いろいろお世話になりました。
今日で金融機関の融資担当の方が退職されます。
勤続年数37年だったそうです。
お疲れ様です。
私よりも4歳も下なのですが しばらく年上だと思っていました。
白髪なうえに いつも書類を鼻に近づけて見ていらっしゃったし 歯に色がついていたからです。
よく考えたら そんなわけがないですよね。
ある日 私のガラケイをみて目を細めて喜んでいらっしゃいました。
金庫内でガラケイは、その方だけだったからです。
同志!だと思ったのかもしれない。
いろんなお話を伺った中から垣間見えたのは・・
家庭内でも職場でも 実直で誠実で平凡に年を重ねてきたようです。
たぶん 競争も好まなかったのでしょう(肩書がなかったから)
あまり 面白い性格とはいえないが夫にするならいいタイプかなって思う。
どんな方とも 今日でお別れというのは寂しさを感じます。
「まだ お若いからこれからあらたな仕事をみつけて働いてください」
苦笑いなさりながらおっしゃった言葉は、
「妻には、しばらく一汁一菜でいいのでと頭を下げたんですよ」
なんて 奥ゆかしい方かしらって目をみはる。
短い間 ありがとうございました。
お体気を付けて頑張ってください。
なんだか ジィーーンときてしまった。
木製パレット屋のつぶやき