思いを踏みにじるという
許し難い構図がここ数年続いている。

これも歴史に無知な劣化二世の安倍のもたらした無数の害悪の一つで、
同じ安倍の苗字でも、戦前の軍部に抗した偉大な安倍寛議員の孫に
どうしてこのような碌でもない輩が出てしまったのか非常に残念な話だ。

安倍の取り巻きの衛藤に至っては靖国の本質すら理解できず、
靖国に祀られること自体が政治利用に他ならないという歴史的事実、
無辜の日本人が非業の死を遂げても靖国には祀られない厳然たる史実も無視し
中韓に対抗して参拝するという、日本の伝統に反した愚行を行なっている。

▽ 安倍もその支持層も戦前のドグマに浸潤されており、民主主義を確実に腐蝕させた

『日本会議 戦前回帰への情念』(山崎雅弘,集英社)


当ウェブログは「自称保守による日本社会の「劣化」は依然として続いている」と警告した。
「安倍が本性を曝け出し惨めに退陣しても、安倍の害毒は長く残る」とした予言も的中しつつある。

「各媒体の世論調査が興味深い傾向を示している。
 集団的自衛権をはじめとする安倍内閣の安全保障政策への支持率は低く
 概ね半数を割り込んでいるが、自衛隊に対する世論は対照的だ」

「自衛隊への信頼度は安倍内閣支持率より高く、印象も良い。「自衛隊を強化すべき」も過去最高だ。
 つまり安倍内閣の安全保障政策より自衛隊への支持率の方が歴然と高いのである」

「人よりコンクリートにカネを使い、土建バラ撒きで寧ろ復興を妨害している安倍内閣より
 震災や災害で泥をかぶり必死で生存者やご遺体を探す自衛隊の方が
 国民に支持されているのは極めて当然である」

「ただ、そうした「支持率格差」が生じるのは他に重大な理由がある。
 戦後の日本が、歴史上初めて安全保障上の脅威を実感しているからだ。
 それは言う迄もなく、中国の軍事力強化と膨張主義である」

「そうした現実を理解できず、世論を読めていない保守と安倍政権支持派は
 安倍内閣への支持率の主因が「他に人がいない」「民主よりはまし」である事実も見えておらず、
 現下の日本の安全保障問題についても誤った認識を持っている」

「現代における安全保障は国力すなわち経済力に裏付けられたものであり、
 自衛隊が最前線で何とか優位を保っていられるのも過去の経済成長の「遺産」である。
 無意味な異次元緩和でゼロ成長、若者は急減して財政悪化は依然として変わらない日本が、
 減速しつつあるとはいえ5~6%成長で10倍の人口を擁する中国に対し、
 互角以上に相対していくことには重大な困難がある」

「しかも脆弱極まりない原発銀座を抱え、狭い国土に人口が密集している日本が、
 ミサイル戦になったら致命的に弱いという事実も益々明らかになってきている」

「日本の保守はイデオロギーに浸潤されて根本的に戦前の歴史への理解が乏しい。
 偉大な明治の先人が立脚していたリアリズムを捨ててしまい、
 狂信的なナショナリズムに従った結果があの焼け野原であることを分かっていない」

「メディアからの異論反論にいちいち感情的に言い返すのは
 いかに論理的に弱く知的に劣っているかの証左である」

「帝国議会で「黙れ!」とどなった佐藤賢了や、
 東條の悪評高い取り巻きである三奸四愚のように
 論敵を論破できず、権力と暴力で沈黙させようと図るメンタリティが現代に生きている」

「自民党議員の中には、昭和の悪しき言論弾圧の歴史に無知な輩が確実にいる。
 そのような連中が教育を論じるなどとんでもない傲慢不遜である。
 (日本史を学んだ高校生にすら劣っている訳だから)」

「中共がメディアを操って日本企業を「懲らしめ」ているのは公然の事実であり、
 中共と完全に同じ体質の議員が自民党の中に棲息していることになる」

「「保守」政治家の最大の特徴は、口先では公益や愛国を掲げながら
 実際には権力や自己利益(自分の支持基盤の利益を含む)への固執が強いことだ」

「だから、戦後日本の「政治とカネ」の問題はほぼ全て自民党に絡んでいるし、
 財界や原子力利権勢力からカネを貰って利益誘導を行っている常習犯も自民党である」

「新国立競技場に限らず現下の日本で建設コストが急騰しているのは
 建設業界と癒着した自民党の「国土強靭化」が元凶である。
 政権そのものが国民の税金と借金(国債)にたかる獅子身中の虫と言うべきであろう。
 そうした本性が発覚して「駆逐」されるのは時間の問題である」

「日本で最も体質が中共に近いのは、間違いなく自民党である。
 利益誘導、株価操作、金権体質、情報操作、非妥協的な傲慢。
 まさに双子のように似ているではないか」

「おまけに民主党と中韓のおかげで首相の在任期間が伸び過ぎたため、
 安倍政権の害悪は今や取り返しのつかない程に深刻な域に達した。
 2010年代後半は、程度の低いアベノミクスで日本経済が病み衰えるフェーズになるだろう」

「植松容疑者は犯行直前に「安倍首相を尊敬している」との趣旨の言葉を
 友人に対して語って驚かれていたそうだ。
 普段は政治に対して関心がないかのような人物が突然そのような話を始めたのである」

「これでは、非理性的で粗暴、かつ攻撃的な精神を、
 安倍政権が惹き寄せている可能性が高いと言わざるを得ない」

「戦前の歴史が証明しているように、
 経済低迷は極右の台頭と白色テロをもたらす。
 人口動態から見て可能性はかなり低いものの、警戒しなければならない」

「終戦の日に「深い反省」と述べられた陛下に対し、
 安倍首相は無礼なことにそれを完全無視した式辞を述べた。
 両者を比較すれば、数段違う「人品」の大差は明らかであった」

「陛下は幼少期に、同世代の国民が大勢戦争で亡くなったのを心から悲しまれている。
 かつての戦地においても、被災地においても、国民の悲しみに寄り添い、
 少しでもその痛みを共にしようとされてきたことは全日本国民の知るところである」

「そうした陛下の深甚たる思いを完全無視した首相の独善的な態度は、
 必ずや首相自身に報いとなって返ってくることは間違いない。
 政治家として不名誉極まりない、惨憺たる終わりを迎えることになろう」

「首相周辺の無礼者は、陛下に対して「国体の破壊者」ととんでもない陰口をたたいていると言う。
 彼らの日頃の言動から見て何ら不思議はないが、こうした連中こそ真の「反日」「反社」である」

「陛下は安倍政権になってから「深い反省」を使われるようになった。
 「平和の存続を切望する国民の意識」に言及されたのも懸念の裏返しであり、
 安倍政権に対する深い憂慮があることは明白である」

「有権者は、安倍政権の意を受けた代弁者の醜い本音をよくよく見ておいた方が良い。
 昭和天皇にテロの危険すら感じさせた戦前・戦時下のファナティシズムは、
 こうしたイデオロギーに隷属した原理主義者たちが主導したものである」

「つまり、日本を滅亡の淵まで追いやった「亡霊」が、安倍政権とともに甦ったのだ。
 彼らは「愛国」を自称して天皇陛下に逆らい、自由な言論を攻撃して
 メディアを統制化に置き、悪しき道へと戦前の日本を導いたのである」

