昭和シェル石油が先週、驚きの決算を発表して逆行高になったが、
更に驚くべきアナウンスも行っていることが分かった。
新型パネルによって生産コストが劇的に低下すること、
現在優遇されている固定価格買取制度が不要になる可能性があること、
(ということは、20円/kWhを大きく下回る自信がある訳だ!!)
中国製のパネルよりも価格が安くなる可能性があること。
この宣言の持つ意味は余りにも明らかだ。
利権に固執する原子力発電が事実上とどめを刺され、太陽光発電の爆発的普及が始まる。
あらゆる場所に薄型軽量の太陽電池が載って自家発電を行うのが常識となるだろう。
新しく建設される建物では、蓄電池・ガスコージェネとの併用設置が急激に増える。
昭和シェル新井社長の発言要旨を纏めると、以下のようになる。
○2017年までに太陽光パネルの生産コストは半減する
○現在、軽量・低コストの新型パネルを開発している
○補助金なしでも太陽光発電が普及できるようになる
○価格競争力でも中国製パネルに対抗できるようになる
2017年まであと僅か四年しかない。
相当自信がないとこのような話はできない筈である。
これから数年は、エネルギー分野において激動の時期となりそうだ。
↓ 着々と拡大する太陽光発電
東京都環境局、「屋根貸し」太陽光発電の仲介事業開始へ - 屋根をレンタルするだけで売電収入に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/4d900e06cd14ec263a5165672c80e327
太陽光発電コストが急低下、買い取り額も順当に低下 - 出力低下リスクの高いメガソーラー優遇を止めよ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/83067b134d4efa3c5329456dbe0f292f
▽ 完璧に予想通りに太陽光発電のコストが低下している
昭和シェル、新中期計画 卸電力事業を100万キロワットに倍増(sankeibiz.jp)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130219/bsc1302190801008-p1.htm
最初は「太陽光発電で100万kW規模の発電」と思ったが違っていた。
しかし後半の太陽光発電に関する内容は本当に衝撃的で、
原子力利権・電力利権勢力の蒼ざめる顔が見えるようだ。
面白い試みとしてはバイオマス発電事業に関心を示しているところ。
地方のガススタンドは車への給油で稼げなくなっても新しい活路がある。
灯油やLPGより低コストな木質バイオマスの集積拠点となったり、
ガソリン・軽油に対し価格競争力を高めつつあるバイオディーゼルの供給拠点の可能性も出てきた。
地域経済にとっては実に結構なことだ。
昭和シェル子会社は既に50kW規模の小型太陽光発電所をパッケージ販売している。
低コストの自社製パネルを市場投入する頃には、
発電事業者として飛躍的に成長することも充分可能であろう。
▽ 太陽光発電では、実はパネル製造よりも管理・運営の方が収益性に優る
太陽追尾型の発電装置、3割安く 原マシナリーが製品開発へ(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO51495770X00C13A2L91000/
他にはこちらの報道も興味深い。
原子力分野よりもイノベーションが早いのは明らかである。
太陽追尾型だと格段に発電量が向上すると聞いている。
新しい追尾装置の開発も効果的な発電効率向上の手段である。
更に驚くべきアナウンスも行っていることが分かった。
新型パネルによって生産コストが劇的に低下すること、
現在優遇されている固定価格買取制度が不要になる可能性があること、
(ということは、20円/kWhを大きく下回る自信がある訳だ!!)
