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三井物産・丸紅・ドコモなど民間企業が続々と太陽光発電に参入 - 再生可能エネルギーの時代へ

2011-07-08 | いとすぎの見るこの社会-地球環境を考える
小泉元首相の予言通りになりつつある。

電力既得権とのしがらみの少ない民間企業が
再生可能エネルギー分野への投資を増やしている。

三井物産による東北の被災地へのメガソーラー建設計画が明らかになり、
丸紅はマンションへのソーラーパネル装備を進めている。

注目すべきはドコモで、基地局に太陽電池もしくは風力発電機を備え
外部へ電力を売却できるようにするとのことだ。

矢張り民間企業の方が変化が早い。
いまだに認識を改めない経団連と一部官庁、
原子力ムラだけが後に取り残されるだろう。

高コストと情報隠蔽を常套手段としてきた電力既得権が
いよいよ音を立てて崩壊してきた。

あとは、冬に備えてガスと木質バイオマスのコージェネを
早く推進した方が良い。今から急げば計画停電が不要になる。


▽ グリッド・パリティの時代がいずれ来る

『低炭素経済への道』(岩波書店)


被災地にメガソーラー建設…3万世帯分の電力(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110706-OYT1T00591.htm

”大手商社の三井物産が、東日本大震災の被災地である宮城、岩手、福島県などに
 大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する方針を固めたことが6日、わか
 った。
 被災地の電力不足を解消して復興への足がかりを提供するとともに、雇用の場を
 提供する狙いがあり、早ければ今年度中にも着工する方向だ。被災地域で初のメ
 ガソーラー計画で、既に候補地の自治体や、電力の売り先である東北電力と協議
 を進めている。

 三井物産は、複数地点にメガソーラーを建設する計画だ。発電能力は計約10万
 キロ・ワット規模とする方向で、被災地の約3万世帯の電力を賄えるという。
 間を通じて風が強い地点には、風力発電装置も併設することも検討している。


 → 太陽電池は家庭や工場の自家発電で用いるのがベストなので
   (電気代を節減でき、送電ロスも少ない)
   私はメガソーラーに賛成しない立場だが、
   1年を通して発電できる風力の併設は良い案だ。

   個人的には風車のメーカーを知りたい。
   多分、NIKKOかWINPROあたりだろう。


太陽光発電で15%減「節電マンション」販売へ(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110522-OYT1T00311.htm

”丸紅が、太陽光発電装置を備えた「節電マンション」の本格販売に乗り出すこと
 が21日分かった。
 東京電力管内での電力不足が長期化する事態に備え、政府が掲げる15%の節電
 目標にも対応する。
 第1弾は東京・世田谷区の8階建てマンション(延べ床面積約5400平方メー
 トル、61世帯)で、近く販売を始め、入居は来年4月からとなる。
 太陽光発電装置は10キロ・ワットの電力供給力を持つ。エレベーター、ロビー
 など共用部分の照明、空調などの消費電力の15%程度をまかなう。

 屋内照明で野菜を栽培できる施設も備え、カーシェアリング用の電気自動車も1
 台常備する。今後は蓄電池も設置し、計画停電などの際にも自動ドアやエレベー
 ターが止まらないマンションの建設も検討する。


 → 数値を見る限り太陽パネルの面積が少ないと推測される。
   蓄電池だけでなくガスコージェネを設置して
   電気代と光熱費を引き下げた方が賢いだろう。


ドコモ、発電事業参入へ 基地局で太陽光や風力(朝日新聞)
http://www.asahi.com/business/update/0707/TKY201107070741.html

”携帯電話国内最大手のNTTドコモは電力事業に参入する方針を明らかにした。
 携帯電話と電波を交信する基地局の鉄塔周辺に、来年度から太陽光パネルや風力
 発電設備の設置を開始。数年内に基地局で余った電力を外部に売る方向で具体化
 を急いでいる。
 山田隆持社長が7日、朝日新聞の取材に明らかにした。山田社長は「環境にやさ
 しい基地局をつくる。電力が余れば売電してもいい」と述べた。電力事業をめぐ
 っては、ソフトバンクが各地の知事らと連携して太陽光発電を始める計画を既に
 打ち出しており、ネットワーク事業者である通信会社による参入表明が続いてい
 る。
 ドコモの基地局は国内に約9万局ある。東日本大震災をきっかけに太陽光発電設
 備などを整備した「グリーン基地局」の開発に着手。まず2012年度に全国約
 10カ所を整備し、13~15年に電力の需給調整をITで最適化するスマート
 グリッド(次世代送電網)の構築を目指す。
 天候などによる発電量の変動に応じて電力会社の電力も使うが、余った発電分は
 バッテリーにため、ピーク時や停電時の電源にするほか、使い切れない電力を売
 る計画だ。”

ソーラーパネルだけに固執せず、
風力発電もケースバイケースで柔軟に用いる点が評価できる。
遠からず小水力発電やガスコージェネも選択肢に入って来るだろう。

▽ 風力発電は再生可能エネルギーの中で採算性に優れる

『エコ・ウオーズ 低炭素社会への挑戦』(朝日新聞特別取材班)

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2 Comments

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Unknown (hiki)
2011-07-09 19:07:19
 電気をとるために自然を痛めるのが自然エネルギー。

返信する
人間はいるだけで自然を痛めつける。 (いとすぎ)
2011-07-11 00:16:08
全く違います。
人間の存在自体がそもそも自然に有害。

また、あなたは資源価格の長期上昇トレンドを
全く分かっていない。

10年後に自分の愚かさを自覚することになる。

返信する

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