観て、理解して、言葉にする
たったそれだけのことだけれど
「私がきちんと理解している」
ということを認められたら
それだけで嬉しくなる
大事な友達が
ひどく傷付いた声で電話してきた
落ち込んでいるのでなく
人に傷付けられて苦しんでいて
私がどうしたら良いか
分かる限りのことを言った
大事な人の苦しみを
自分と切り離したまま共感することが
私はできるようになったと気付かされた
大事な人のことだから
それがよく分かった
きっとそのうちあの子は
ケロっと元気になるけれど
あんなに傷付いて
悲しい声をするのを
初めて聞いた
大事な友達が
ひどく傷付いた声で電話してきた
落ち込んでいるのでなく
人に傷付けられて苦しんでいて
私がどうしたら良いか
分かる限りのことを言った
大事な人の苦しみを
自分と切り離したまま共感することが
私はできるようになったと気付かされた
大事な人のことだから
それがよく分かった
きっとそのうちあの子は
ケロっと元気になるけれど
あんなに傷付いて
悲しい声をするのを
初めて聞いた
私の欲しいものを
私の周りの人たちが容易く手に入れているように見えて
その上「どうしても欲しいわけじゃない」という言葉に
上手に笑えなくなる時がある
私はそれが必要で、どうしても欲しいのに
要らないなんて言わないでよ
分かってる、彼らは何ひとつ間違っていない
彼らの立場で、素直な思いを、事実を口にしているだけ
私とは関係のないことなのに
それを切り分けて考えられないくらいに
私には余裕がないんだと思う
ひとりでいると涙ばかり出る
人前にいても
気が緩んだら泣いてしまいそうだから
ひとりの時間ばかりを作っている
固執しすぎているんだろうか
それとも
手に入らないのは私がいけないんだろうか
私の頑張りが足りないか
私に人間的な問題があるんだろうか
そんなことばかりを考えて
そんなはずない、私のせいじゃない、と
心の中で声にならない声がする
本当に？
なんだか自信がないな
急に思い立って
電話してくるから
嬉しくてついつい
何時間も話してしまう
私たちは話すことがなくならないのに
そばにいる関係じゃない
居心地が良いのは
離れているからなんだろうか
彼への愛情が
こんなにもあって
それなのに引き合わない現実
親友なのに
そばにいたいと願ってしまうのは
私が弱っているからだろうか
電話を切りたくないのは
話したいことがたくさんあるから