鎌倉時代末期の五輪塔(国重文)です 撮影日;2013.09.18
本堂手前の西側の林の中に建っています
古くから『神皇正統記』の著者として知られる北畠親房の墓と伝えられてきました
一辺3.95mの基壇の上に建つ、高さ190cmもある五輪塔です
大正5年に五輪塔内部から、ていねいにつくられた木製五輪塔が発見されました
さらにこの木製五輪塔の下2輪(地輪・水輪)の内部がくり抜かれ、水晶製五輪塔が納入されていました
また、塔下からは納骨壺が見つかり、なかに水飴状の液体と少量の骨片のあることが確認されたそうです
埋葬者を確定することはできなかったようです
(北畠親房墓は西吉野の賀名生に有ります)
左手にも五輪塔が有ります
南北朝時代の物で、風・空輪を欠失し、小五輪塔の水輪を載せています
高さ115cm
★所在地;宇陀市室生78
★交通;近鉄室生口大野駅より バスで室生寺終点下車 徒歩5分
★駐車場;有ります(有料)
★入山料;大人600円
★問合せ;