「日本経済が絶頂であった時代はヘイトスピーチなど存在しなかった。
 実際にあるかどうかすら分からない「在日特権」が狂ったように攻撃されることもなかった。
 中国や韓国に対する原理主義的な批判や敵意は欠片も存在しなかった。
 日本にはそれだけの余裕があったが、今はそのような余裕はなくなったのだ」

「二国関係が悪化したアジア人に対してだけでなく、
 沖縄に対しても、国内の弱者に対しても容赦なくなった。
 自らの抱える不満を誰かにぶつけたい不機嫌な大衆が多くいる」

「…日本の近現代史における事実が語っているのは、
 外国に敵意剥き出しの日本は身の程知らずで敗北に次ぐ敗北を重ね、
 外国から謙虚に学ぶ日本は飛躍的な進歩が可能になり強いということだ」

「最近になってやけにリベラル或いは左派が攻撃されるようになったが、
 日本が高度経済成長を実現し、勤勉さと技術力によって尊敬された時代は
 リベラル或いは左派が強かった、というのが史実である。
 (個人的には日本のそれはリベラルではなくバラ撒き派と思うが)」

「逆に、右派が強い時代は粗暴かつ独善的で、碌なことがない。
 典型的なのが昭和初期で、白色テロの嵐が吹き荒れただけでなく、
 野心の強い軍人達が出しゃばって日本を焼け野原にし、
 日本史に消すことのできない汚辱を残した時期であった」

「今になって明治を賞賛する言説が出てきつつあるが、
 史実を無視するイデオロギストがとんでもない嘘をつき、
 明治時代の日本の躍進が国際協調とナショナリズム抑制によって実現したことを語らない」

「明治は政府が国際協調なのに粗暴な民間のナショナリズムが強く、
 日比谷焼き討ち事件や海軍司令官自宅への投石事件が起きた時代だ」

「そうした史実の教訓を忘却したところに、昭和初期の増長と
 国力を弁えない覇権主義とが存在するのである」

「悪しきナショナリズムに感染したイデオロギストには論理は通じない。
 あれこれ理屈をつけ自らの敵意と憎しみを正当化し、
 法の網をかいくぐって日本社会を腐蝕させ続けるであろう」

「産経報道によれば安倍首相はトランプと「メディアに勝った」と意気投合したらしいが、
 その直後から朝日報道を発端に森友問題で散々な目に遭うことになり、
 どもったり声を荒げたり、国会で醜態を晒したのは自業自得と言うべきであろう」

「権力に不都合な情報は「隠蔽」する、
 教科書につべこべ干渉して子供を洗脳し自らに好都合な国民にしようとする、
 (集団的自衛権の件では安倍政権の言い分をそのまま掲載させる始末)
 中南海とよく似たやり口を展開するのはもはや「病気」とすら言える」

「矢張り、安倍政権は中共の同類だと自ら証明した。
 菅官房長官が「地位に恋々としていた」と前川元文科次官を批判したのに、
 (批判したと言うより、北朝鮮の国営放送のように罵倒したのである)
 同じく地位に恋々として首相におべっかを使い、定年延長された幕僚長には何も言わない」

「河野統幕長は前川氏よりも遥かに「地位に恋々として」いる。
 首相発言に賛同するだけで定年が延長されるのだから、
 幕僚長が所謂「ヒラメ」であればまさに「ありがたい」話である」

「この醜悪な二枚舌の理由は明白である。
 安倍政権の意向に従順な「忠犬ポチ」にはご褒美、
 安倍政権に不都合な存在には罵詈雑言を浴びせる、
 ただそれだけの器の小さい、利己的な権力主体なのだ」

「国益など無視して近傍に忠実なイエスマンばかり揃え、
 ただひたすら権力を死守する亡者であることが、
 これ迄の行動から明瞭に見て取れる」

「客観的に見て失敗間違いない今回の獣医学部新設問題で、
 今治市長と前愛媛知事が歴史に残る「迷言」を吐いている」

「「歪んでいるのは岩盤規制の方」だそうだ。
 ぜひ両人には、状況のよく似たロースクールがなぜ次々と閉鎖されているのか、
 なぜ公務員獣医師になる獣医学生が1割程度しかないのか、
 加計学園傘下の千葉科学大学(赤字)に銚子市(財政悪化)が投入した莫大な公費をどう考えるか、
 等々きっちりと有権者を納得させられる回答があるかどうか、厳しく問い質したいものだ」

「すかさず文春砲が加計学園職員から経営陣への強烈な批判を公表し、
 (職員の指摘の方が、雲隠れしている学園トップより遥かにまともである)
 福井新聞が「獣医師を増やしても偏在は解決しない」との関係者証言を報じている。
 これで今治市長・前愛媛知事の主張のお粗末さが、早くも証明されたと言って良いだろう」

「よりによって読売報道で、「アベはもう要らない」との多数意見が示され、
 安倍首相あるいは安倍政権が小手先の改造で何とかやり過ごそうとしても
 国民の冷たい不信の目は全く変わっていない現状が判明したのである」

「しかも読売調査では安倍政権に対する評価は「中の下」で、
 経済政策も安全保障政策も大して評価されず、
 最も評価できるのは「外交」となっている。
 有権者も遂に、口だけ政権の中身のなさに気付いてしまったということだ。
 (もう少し早く気付いておけば良かったものを)」

「これまでの高い支持率は所詮、見せかけの虚飾か上げ底に過ぎず、
 中身としては民主党政権と大差なく、ただ口だけが達者で
 アメリカ経済の回復と「悪い人手不足」で失業率が下がっただけの話だということだ」

「首相を批判した籠池は強制捜査、首相を庇って嘘をつき通した官僚は出世。
 これが安倍政権の恥ずべき本性であり、中共と同じく権力の意向によって
 行政ばかりか検察までもが歪められてしまうのである」

「北のミサイルと山尾不倫のお蔭で何とか「勝機」があると判断したのか、
 衆院解散に打って出るという「末期症状」を呈してきた」

「また、働き方改革の法案も放り投げて「逃亡」するのだから
 自らが徹底した嘘つきで信用できない人間であると証明した訳だ」

「安倍政権にとって政策は権力を握るための手段に過ぎず、
 国益よりも公益よりも議席と政権維持を優先しているのは明白だ」

「今の日本経済が甦るためにはアベノミクスとは全く逆の政策が必要で、
 保育利権や原発利権のような非効率を撃滅し、
 新規投資を増やし女性の就業を増やす政策に変えなければならない」

「「無償化」と称したただのバラ撒き「買票」政策などとんでもない話だ。
 安倍政権下での経済低迷と実質賃金低下を完全に終わらせる必要がある」

「また、日本会議会長は「右からパンチ」などと称して
 言論と論理で国民を説得できないことを自ら証明した」

「他人を説得できないから「パンチ」としか言えない訳で、
 矢張り一般には通用しない議論であることがよく分かる。
 本当に「公明党を切る」などしたら今の自民党には大打撃になるし、
 「近い将来」朝鮮半島が南北統一するなどと考えている点も傑作だ。
 (実現しなかったら是非、責任を取って組織を解散して欲しいものだ)」

