崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「さくら、さくら・・・」

2008年04月01日 06時18分32秒 | エッセイ
 「さくら、さくら・・・」の話が全国を全覆している。去年マンションの敷地にある桜の木に絡まった蔓の根を切ってあげたので格別その桜の満開を楽しみにしているがまだ2,3分しか咲いていない。明るい桜の満開のニュースの中に桜の木が切られた「殺桜」(?)のニュースもある。戦後韓国で桜の木を濫伐したり、松に植え替えた所も多かったことを思い出す。戦後韓国で桜を守る人たちが桜の原産は済州島だという説を利用して、韓国のものだから保護しようということで残している所もある。花は国家のものではない。しかし自然記念物などで指定しているものも多い。それは管理権のようなものである。花見をする文化は素晴らしい。しかし日本帝国は国語教科書で「さくら、さくら・・・」を教え、4月3日神武天皇記念日に朝鮮でも桜の記念植樹をした。篤志家によって「全州吉野山」も生まれたのだ。「帝国と桜」を執筆中であるので情報を教えて頂きたい。