中国製のパネルよりも価格が安くなる可能性があること。
この宣言の持つ意味は余りにも明らかだ。
利権に固執する原子力発電が事実上とどめを刺され、太陽光発電の爆発的普及が始まる。
あらゆる場所に薄型軽量の太陽電池が載って自家発電を行うのが常識となるだろう。
新しく建設される建物では、蓄電池・ガスコージェネとの併用設置が急激に増える。
昭和シェル新井社長の発言要旨を纏めると、以下のようになる。
○2017年までに太陽光パネルの生産コストは半減する
○現在、軽量・低コストの新型パネルを開発している
○補助金なしでも太陽光発電が普及できるようになる
○価格競争力でも中国製パネルに対抗できるようになる
2017年まであと僅か四年しかない。
相当自信がないとこのような話はできない筈である。
これから数年は、エネルギー分野において激動の時期となりそうだ。
↓ 着々と拡大する太陽光発電
東京都環境局、「屋根貸し」太陽光発電の仲介事業開始へ - 屋根をレンタルするだけで売電収入に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/4d900e06cd14ec263a5165672c80e327
太陽光発電コストが急低下、買い取り額も順当に低下 - 出力低下リスクの高いメガソーラー優遇を止めよ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/83067b134d4efa3c5329456dbe0f292f
▽ 完璧に予想通りに太陽光発電のコストが低下している
『低炭素経済への道』(岩波書店) | |
昭和シェル、新中期計画 卸電力事業を100万キロワットに倍増(sankeibiz.jp)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130219/bsc1302190801008-p1.htm
”昭和シェル石油は18日に発表した新たな中期5カ年経営計画(2013~17年度)で、卸電力事業の発電規模を現状の約50万キロワットから、原発1基分に相当する100万キロワットに拡大する方針を明らかにした。
〔中略〕
都内で会見した新井純社長は、発電所の建設候補地として、11年9月に閉鎖した川崎製油所(川崎市川崎区)の跡地などを想定していると説明。これまで手がけてきた石油や天然ガスなどの火力電源に加え、「(木材など自然由来の)バイオマスを生かした再生可能エネルギーも検討する」と述べた。
一方、赤字が続いていた太陽光パネル事業について新井社長は、昨年7月に始まった固定価格買い取り制度を追い風に「昨年末から需要の山が動き出した」と指摘。13年12月期の下期には営業黒字転換できるとの見通しを示した。
さらに太陽光パネルの生産コストについて新井社長は、宮崎県内の主力工場の効率化などにより、17年度までに「半減できる」との見通しを示し、「補助制度なしでも市場の拡大が見込めると」との考えを述べた。
また、現在開発中の太陽電池パネルの新製品が市場投入できれば、軽量化などで新規需要が開拓できるほか、生産コストがさらに引き下がることで、「ライバルの中国メーカーなどよりも価格競争力でも上回ることが可能」と強調。
太陽電池ビジネスでのグローバル展開を加速していく計画を示した。”
最初は「太陽光発電で100万kW規模の発電」と思ったが違っていた。
しかし後半の太陽光発電に関する内容は本当に衝撃的で、
原子力利権・電力利権勢力の蒼ざめる顔が見えるようだ。
面白い試みとしてはバイオマス発電事業に関心を示しているところ。
地方のガススタンドは車への給油で稼げなくなっても新しい活路がある。
灯油やLPGより低コストな木質バイオマスの集積拠点となったり、
ガソリン・軽油に対し価格競争力を高めつつあるバイオディーゼルの供給拠点の可能性も出てきた。
地域経済にとっては実に結構なことだ。
昭和シェル子会社は既に50kW規模の小型太陽光発電所をパッケージ販売している。
低コストの自社製パネルを市場投入する頃には、
発電事業者として飛躍的に成長することも充分可能であろう。
▽ 太陽光発電では、実はパネル製造よりも管理・運営の方が収益性に優る
『国民のためのエネルギー原論』(植田和弘/梶山恵司,日本経済新聞出版社) | |
太陽追尾型の発電装置、3割安く 原マシナリーが製品開発へ(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO51495770X00C13A2L91000/
”機械製造中堅の原マシナリー(愛知県岡崎市)は従来機より3割超安い太陽追尾型の発電装置を開発する。追尾型は太陽の位置に合わせ動かす仕組み。出力が小さくコストが安いモーターの採用などで実現する。再生可能エネルギー全量買い取り制で太陽光発電の買い取り価格の低下が想定されるなか、低コスト投資で発電効率を高めたいという需要を取り込む。
発電装置では制御機器のコストを減らす。〔以下略〕”
他にはこちらの報道も興味深い。
原子力分野よりもイノベーションが早いのは明らかである。
太陽追尾型だと格段に発電量が向上すると聞いている。
新しい追尾装置の開発も効果的な発電効率向上の手段である。