「戦前のナショナリストは私財を投じて建艦費を献納したというのに、
 戦後は口だけで必要なカネを出さなくなった。情けない限りである」

「こうした異様な現象が複数生じるのも安倍政権の特徴であり、
 道理と論理ではなくドグマとイデオロギーが優先される
 中露と似た社会に日本が変質しかかっていることが分かる」

「そもそも日本は、戦前の歴史を見れば分かるように
 ナショナリズムが非常に強い社会で、凶暴な白色テロを何度も起こしてきた」

「政党が自ら大政翼賛会への合流を選ぶなどという
 民主主義としては自殺行為でしかない恥ずかしい史実も残っている」

「メディアに対する凶悪な攻撃性も戦前からだ。
 日本のため窮地に身を投げ出すのではなく、
 ドグマの争いで内ゲバを始めるという情けない結末で、
 言論テロの末に国策を誤って祖国を焼け野原にしたのである」

「「賞味期限切れ」で国民が仕方なく延命させている安倍がまた図に乗っている。
 世論調査では明らかに国民が慎重姿勢を見せている改憲について、
 安倍は「歴史的使命」と性懲りもなく放言しているのだ」

「口だけの安倍は言葉と逆の結果しか出せないから、
 安倍政権には「歴史的使命」などないこと、
 「声なき声にしっかりと耳を傾ける」ことなどする気がないこと、
 自らの歪んだドグマや利権勢力の声にばかり「しっかり耳を傾け」る結末になるのは必至だ」

「無気力な有権者や騙され易いB層有権者が自民に投票するとこうなるのであり、
 大臣をクビになった稲田や現憲法を「コピペ」などと侮辱した中曽根の言葉は、
 自民党の本性が傲慢不遜で「選挙が過ぎれば国民無視」であることを証明している」

「松本文明がとんでもない沖縄蔑視発言で大臣をクビになったが、
 この暴言でも議員に居座れるところがいかにも自民党らしい」

「というのは、自民党にとって「沖縄ヘイト・蔑視」は「第二の本性」に等しく、
 骨の髄から偏見と蔑視に凝り固まっているので自覚すらできないからである」

「「野党の戦術」ならまだ理解できよう。「沖縄の戦術」と表現するのは
 差別と偏見に凝り固まっているか、小学生以下の日本語能力しかないかのいずれかだ」

「沖縄問題は自称保守の汚れた本性が暴露される典型的な場であり
 愛国を騙って自己の倫理的な傷を隠したつもりが
 自らの独善と罵声によって却って薮蛇となる「言論的自滅」に他ならない」

「自民党は長らく、沖縄をカネで黙らせて安全保障の重い負担を押し付けてきた。
 沖縄の不満はこうした自民の「買収政策」によって蓄積されたものであり、
 沖縄からの不満表明が自民党の長年の金権政治の腐敗を抉り出しているのだ」

「だから自民党が沖縄蔑視や沖縄ヘイトを繰り返すのは何ら不思議なことではない。
 心理学で言う「自己防衛規制」「転嫁」であり、自分の方がどうみても悪人だから、
 相手が劣悪な資質を持っている、批判されて当然の存在と決めつけなければ
 不都合な真実に直面せざるを得なくなり、自己崩壊の危機に陥るためである」

「「強きに媚びて弱きをくじく」最低の権力志向が骨の髄まで染み付いていて、
 しかも米軍から実質的にコントロールされているのを当然視しているのと同時に、
 より弱い立場の沖縄を「政府に従って当然」と考えているのが露骨に分かる」

「産経新聞が沖縄米兵「美談」が取材もしなかった誤報だと謝罪し、
 ラジオパーソナリティの近藤氏も沖縄への偏見に基づく誤った発言を謝罪した。
 (基地反対運動に「中国や韓国の勢力が紛れ込み、内部から日本を分断」などと非常識な中傷をしていた)
 これは質の低い「自称保守」の百鬼夜行がターニングポイントに至った証左だろう」

「良識ある一般国民の顰蹙を買い、呆れさせてもいるのが
 日本青年会議所の「宇予くん」アカウントのみっともない騒動と内情流出であり、
 「エンゲル係数」を巡る安倍信者とおぼしき連中のさもしい「情報操作」である」

「安倍の支持層は安倍と酷似していて
 事実を無視し、自分に都合の良いことばかり持ち出して情報操作する傾向が強い。
 だからいまだにアベノミクスを賞賛し、「アベノミクスの成果」などと与太話を叫ぶのだ」

「内閣人事局で官僚を傀儡のように操った陰湿な独善政治が、
 佐川のような惨めな傀儡官僚を生み、前川元次官のような「抗命」を生んだ。
 (インパール作戦とそっくりであり、更に「被害者」が増えるのも間違いない)」

「安倍の第五列のような役割を自ら選び、情報操作によって
 前川元次官の醜聞を流し権力の走狗となる「傀儡メディア」も出現した」

「これで一国の首相なのだから、開いた口が塞がらない。
 自分のパトロンと党内の重要人物には阿諛追従して、
 有権者には睥睨、批判するメディアには攻撃という最低の二世議員である」

「安倍の最も大きな罪は今回の件ではなく、日本経済を衰退させたこと、
 ドグマに浸潤され幻惑された自称保守を跋扈させ日本社会を劣化させたことにある」

「安倍の問題は何より人格的に信頼できないことであり、
 いまだに支持しているのは世間知らずか利己主義が原因であると推定できる」

「最近注目されるのは、痛烈に佐川「適任」発言を批判した小泉元首相と、
 日本会議の生みの親である村上誠一郎氏の矢張り厳しい批判である」

「村上氏の発言要旨は、安倍政権が様々な問題の元凶であること、
 安倍政権には「正義」が欠けており、自らが生み出した問題を
 部下に責任転嫁して自分は全く責任を取っていないこと、
 このままでは「世の中が闇」「霞が関は解体」だというものだ」

「同友会は安倍政権の倫理的欠陥を鋭く批判しており、社会的責任を果たしたと言える。
 それに対し、つべこべ言い訳する麻生はさすがに勘違い議員らしい所業だ。
 自分が首相の時にどれほど日本経済を悪化させたか、完全に忘却したらしい」

「文春報道で、佐川がこれまで大嘘をついていた背後に
 安倍が「もっと強気で行け」と命令したメモの存在が明らかになった。
 これは「もっとどんどん国民を騙せ」と一国の首相が指示したものであり、
 これだけでも即刻クビ、もっと言えば懲罰か議員資格剥奪に値する」

「国民には嘘を並べ、佐川には陰で中共のような独善的な指示を出していた。
 これが安倍の本性であり、明らかに「首相にすべきでない」人物であることが分かる。
 略称「PM」の実態は、安倍においては「貧しい精神(Povety of mind)」に他ならない」

「陰で国民を愚弄した裏工作をしておきながら、
 国会ではぬけぬけと秋葉原での「辞めろ」コールを「選挙妨害」と中傷した」

「村上誠一郎氏が以前に厳しく指摘した点は、いずれも完璧に的中したと言える。
 「すべて安倍首相の心の友や後継者にしようとした人たち(が問題を起こした)」
 「ところが、問題が起きると「財務省が悪い」「防衛省が悪い」「文科省が悪い」となる」
 「身から出たサビの問題に対して、最高責任者が責任をとらないのが最大の問題」
 安倍や安倍に騙されるようなB層有権者は治療不可能な水準だからどうしようもないが、
 安倍やその取り巻き、或いは第五列によって既に日本社会には深々と傷がついている」

