フィギュアスケートの国別対抗で、日本は、昨日の2位から転落して3位でした。
想像通り!!
最強男子でやっと2位に押し上げても、女子がねぇ、真央さんは居ないし、宮原さん一人じゃ心もとないし・・・・
予想した通り、村上選手はダメでした。
宮原選手はノーミスを披露出来て、流石は努力家とコーチに言わしめるだけの事はあって、修羅場でも実力発揮、フリー演技では、ロシア勢に続いて3位獲得したのだから、立派なものです。
動きは洗練されていて文句ないし、もうちょっとジャンプ力が有ればねぇ!!惜しいなぁって感じでした。
トゥクタミシェワは3Aとトリプルトリプルは決めたけど、疲れたのか、ジャンプが一つすっこ抜けたし、フリー演技で3Aを二つも決めて、更に柔軟性溢れる柔らかいビールマンスピンと美しい演技が出来た浅田真央さんの凄さが、改めて分かりました。
ジャンプ力の有る選手は、大抵体が固くて動きは美しくないのが当たり前に成っているから、大技だけ決められても、涙は出ません。
ゴールド然り、トゥクタミシェワ然り、あのキムヨナもです。
ビールマンスピンがこの3人も村上も、綺麗に背中が反らないので、顔が真ん中に入らず、足先を掴んでいる腕の所で止まっています。
羽生結弦選手は、男なのに柔軟性が有って、綺麗な演技が出来ます。
その上で、4回転も余裕で決めてしまう力が有り、その後に海老反りイナバウワーなんかまで出来てしまうので、会場の黄色い声援も凄いし、TVで見ていてさえ、思わず鼻にキーンと来て、涙が出てしまうのです。
ジャンプを飛ばなくても飽きない演技が出来るのは、何と言っても高橋大輔さんでしょう!!
あのステップの凄さ!!マンボ、とか、踊る力が凄過ぎる!
世界一の氷上のダンサーだと思います。あの演技は又見てみたいと思います。
と書いていますが、別に彼のファンではありません。
凄いものは凄いので、見たい!と思うのです。
ファンでない人の注意を引きつけるのが、本物の実力者であると思います。
私は、ヤグーディンとプルシェンコのファンです。
2,002年頃の男子フィギュアスケートの実力は、凄かったです、4回転3回転2回転の連続ジャンプを軽々と飛ぶ上に、エンターテイメント性も高かった!
あまりに凄過ぎて、ヤグーディンは膝を壊してしまいました。
プルシェンコさんが、腰の手術も上手く行って、又、現役復帰するそうですから、これは又楽しみです。
真央さんの演技は、タラソワ振り付けの物が凄いと思います。
極限までのテクニックと芸術性を突き詰めたプログラムは、技術的にも体力的にも、殆ど不可能なのに、それに挑戦する姿は、鬼気迫るものが有り、思わず涙が溢れてしまいます。
ラフマニノフの鐘で、初めて芸術家に成った、と思いました。
それまでの、ただ可愛くてジャンプがばんばん飛べるだけの彼女には興味は有りませんでした。
そして、ソチで8トリプルを完成させた演技は、後世に残ると思います。
真央さんの、極限にまで飽く事無く挑む姿が尊いのです。
ですから、エキシビジョンで只楽しく滑っている彼女の演技は、興味が持てません。
ここら辺が、ファンではない証です。ははは!
私は芸術家ですから、「芸を究めること」が、どれ程大変かを身を以て知っているので、自分が好きな人かどうかではなく、その人の「上を目指して突き進む姿を見る」のが好きなのです。
一生懸命何かを目指して、必死に努力したりもがいたりする事が、人を感動させるし、努力する人の価値を高めると思います。