「次元の低い、利益誘導ばかりの安倍政権の体質は韓国政治と酷似しており、
 客観的に見れば明らかなクローニーキャピタリスム(縁故資本主義)だ」

「しかし、経済成長率は過去最低レヴェル(民主党政権にすら劣る)、
 1人当たりGDPも労働生産性も主要先進国中で最低水準という低能な安倍政権が
 ここまで延命できたという事実は、更に深刻な問題を突きつけるものだ」

「それは安倍政権のもたらした「日本国民の劣化」である。
 内閣府の調査では「国民全体の利益よりも個人の利益を大切にすべき」と回答する者が
 過去最高になった。しかもこの回答の比率は安倍政権下で上昇しているので、
 安倍がもたらした害毒とする以外に考えようがないではないか」

「その証拠に、加計と同じく獣医部新設を望んでいた京都産業大学は、
 首相側近の腰巾着から露骨に妨害されて諦めざるを得なかったし、
 財界からは(財界の望む)政策が進まないという不平が漏れている。
 (決して公益の観点からではないという事実に驚愕を禁じ得ない)」

「また、最低なのは言いたい放題の安倍信奉者で、
 安倍を弁護する偏見言説を垂れ流したお蔭で
 加計学園の客員教授の職をゲットした人間が2人もいる。
 (普通、こういう醜悪な行動を「猟官運動」と呼ぶのである)
 このままではベジーの斉藤のような日本社会を蝕む連中が更に増殖してくるであろう」

「何か奇妙な現象が起きていると感じたのは2013年のことだった。
 安倍の経済政策など、使い古しと利益誘導ばかりで
 何一つ新しいものがないばかりか中長期的なリスク極大化でしかないのに、
 (それは低成長と実質賃金低下、消費減少といった厳然たる事実が証明しつつある)
 安倍を支持する勢力の強硬な姿勢やファナティシズムに驚いたのだ」

「当ウェブログは純粋に政治経済的な側面から判断しているので
 こうした奇妙な現象が何故起きているのか、分からなかった」

「しかし最近、興味深い事実に気付いたのだ!
 心理学が非常に的確にこの歪みを説明できるのである。
 所謂「自己防衛機制」が安倍支持者の行動と様々な点で一致している。
 「否認」… 現実を認めない
 「歪曲」… 自己に都合良く認識を歪める
 「投影」… 自らの感情や欲望を外に映し出し、被害妄想を形成する
 「躁的防衛」… 自己の非を認めず、過度に攻撃的になる
 これらは全て病理と言えるもので、
 安倍支持者のおかしな言動はほぼ全てこれらで説明できる。
 一般人から議員まで、見事な程にこれらの説明が適合するのである」

「当ウェブログは所謂リベラルの欺瞞性を厳しく批判してきたが、
 安倍支持者の独善とファナティシズムはリベラルよりも害が大きいと判断するに至った」

「民主党政権時にすら劣る成長率、実質賃金、消費。明白な劣等生である安倍は、
 口だけ外交と対米従属の安全保障、それに国民の富を収奪し株主に与える利益誘導策。
 生兵法の有害な経済政策により、近い将来の経済危機の元凶となるのも確実である」

「また自民党内から愚劣で程度が低く、国民の税金で養われていながら
 言いたい放題と頭の悪い炎上発言で無駄な騒動を起こす「国辱議員」が出た」

「例えば下村博文は「日本のメディアは日本国家をつぶすために存在しているのか」と
 まさに反社会的な発言を平然と行っている。(真に日本を潰すのは安倍政権である)」

「自民党は選挙に負けない限り反省は「ゼロ」で常に口だけだから、
 叩き潰さない限り反省しない(自浄力は永遠に働かない)という
 自民党の「第二の本性」を完全に忘れているのだ」

「これは「レミングの鼠」であり、安倍とともに日本社会が衰亡へと向かう前兆だ。
 当ウェブログはドグマを排しリアリズムに立脚するから、悲しい結論を出さざるを得ない。
 戦前の情動的ファナティシズムの亡霊が甦り、この日本に甚大な打撃を与えようとしている」

「幼い頃から戦争の惨禍を深く悲しみ心痛されてきた今上陛下は、
 在位中最後となるであろう終戦の日のお言葉で、「深い反省」と4年連続で述べられた」

「この意味するところは明白で、安倍を筆頭とする自称保守政治家が
 今上陛下のお心に反して「反省」の欠ける態度と言動を見せるからだ。
 だから第二次安倍政権が成立してから毎年、同じ言葉が繰り返されるのだ」

「慈父のように説き聞かせても聞く耳を持たない無礼で傲慢な二世議員は
 近現代史に無知で愚昧なイデオロギーに隷属しているだけでなく、
 同類のイデオローグ議員や煽動評論家を増やして日本の国際的評価を損ない、
 戦前のような独善的・教条的体質を強化して日本社会を劣化させている」

「今上陛下がなぜ沖縄戦の惨禍を強調させるのか、
 なぜ遠い海外のかつての戦地にまで赴かれるのか、
 なぜ非戦闘員・一般市民(靖国には祀られない)に思いを致されているのか。
 自称保守議員はそうした点を全く思考も洞察もできない輩である」

「昭和天皇も今上陛下も靖国に参拝されていない明白な事実を無視し、
 (これは姑息な安倍のような「中国への配慮」などでは断じてない)
 日本の伝統に真っ向から反する国家神道の残滓を擁護する行為は、
 歴史への無知というだけでなく昭和天皇と今上陛下への「叛逆」に等しく、
 天皇を傀儡化しようとしたかつての高慢な軍部に限りなく近いものだ」

「最近分かってきたこととしては「安倍一強」ではないということだ。
 安倍が大噓つきで口だけであり、自分の碌でもない手柄を針小棒大に豪語すること、
 散々に言い逃れと無責任と陰険な人事を行い、官邸に媚び諂う腐敗構造を生んだこと、
 これらは議論の余地のない明白な「事実」なので国民もよく理解している。
 (カルトのように安倍信奉を続けるのは御用メディアと一部B層だけだ)」

「本気で経済成長や改革を望んでいるなら噓つきで自画自賛ばかりの安倍など選ぶ訳がない。
 経済成長も真の改革も求めていないからこそ安倍を延命させて問題を先送りするのだ」

「日本が貧しくなり先進国で最悪水準の低成長なのに選挙で安倍を叩き潰さないのは、
 腐った利益誘導に喜んでいる利権層や、目先の低失業率で安楽を享受出来る中下層が
 安倍の腐敗政策によって必ずもたらされる日本衰退や経済危機から目を背け、
 刹那的な安逸に固執して盲目になっているからである」

「真の保守なら社会正義や公正を理解し意見の異なる者とも議論ができる。
 自称保守は戦前と同レヴェルかそれ以下なので、中傷と報復と脅しが得意技、
 だから戦前のように良識派が「疾しい沈黙」だと自称保守が図に乗って跳梁跋扈する」

「「引き際」を間違えた安倍は、自ら墓穴を掘り始めている。
 石破氏にまさかの苦戦で面子を潰され(これが実力だから当然)、
 官僚を自殺させた第一の責任者である麻生を留任させる始末」

「三選が決まったら普通は祝勝ムードなのだが世論に歓迎ムードは皆無、
 しかも直後に沖縄知事選で往復ビンタを喰らったような大敗を喫し、
 遂に安倍の程度の低さと噓付き体質を有権者も知悉するようになったものと見える」

「おまけに共産党の小池書記局長からは痛恨の一撃を受けており、
 安倍の「真摯」は「右から左に聞き流す」という意味で、
 「丁寧に説明」は「何度も同じ説明を繰り返す」なのだと指摘されている」

「既に小泉元首相にも、日本会議を生んだ村上誠一郎議員にも断罪され、
 ただ「選挙で勝てる」という内輪のさもしい理由で延命できた安倍だから、
 「選挙で負ける安倍」など役立たずの口だけ二世でしかない」

「戦前の歴史に通じている者は、ナショナリズムに狂った原理主義者が
 いかに危険であるか、いかに国益を破壊するか、知悉している筈だ」

「靖国神社の宮司が天皇陛下を批判するという大問題が露見して
 クビにされるという象徴的な事件があったが、これこそ
 日本の右巻き「原理主義者」の顕著な特徴であり、危険性の証明である」

「226事件で叛乱を起こし無礼にも天皇を上から目線で批判した将校、
 終戦直前の宮城のクーデターで昭和天皇に叛いた陸軍部隊、
 今回の叛逆宮司と主張も精神構造も酷似している」

「つまり彼らにとって天皇陛下は「傀儡」であり、
 自らの信条やドグマに沿わない存在なら平気で背き、
 陛下よりも自分達の方が正しいと信じ行動する独善の塊なのである」

「自民党の会合で川上和久という人物が非常に興味深い発言を行ったようだ。
 改憲派は「反対派を敵と位置付け、名指しで批判するなどネガティブキャンペーンが必要」で、
 何故なら「野党(と一部マスコミ)による激しい『反』安倍キャンペーン」が生じるからだとか」

「川上の過去の著作を見てみると「情報操作」の分析や
 「反日プロパガンダ」を批判するものが出ているから、
 著作から判断する限り自ら改憲のための「情報操作」を自民党に教え、
 「改憲プロパガンダ」を流すよう促したという顛末なのだろうか。
 (ぜひ当人もしくはそのシンパの見解を伺ってみたいものだ)」

「実は川上発言から非常に懐かしい響きを感じていたのだが、
 「敵」を名指しで攻撃するという手法は前世紀において多用されていたためだ」

「例えば戦前に蓑田胸喜という戦前の思想家がいて、「蓑田狂気」とも呼ばれていた。
 その呼称から容易に推測できるようにファナティックな言論で知られており、
 天皇機関説問題を大変な政治的騒動に「拡大」させた立役者の一人がこの蓑田だ。
 人々に尊敬されていた美濃部達吉博士を「学匪」という異様な言葉で批判したことで知られる」

「良識ある国民は彼らの意図と策動を見抜いて監視しなければならない。
 戦前の史実から言えば、左派より右派の原理主義の方が日本にとって遥かに害が大きい」

「終戦の直前に陸軍内部で叛乱が起きたのは有名な話だが、
 戦前から日本社会においては愛国や憂国を叫ぶ者の方が
 結果的には皇室や天皇陛下に脅威を与え日本社会に甚大な害を与えてきた」

「令和という元号も尊大な安倍によって完全に「汚染」されており、
 安倍は「おことば」に散々文句を付けて修正させ、
 即位された天皇陛下には「ドアまで送ってくれた」などと偉そうに吹聴し、
 パレードで自民党本部の前を通らせるなどGHQ並みの無礼さである。
 (皇室への敬意が全くない点で、GHQよりも悪質であるとも言える)」

「真の保守ならこうした反日・反社会的な自称保守議員に鉄槌を下し、
 徹底的に批判する筈なのだが、どうやら日本の自称保守はしっかり「保身」に堕したようだ。。
 そろそろ覚醒して官邸に巣食う獅子身中の虫を駆逐しなければならないのではないのか!」

「大方の予想通り、スラップ訴訟紛いの反訴を行った山口敬之は敗訴、
 勇気ある伊藤詩織さんが勝訴となったのは至極当然のことであるが、
 (前者に対しては敬称を付ける必然性がないので敢えて省略)
 これ迄に被害者である伊藤詩織さんに中傷・罵詈雑言を繰り返した
 杉田・長尾・はすみ等の醜悪さが一層浮き彫りになった。
 『Hanada』も司法リスクが高いと考えるべきだろう」

「BBCでその醜態が放映されてしまい、日本における
 人権意識の低過ぎる連中の存在が世界に知られてしまい
 「日本の恥」とも言うべき状況になっているが、
 それらの中傷・罵詈雑言に励んだのが何故か悉く安倍支持者である」

「BBCで事実を報道されているのだから、
 安倍やその周辺の得意技「メディア偏向」も通用しない。
 「偏向」しているのが安倍とその周辺であることが立証された訳だ」

「ところが倫理性に欠けた安倍は「世界の真ん中で日本が輝いた年」と放言して
 相変わらずの嘘と欺瞞と厚顔無恥で塗り固めた本性を露呈した」

「確かに日本が輝いた側面はあったが、それに泥を塗ったのが安倍とその周辺であり
 真の愛国者なら激怒して安倍をクビにするのが至当ではないだろうか」

「何しろ、安倍政権の麻生は「退位なんてワガママだ」と上皇を誹っているし、
 日本会議は公然と「退位反対」を唱え、その代弁者である衛藤は
 上皇陛下の文章にあれこれ注文をつけ文面を変えさせたという「実績」がある」

「安倍の周辺は人権意識も劣悪であるが、そもそも良識が欠けている。
 皇室への増長も目に余るから、日本人としては絶対に許せない、
 日本に恥をかかせ日本社会に有害であると断言できよう」

「カジノの件が小物一人で終わりそうな状況に胡散臭い裏事情があると勘付いた者は多かろうが、
 保身主義者を定年延長で丸め込む、いかにも安倍らしい「私物化」「利益供与」だった訳だ」

「残念なことに、この国の自称保守と自称保守政党は
 骨の髄から「保身」に染まり切っている事実を自ら立証したと言える」

「真の保守やナショナリストならこの国辱的な安倍を痛罵し
 即時辞職させ国政から引退させるのが理の当然である」

「自称保守は大まかに分けると中共に似た原理主義勢力、
 権力が何よりも大好きな保身主義者(自民党内や官邸で増殖中)、
 カネが大好きな拝金主義者(自民党の政策で儲けるのが好き)の三通りだが、
 一番目とそれ以外との間に亀裂が入りつつあるのだ」

「官邸の主が、党内で史上まれに見る噓つきと認定されているだけでなく、
 (直近でも、例の件で有名になったニューオータニとの巨額の随意契約の隠蔽が発覚した)
 その嘘つきの周囲にもとんでもない輩が雲霞のようにたかってきている」

「まず「失言製造機」なのに相変わらず尊大さは不治の病である麻生、
 そして劣化二世に媚び諂うヒラメ議員とヒラメ官僚たち」

「今回は、国民には自粛要請を行っておきながら
 百田や有本といった面々と「意見交換」「大切な機会」と称して
 会食していたという始末だ。日本社会や日本経済が衰退するのは当然の末路であろう!」

「当ウェブログは安倍を「腐敗」とはっきり指摘してきたが、
 これは誹謗中傷では全くなく、議論の余地のない明白な事実である。
 安倍の数々の「実績」を見れば、まともな日本人なら誰でも分かることだ」

「安倍政権がのさばる限り、日本の「民度」の悪化は間違いない」とした
当ウェブログの予言も、愚かな安倍自身やその取り巻きが自ら実証しているのだ。

▽ 保守の原理主義者は現憲法への憎悪を隠し、国民を油断させる欺瞞性で安倍と酷似

『徹底検証 神社本庁: その起源から内紛、保守運動まで』(藤生明,筑摩書房)


「独善的なナショナリズムが強まるのは高度成長期にはなかった現象であり、明白な亡国の兆し」
とした当ウェブログの警告は、完璧に的中してしまったと言える。。

「戦前の日本において驚愕すべきことは、
 いかに右派・極右のテロや暴力性が冷酷で残虐であったかということ、
 そして太平洋戦争で無数の日本人が悲惨な死を遂げる原因をつくった彼らは
 殆どが何一つ責任を取らなかったという史実である」

「……現代でもその構図が変わっていないことに気付き、
 改めて歪んだイデオロギーに汚染された輩の有害性を思い知らされた」

「日本社会が、そして日本国民がコロナ禍で苦しんでいる時に、
 その苦しみをもたらした元凶である自民党は
 緊急事態条項を加える改憲案を出してくるという始末」

「果てしなく国民軽視で傲慢不遜な本性がまたも露呈された訳で、
 全く自浄力のない自称保守は相変わらずこの日本を深々と蝕んでいるのだ。
 彼らに担がれた安倍がコロナ対策で失敗を繰り返すのも当たり前である」

「現下のコロナ問題が拡大し深刻化した「犯人」は誰が見ても安倍である。
 真の愛国ならば、真の国士ならば、国益・公益を盛大に損なった安倍を
 国政の場から追放して二度と国民に害を与えられないようにするのが至当である。
 それすら出来ないなら、安倍と同様の嘘つきで無責任、日本にとって有害な存在でしかない」

当ウェブログの懸念通り「無気力なB層有権者と安倍が結託して日本を劣化」させたのだ!

 ↓ 参考

コロナ禍に便乗して改憲と権限集中を図る、「亡国」の自称保守勢力 - 反省ゼロで無能な安倍を支持
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/443284020d78e45b381a0ae5d5033a43

川上和久「改憲派は名指し批判しネガティブキャンペーンを」- 平成の蓑田狂気が出現、或はナチスの模倣か
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e327cff4f11d3d537998e2e1b9f95208

「陛下のご意向でも従わない」「雅子妃は神道が嫌い」- 反皇室・反天皇の靖国関係者、遂に本音を暴露
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6310157f73ac34258b0bf9ae66a5757c

「国民全体より個人の利益が大切」が過去最高、安倍政権の害毒が明確に - 安倍信者は猟官言説で教授に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d06f0f0f35e127d63ec7f35d2bc7331b

日本は「好ましい資金源」と米国側が言明していた、沖縄ヘイト政党・自民の怯懦 - ポチ政権にポチ政党
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e90f9dc76cb40a69d3d3b9fd629cc906

▽ 日本会議を支える神社本庁は「新しい宗教」、日本の伝統ですらないというのが史実

『神社崩壊』(島田裕巳,新潮社)


天皇陛下、「深い反省の上に立ち」不戦の決意を表明 全国戦没者追悼式(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200815/k00/00m/040/076000c.html
”75回目の終戦記念日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。戦没者遺族ら参列予定者は約530人。日中戦争と第二次世界大戦で犠牲になった約310万人を悼んだ。天皇陛下は、式典でのおことばで新型コロナウイルスの感染拡大を「新たな苦難」と表現したうえで、「皆が手を共に携えて困難な状況を乗り越え、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願う」と述べられた。
 正午からの1分間の黙とうの後、天皇陛下がおことばを読み上げた。先の大戦に関連して、「深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い」と不戦の決意を表明。昨年に続き、「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ」との表現で平和を祈念した。
〔中略〕
 追悼される戦没者は、37年に始まった日中戦争と、その後の第二次世界大戦で犠牲になった軍人と軍属など合わせて約230万人と、民間人約80万人。【村田拓也】”

陛下から、上皇さまと同じ真摯なお言葉が述べられて
本当に良かったが、問題は安倍とその腰巾着である。
明らかに陛下のお言葉に背いているのだ!


首相式辞から「歴史」消える 今年も加害責任は言及せず(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASN8H6D7PN8HULFA00B.html
”安倍晋三首相は15日、政府主催の全国戦没者追悼式に参列し、式辞を述べた。今年の式辞では、昨年まで繰り返し用いてきた「歴史」という文言が消えた。一方で、首相が外交・安全保障戦略を語る時に使う「積極的平和主義」が初めて盛り込まれた。アジアの近隣諸国への加害責任には今年も言及せず、戦後75年の節目のメッセージは「安倍色」が強くにじんだ。
〔中略〕
 また、近隣諸国への加害責任については8年連続で触れなかった。1993年に細川護熙氏がアジア諸国への「哀悼の意」を表明し、94年には村山富市氏が「深い反省」を加えた。その後の自民党の首相も踏襲し、安倍首相も第1次政権時の07年には使っていたが、第2次政権では一貫して式辞で言及していない
 積極的平和主義は13年秋、首相が集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更に意欲を示し、国家安全保障戦略(NSS)を議論した有識者会議の中で浮上した用語だ。
〔中略〕
 ある省庁の幹部は「(21年9月の自民党総裁の)任期満了まで約1年で、政治信条を表現したかったのではないか」とみる。
 立憲民主党の枝野幸男代表は終戦の日に合わせ、「安倍・自公政権は戦後のわが国が育んできた立憲主義、平和主義を脅かす動きを強めており、こうした動きは断じて容認できません」などとする談話を出した。共産党の小池晃書記局長も「軍拡競争の悪循環を生み、北東アジアの緊張をさらに激化させるのは明らか」と政権を批判した。(菅原普)”

劣化二世の安倍は日本経済を衰退させたばかりではなく、
日本社会に腐敗した精神と反倫理を広めようとしている。
このような叛逆者・反社が首相などとんでもない、即刻クビにすべきだ。
同時に、野党の批判も手緩過ぎる!


衛藤担当相 靖国参拝「中韓からいわれることではない」 記者に反論(産経新聞)
https://www.sankei.com/politics/news/200815/plt2008150020-n1.html
”衛藤晟一領土問題担当相は終戦の日の15日、東京・九段北の靖国神社を参拝した。閣僚の参拝は4年ぶりで、記者団の一部から「中韓からの反発が予想されるが」と質問されると、衛藤氏は「われわれの国の行事として慰霊を申し上げた。中国や韓国からいわれることではないはずだ。そういう質問のほうが異常だ。こういうことを七十何年間続けてもしようがないのではないか」と述べた。”

安倍の取り巻きである衛藤は靖国の本質を理解していない。
中韓の言い分など問題ではないのであり、
政治利用と隠蔽・差別構造が真の問題なのだ。


「日本兵の方が恐ろしかった」=教育の重要性強調―語り部の89歳大城さん・沖縄(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062300727&g=soc
”太平洋戦争末期、激戦地となった沖縄県糸満市。住民の多くは「ガマ」と呼ばれる洞窟内に逃げ込んだが、追い込まれた日本兵が住民を追い出し、殺害することもあった。語り部を続ける大城藤六さん(89)は「米兵より日本兵の方が恐ろしかった」と振り返り、戦争の真実を伝える教育の重要性を強調する。
 1945年5月、「鉄の暴風」と呼ばれた米軍の砲撃が激しさを増す中、同市真栄平に住んでいた大城さんは親族27人や同じ集落の住民とともに大洞窟「アバタガマ」に避難していた。しかし、撤退してくる友軍を迎えるためとして、日本兵からガマを出るよう求められた。軍刀をガチャガチャと鳴らし、威圧的に迫る将校が怖かった。
〔中略〕
 その後防空壕(ごう)に逃げたものの6月22日、目前に米軍の戦車が迫った。一族の最年長だった伯父は、持っていた手りゅう弾による自決を提案。戦時中の教育で、投降すれば殺されると皆が信じていたからだった。反対した大城さんは、男3人で防空壕を脱出し、排水溝に身を潜めた。
 大城さんは同24日、投降した。先導してくれたのは米国で暮らした経験を持つ集落の男性医師。「出てこい」と呼び掛ける米軍が決して残虐ではないことを説明し、捕虜となるよう勧めた。実際、投降後米兵は丁寧に接してくれた。一方で防空壕に残った10人ほどの親族は投降に応じず、投げ入れられた発煙弾の煙を吸い込み妹4人が亡くなった。”

靖国参拝者が無視し、隠蔽しようとする史実は以上の通りだ。
しかもこれは、例外的事例では全くない。


「震える少女」沖縄戦証言に圧力 見知らぬ男性、女性宅押しかけ非難(琉球新報)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1144981.html
”沖縄戦の記録映像で映し出される「震える少女」として本紙に名乗り出た浦崎末子さん(82)の自宅を男性が訪ね、証言をとがめるような言葉を投げ掛けていたことが25日、関係者への取材でわかった。浦崎さんはこの一件以来、外部との接触を控えるようになったという。座間味村での「集団自決」(強制集団死)の証言者らにも同様の接触があったことも判明。沖縄戦の継承が課題になる中、証言を封殺する動きに識者は「証言者の萎縮、戦争の教訓継承の妨げになりかねない」と警鐘を鳴らしている。
 浦崎さんの親族によると、浦崎さんの自宅に男性が現れたのは昨年8月ごろ。ドアを開けて応対した浦崎さんに「あなたが浦崎末子さんか」と尋ね、いきなり「どういうつもりか」と詰め寄った。
 本紙は昨年6月23日付朝刊で、米軍撮影の記録映像に登場する「震える少女」として浦崎さんが名乗り出たと報道。男性と面識がなかったことから浦崎さんは「新聞に出たことをとがめられた」と感じた。周囲に「恐ろしかった」と話し、以降、来客を断ったり外出を控えるようになったという。
〔中略〕
 沖縄戦の証言を封じ込めるような動きは過去にもあった。座間味村での「集団自決」(強制集団死)について、母親の手記をまとめた沖縄女性史研究家の宮城晴美さん(70)は、電話や手紙による嫌がらせを受け、自宅にも押し掛けられた。
 宮城さんの著作は、作家大江健三郎さんの「沖縄ノート」(岩波書店)での「集団自決」(強制集団死)の記述を巡り、元戦隊長らが2005年に訴訟提起した「大江・岩波裁判」で、「戦隊長の命令がなかった」とする原告側の主張に沿うものとして取り上げられた。
〔中略〕
 こうした動きに反発したとみられる元戦隊長の支持者が、06年6月から7月にかけて宮城さんの職場に「(宮城さんを)すぐに辞めさせろ」と電話を掛け、元戦隊長への謝罪を要求する手紙を送付した。
 14年8月には、元戦隊長の死去を受け、女性ジャーナリストらが宮城さんの自宅を訪れた。「メッセージ」と称して元戦隊長が泣く映像を見せ、同行した男性が「また(本を)出したら許さん」と詰め寄ったという。
ジャーナリストは本紙取材に、訪問の趣旨を「取材」とし、「映像を見せたことに深い意味はなく、成り行きだった。脅しなどありえない」とした。宮城さんは「何が何でも黙らせたいという意図を感じた」と証言した。
 高校日本史教科書の沖縄戦に関する検定意見撤回を求める県民大会が開かれた07年9月には、座間味村での「集団自決」(強制集団死)の生存者の自宅に黒ずくめの男性2人組が訪れ、「(集団自決の)現場にいたのか」と迫った。
〔中略〕
 「脅して黙らせようとした。許せなかったが、相手を刺激しないよう公表を控えた」と当時の心境を明かした。 (安里洋輔)”

自称保守の欺瞞と粗暴性、沖縄への差別意識は明白である。
後世の日本人のため、こうした反社会的な自称保守の実名を記録に残すべきだ。


「靖国の遺児」90歳 時代にほんろう「戦争もう嫌だ」(熊本日日新聞)
https://kumanichi.com/news/1557387/
”満州事変に続く日中戦争、太平洋戦争では5万8千人余の県出身の軍人軍属が戦死し、数多くの遺児が残された。戦時中は「名誉の戦死」をたたえて戦意高揚を図るため、戦後は慰霊のために、靖国神社への遺児集団参拝が国家的事業として行われた。
〔中略〕
 熊本県水俣市の東島吉治さん(90)は小学5年だった1941年3月、日中戦争で戦死した父清さんとの“対面”を果たすため靖国神社を参拝した。当時の作文が、軍人援護会熊本県支部が発行した文集「社頭の感激」に残っている。
 東島さんが参加した県の訪問団は小学5、6年の143人。水俣からは6人が選抜された。東島さんは水俣駅での壮行式のため、授業後に10日間にもわたってあいさつの練習をさせられたことを昨日のことのように思い出す。
〔中略〕
 「名誉の戦死」を遂げた兵士の遺児を「誉れの子」とたたえ、靖国神社に集団参拝させる「社頭の対面」は1939~44年に行われていた。
 「『誉れの子』と戦争」(斉藤利彦著、中央公論新社)によると、社頭の対面は遺児に対する「援護」とともに、国民全体の戦意高揚を図るプロパガンダとして企図されたという。

 41年3月、水俣市の東島吉治さん(90)と同じ訪問団に参加した宇土市の川畑隆司さん(90)は「靖国の遺児」と呼ばれていたことを記憶する。
 日中戦争で戦死した父辰記さんは当時の網田村で最初の戦死者とされ、ほかの4人と一緒に村葬が執り行われた。遺骨の入っていない骨箱を持って網田駅から自宅に戻るまでの数百メートルは出迎えの人で埋まり、手を合わせて拝まれたという。
 ただ、父を失った生活は厳しく、母は鉄道の仕事や海藻採りで糊口[ここう]をしのいだ。「男親がいればと思ったことは数知れない。友達から靖国の遺児と呼ばれるのが悔しかった」と振り返る。
 生活苦は東島さんも同様だった。5人きょうだいの2番目。若くして寡婦となった母カキさんは魚の行商で家計を支えたが、生活は苦しかった。東島さんは旧制鎮西中に進学したが学費免除はなく、「父が戦死したのに月謝も払わなんとか」と憤ったという。

〔中略〕
 苦労を重ねた母は96年に90歳で亡くなった。男並みに働き、父親代わりもする、自分にとって「鬼に金棒」の存在だった。東島さんは「おふくろのおかげで、後ろ指をさされたことは一度もない」と、母を思い涙した。
 自宅居間には、軍服姿の清さんの遺影が掲げてある。東島さんはそれを何度も見やり「戦争はもう嫌だ。戦争だけはしちゃならん」と繰り返した。(福井一基)”

このように、靖国が普通の宗教施設ではないことは史実に照らし明白である。
歴史の浅い「反伝統」の神社で、国家から保護され政治に利用された施設なのだ。


「僕の戦争は75年前の夏に始まった」 母と妹は毒で… 壮絶な引き揚げの記憶(産経新聞)
https://www.sankei.com/west/news/200816/wst2008160004-n1.html
”「75年前の8月、僕の戦争は始まった」。こう話すのは京都市伏見区の元京都市職員、村上敏明さん(85)。第二次世界大戦前、一家で満州に移住し、現在の吉林省四平市で終戦を迎えた。日本への引き揚げのさなか、衰弱した1歳の妹と母親に泣く泣く毒を盛った壮絶な過去を持つ。戦後75年がたち語り手が減るなか、戦争の風化を危惧し、「悲惨な体験を若い世代に伝え、警鐘を鳴らす務めがある」と話す。 (井上裕貴)

父はシベリアに抑留された
 村上さんは昭和9年、京都府亀岡市に生まれた。「満州に行けば給料が倍になる」と一家は13年に中国・大連にわたり、その後、満州に移住、父親は現地の物流会社に勤めた。
 16年に開戦しても、戦争を実感することはなかった。近隣都市が空襲を受けても、四平は平穏だったという。
〔中略〕
 ところが、20年8月9日、ソ連軍が満州に侵攻すると働き盛りの男性は徴兵され、当時10歳だった村上さんもソ連軍の空襲に備え、北の空を監視する任務に就いた。すぐに終戦を迎えたが、徴兵された父親はシベリアに抑留された。
〔中略〕
 7月になると、残留日本人の引き揚げが始まり、村上さんも母親と7歳と4歳の弟、1歳の妹と帰還しようとしていた。だが、旅に耐えられない子供やお年寄りは「足手まとい」になるとして、殺すことになっていた。衰弱していた妹も例外ではなかった
 出発の数日前、5、6人の男が自宅を訪れた。水薬を渡され、言われるがまま母親に抱かれた妹にスプーンで飲ませると、妹はほどなくして息を引き取った。
〔中略〕
 葫蘆島に着く頃には、母親は妹を亡くしたショックで弱り入院した。ある日、医者からいつもと違う白い粉薬を渡され、母親に飲ませると、すぐに意識を失い動かなくなった。
 死因は「結核性肋膜炎」とされたが、大人になってから医者から渡された薬が致死性の毒薬・青酸カリだったことを知った。
「当時は何も分からなかった。医者に食ってかかることができていれば…」と悔やむ。
〔中略〕
 自責の念からか、喜怒哀楽を表に出すことができなくなっていた。壮絶な体験を誰にも語らず、中学校卒業後は京都市職員として働いた。
 重い口を開いたのは退職後の約10年前。戦争を知らない世代に自らの悲惨な経験を語り継ぎ、二度と同じ道を歩ませてはならないと感じたからだ。「世の中を知り、自分で考えるのが将来の暮らしにつながる。過去の教訓を黙って消し去るわけにはいかない」と決意を語る。〔以下略〕”

靖国は一般国民を慰霊しない、根本的に差別を内包した施設だ。
後になってからこっそりと犠牲者全てを悼む社をこっそり建てたが、
その姑息な糊塗策こそ強固な欺瞞性と根深い差別主義の証左である。


戦場の住民たち・沖縄戦75年:少年1000人はゲリラにされた 沖縄戦“護郷隊” 「軍は国民を利用する」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200621/k00/00m/040/204000c.html
”「志願じゃなくて命令だよ。でも軍隊に行くのが本望だったから。僕も喜んだ」。沖縄県東村の仲泊栄吉(なかどまりえいきち)さん(91)は振り返る。1945年3月、16歳だった仲泊さんが送り込まれたのは「護郷隊(ごきょうたい)」と呼ばれるゲリラ部隊だった。山中に潜み、侵攻する米軍をかく乱する役割を担った。「逃げてもいいよ」。集まった少年たちに部隊長はそう述べ、さらに続けた。「逃げてもこれだから」。部隊長が首を切る仕草をしたのを仲泊さんは再現してみせた。
 防衛省や県の資料によると、沖縄戦における米軍の総兵力は推計で54万8000人(うち上陸部隊は18万3000人)。対する日本軍は10万2000人。このうち約4分の1に当たる2万5000人は、圧倒的な戦力差を補うために防衛隊や学徒隊として集められた地元の住民たちだった。
 沖縄戦に詳しい沖縄県名護市教育委員会の川満彰(かわみつ・あきら)さん(60)によると、護郷隊は44年10月~45年3月、15~18歳の約1000人が集められて発足した。指揮したのは秘密戦や謀略などの特殊任務を担う要員を養成した陸軍中野学校の出身者。川満さんは「旧陸軍第32軍(沖縄守備軍)が壊滅すれば米国は沖縄を足場に本土攻撃してくると大本営は予想した。護郷隊によって米軍を後方からかく乱する作戦だった」と指摘する。「軍国教育の下では少年たちに選択肢はなく、事実上の強制だったと言える」
 仲泊さんらは沖縄本島北部の恩納岳の山中に潜み、10キロの爆薬を米軍の戦車が止まっている場所に仕掛ける作戦に当たった。直前に別れの杯が交わされ、自爆用の手投げ弾を持たされた。「殺されるより自分でやる(自爆する)のが名誉でした」。だが、作戦は米軍の戦車が動き出したために失敗に終わった。
 仲泊さんは負傷兵を担架で運び、亡くなれば次々に穴に埋める役目も担った。そうした中、歩けなくなった少年兵が軍医に射殺されるのを目撃した。

〔中略〕
 沖縄県糸満市の平和祈念公園にある「全学徒隊の碑」。沖縄にあった師範学校、中等学校などの生徒が戦場に動員された歴史を伝え、県史よりも多い1984人の犠牲者の名が刻まれている。一方、義英さんのように護郷隊として犠牲になった少年兵約160人の存在は広く知られておらず、その実態は川満さんや報道機関による近年の調査でようやく明らかになりつつある。
 「根こそぎ動員」。多くの証言を聞き取ってきた川満さんは強調する。「赤ちゃんからお年寄りまで、44年当初には約五十数万の住民がいた沖縄で、日本軍は地上戦を展開し、住民を戦略に当てはめた。戦争になれば軍隊は国を守るため、国民を利用するのです」”

米軍と殆ど同じように沖縄住民を殺戮した陸軍中野学校出身者の所業は
最近になってから漸く暴露されるようになった。これも靖国に通じる差別主義の一端だ。
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